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春夏秋冬、風に吹かれて無常の世を漂い、旅する愛しき日々

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立佞武多のチームは4位 優勝はヴァイ-ヴァイ モシダージ・アレグリは2位 サンパウロのサンバカーニバル審査結果

季節祭事・記念日

■サンバ、立佞武多のチーム4位

ブラジルの最大都市サンパウロで13日夜から15日朝まで行われたカーニバルのパレードの採点結果が17日発表され、青森県五所川原市立佞武多の人形灯籠が参加したサンバチーム「アギア・ジ・オウロ」は14組中4位だった。

 採点は、山車や衣装、打楽器隊の演奏などの項目ごとに行われた。

 ことしが日本とブラジルの外交関係樹立120周年に当たることから、同チームは「ブラジルと日本」をテーマに14日未明にパレード。東日本大震災からの復興を願って制作された五所川原市立佞武多「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」も加わった

 

■ブラジル南東部サンパウロ(Sao Paulo)のアニェンビ・サンボドロム(Anhembi Sambadrome)で開かれているカーニバルは2日目の14日、サンバチームのパレードを行い、各チームが趣向を凝らした衣装でダンスを披露した。

日ブラジル外交関係樹立120周年にあたる2015年、ブラジルのサンパウロで行われるサンバカーニバルに、青森県ねぶた祭りでお馴染みの、ねぶたが出場する。

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カーニバルで披露されるのは、青森県五所川原市が所有する14mの「たちねぷた」。「起ちあがれ東北! ありがとうBRASIL! サンパウロたちねぷたプロジェクト2015」実行委員会によって実施される。

この「たちねぷた」は、震災後に復興の祈りをこめて製作されたという「復興祈願 鹿嶋大明神と地震鯰(なまず)」。東日本大震災後の義援金や重機を使ったがれきの撤去、様々な物資の寄贈など、ブラジルからの支援に対する感謝の気持ちが込められているとのこと。

実行委員会によると、約160万人の日系人が暮らすブラジルで日本の本物の祭りを披露することで、日伯の文化交流に寄与するとともに、2016年のリオデジャネイロオリンピックパラリンピック、及び、2020年東京オリンピックパラリンピック開催に向けて、サンパウロ市、ならびに五所川原市を中心とした東北全域への観光客誘致や経済の活性化に貢献することを目的としているという。

ねぶたが参加するのは、サンパウロサンバカーニバルで1部リーグに所属するアギア・ジ・オウロの行進。同団体は、2015年のサンバカーニバルで「日ブラジル外交関係樹立120周年」をテーマに選んでおり、行進のパートのひとつとしてねぶたが登場する予定だという。

また、アギア・ジ・オウロのカーニバルパートには、当プロジェクトの実行委員であり、発起人でもあるファッションデザイナーコシノジュンコ氏、五所川原市平山誠敏市長、日本人や日系人のダンサーが参加する予定。参加者は、コシノジュンコ氏がデザインした法被を衣装として着用するという。

【起ちあがれ東北! ありがとうBRASIL! サンパウロたちねぷたプロジェクト2015 概要】

主催:起ちあがれ東北! ありがとうBRASIL! サンパウロたちねぷたプロジェクト2015実行委員会(JUNKO KOSHINO株式会社、特定非営利活動法人国際交流促進協議会ほか)
 後援(予定):外務省、国土交通省観光庁国際交流基金青森県五所川原市、ブラジル政府文化庁サンパウロ市、駐日ブラジル大使館、一般社団法人在日ブラジル商業会議所、特定非営利活動法人在日ブラジル人を支援する会
 協賛:株式会社 商船三井、鈴与 株式会社、ターキッシュ エアラインズ、味の素 株式会社、ブラデスコ銀行、株式会社 アオイ、株式会社 三修社、JUNKO KOSHINO株式会社、株式会社 ブレイン、ほか
実施期間:2015年2月13日(金)~2月18日(水)
 実施場所:ブラジル、サンパウロ市、Sambódromo do Anhembi (サンボードロモ・ド・アニェンビー)
 公式ホームページ:http://tatinepta-project.jp

■2月13日午後11時、サンパウロ市北部アニェンビーのサンバ会場サンボードロモでカーニバルが開幕し、直接に会場で見た3万余の観客と、グローボTVの世界生中継を通して数百万人が魅了された。

初日には14のスペシャルチームの半分が行進した。「日伯外交樹立120周年」を今年のテーマとして定めた「アギア・デ(ジ)・オウロ」も14日午前5時前から行進し、中身の濃いパレードを展開した。

パレードの「親善大使」役、元サッカー日本代表監督ジーコ氏(61)は「アギアは貴方の助けを得て優勝ですね?」と記者の問いかけに、「そう願うよ」と気合充分の笑顔を見せた。

