風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

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明日3月6日は啓蟄。「冬籠りの虫が這い出る」様に春も土の中から顔を出すでしょう

明日3月6日は啓蟄。「冬籠りの虫が這い出る」様に春も土の中から顔を出すことでしょう。

もうすぐ春~ですね♪~。

 

啓蟄(けいちつ)の「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」という意を示します。春の季語でもあります。

啓蟄は現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日ですが、天文学ではその瞬間としています。

平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。

啓蟄二十四節気の一つ。太陽暦の3月5日または6日 に始り,春分 (3月 20日または 21日) の前日までの約 15日間ですが,現行暦ではこの期間の第1日目をいいます。

啓蟄は春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことでです。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があります。

 

啓蟄はもともとは、陰暦(太陰太陽暦)で用いられていた二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ。陰暦では、毎年の日数が違い、暦と季節がずれていたため、これを調整するために工夫されたものが二十四節気です。

太陽が真東から昇り真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる「春分」を起点(黄経0度)として、太陽が1年間に動く黄道上の動きを15度ごとに24等分し、季節を示す基準とした。二十四節気では、全体を春夏秋冬の四つの季