在伯青森県人会長、玉城道子さんも「いよいよね。カーニバルは観に来たことさえなかったのにね。あのおっきな山車に乗っておっこちないかしらね」と怖さ半分ながらも、興奮を隠せない様子。

ねぷたの製作者、福士裕朗さん(33、五所川原市)は「寝ないでつくった甲斐があった。サンバは採点競技。パレードの時の注意事項もばっちりだよ」と勢い込んで語ったが、時おり、少し眠そうな表情を見せた。

チームのシンボルである巨大な黄金の鷲(アギア)をかたどった山車とともに、青森県五所川原市立佞武多の山車も登場。デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、玉城青森県人会長、平山誠五所川原市長、三潟春樹五所川原市議会議長、IPK代表の小林ヴィットル氏、宇都隆史政務官、福嶌教輝在聖総領事らが乗り込んだ。

震災復興の願いを込めて作られた立佞武多は高さ15メートル、鹿島大明神地震を引き起こす巨大鯰を退治している姿に観客も息を呑んだ。巨大な提灯のような構造で内部から発光し、存在感を放った。

打楽器隊の前では日本から招聘され2カ月以上当地で練習に務めてきた小口未来さん(33、神奈川)がマドリンニャとして、ライーニャ(ハイーニャ、女王)のシンチア・サントスさん(31)の脇を固めた。

“トリ”を務めたジーコ氏は浅草寺らしき山車に乗り、その前には親善大使妃役の井上ナターリアゆかりさん(28、三世)が華麗な踊りを披露した。

小口さんは「観客の皆さんからのエネルギーが凄かった。それを受けて自分のエネルギーにできた。プレッシャー、責任感はあったが、『私はアギアの人に見込まれてここにいる』と自信をもってやった。ここまでこられたのも、大勢の人の助けがあったからこそ。感謝している」と語った。

サンパウロ市カーニバルは14日深夜と15日深夜にスペシャルグループ全14組が行進。演奏、楽曲、衣装、ダンスなどの項目を審査され、17日の午後4時に優勝チームが発表される。20日の夜には上位6位までのチームが行進する”チャンピオンパレード”が行われる。

本番を早朝に終えたばかりの(2月)14日午後、「耳にサンバのリズムがこだましている」という福嶌教輝在聖総領事の言葉で、同公邸での「ねぷたプロジェクト記念レセプション」が始まった。

パレードに参加した外務大臣政務官の宇都隆史参議院議員(40、鹿児島)、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、立佞武多の参加を実現させた青森県五所川原市平山誠敏市長ら約100人が出席した。

宇都政務官も「まだ気分が高揚している。祭りは終わっていないよう」と笑顔を見せ、「外交120周年を彩る祭典となった。両国の関係がより強固なるよう、日本とブラジル日系社会が肩を組み合って盛り上げたい」と振り返った。

立佞武多参加の発案者であるコシノ氏も「オリジナルを発信することが一番大事。日本の独特な感性、違いを示せた。天候にも恵まれ歴史に残る奇跡的な出来事になった」と満足げに語った。制作者の福士裕朗さんも疲れた表情を浮かべながら、「地元にも明るい話題を届けられた」と安堵していた。

2千万円を超える予算を組み、立佞武多の”参戦”を決断した五所川原の平山市長は「世界の祭りに参加しスケールの大きさを感じた。地元をアピールできる貴重な機会となった。ぜひ次は8月の立佞武多祭りへ」と呼び掛けた。

夜には文協で日系5団体主催の宇都政務官歓迎会が行なわれた。木多喜八郎文協会長は「ブラジルにとって何よりも重要なカーニバルで、日伯友好をテーマにパレードし、120周年を祝う本気度が感じられた」と語った。

乾杯後には「アギア(・ジ・オウロ)」の一団が駆けつけ、会場がサンバの熱狂に包まれた。シジネイ・カリウオウロ会長は「ねぷたを通して日本文化や日系社会との繋がりをアピールできた。政務官の参加もこれ以上ない喜びだった。今後も日伯の関係は自然と広がっていくはず」と、期待を寄せた。

サンパウロのアニェンビ・サンボドロムで開かれているカーニバル審査結果
優勝はヴァイ-ヴァイ 立佞武多のチームは4位


2015年のサンパウロ市のカルナヴァウのサンバパレード、優勝を飾ったのはブラジルの国民的人気を博した大歌手、故エリス・ヘジーナにオマージュを捧げて行進を行ったヴァイ-ヴァイだった。2月17日づけでTVグローボ、「G1」、「エスタダォン」などが伝えた。

優勝したヴァイ-ヴァイの総合得点は269,9ポイント。現在3連覇中のモシダージ・アレグリは269,6ポイントと僅差で次点となり、優勝に手が届かなかった。

この行進にコミサォン・フレンチ(行進の先頭の案内役)として参加していたエリス・ヘジーナの娘であり歌手でもあるマリア・ヒタは、ツイッターでヴァイ-ヴァイの優勝を祝した。

「想いを言葉にするのはとても難しいです。彼女(エリス)がこの世を去ってから30年以上がたつのに、未だにみなさんに、このチームに、こうして想ってもらえるのだから」(マリア・ヒタ)

実はマリア・ヒタとヴァイ-ヴァイとの関係は今回が初めてではなく、2011年にマドリーニャ・ダ・バテリアを務めたという。

エリス・ヘジーナの生涯を振り返ったヴァイ-ヴァイの行進では、1960年代にエリスと共に「オ・フィーノ・ダ・ボッサ」という音楽番組の司会を務めた歌手ジャイール・ホドリゲスに捧げられた山車も登場した。この山車にも乗って行進したジャイールの子どもたち、息子のジャイールオリヴェイラと娘のルシアーナ・メロは、共にファイスブックで優勝への賛辞を贈った。

「ヴァイ!(ゴー!)」(ジャイールオリヴェイラ

「この栄光に値する仕事を果たしたみなさん、おめでとうございます。家族を代表してみなさんの親切と私の父に捧げてくださった想いに感謝します」(ルシアーナ・メロ)

ヴァイ-ヴァイの役員メンバーで、元インテルプリチ(カルナヴァウ行進の歌手)にして代表も務めたトビアス・ダ・ヴァイ-ヴァイは、自身のコミュニティを信じていたと語った。

「エリス・ヘジーナも今彼女がいる場所で幸せに思ってくれているでしょう」(トビアス・ダ・ヴァイ-ヴァイ)

またトビアス氏は、4連覇を狙っていたモシダージ・アレグリと接戦で競い合う結果となったことを「これぞカルナヴァウ」と喜んだ。

ハイーニャ・ダ・バテリアを務めたカミーラ・シウヴァは、エリス・ヘジーナに捧げたエンヘード(行進のテーマ)に関して語った。

「エリスの時代のことを私は知りませんが、でも彼女の歌は今も生きています。彼女はエリス・ヘジーナという名の神話です」(カミーラ・シウヴァ)

その他、下位ではマンシャ・ヴェルジは267,9ポイント、トン・マイオールは267,7だった。


■優勝はヴァイ-ヴァイ 2015年、サンパウロサンバカーニバルでヴァイ-ヴァイが優勝

立佞武多のチームは4位
2015年、サンパウロサンバカーニバルでヴァイ-ヴァイが優勝した。1978年にグルーポ・エスペシアウに入ってからの初優勝を果たして以来、15回目の優勝となった。現地メディア(「G1」2月17日づけ)が伝えている。

ビアス・ダ・・ヴァイヴァイ名誉代表は、「今年は2015年。15のつく年に15回目の優勝を果たしたのは偶然じゃないよ」と勝利を喜んだ。

2位から3位はモシダージ・アレグリ、ホーザス・ジ・オウロ、アギア・ジ・オウロ。この3組は、そっくりそのまま2014年の1位~3位だった団体だ。5位は昨年と同じくドラゴンイス・ダ・ヘアウ。

13位のマンシャ・ヴェルジと14位のトン・マイオールは2016年はグルーポ・ジ・アセッソに降格となる。代わりにウニードス・ド・ペルーシェとペロラ・ネグラがグルーポ・ジ・アセッソからエスペシアウに昇格する。

グルーポ・エスペシアウの順位は以下。

1:ヴァイ-ヴァイ          269.9ポイント
2:モシダージ・アレグリ       269.6ポイント
3:ホーザス・ジ・オウロ       269.4ポイント
4:アギア・ジ・オウロ      269.3ポイント(立佞武多のチーム)
5:ドラゴンイス・ダ・ヘアウ     269.3ポイント
6:アカデミコス・ド・トゥクルヴィ  269.2ポイント
7:ネネ・ダ・ヴィラ・マチウジ 269.2ポイント
8:インペリオ・ダ・カーザ・ヴェルジ 269.1ポイント
9:ガヴィオンイス・ダ・フィエウ 269.0ポイント
10:ウニードス・ダ・ヴィラ・マリア 268.9ポイント
11:シス・ノヴィ・パウリスターナ 268.7ポイント
12:アカデミコス・ド・タトゥアペ 268.0ポイント
13:マンシャ・ヴェルジ 267.9ポイント
14:トン・マイオール 267.7ポイント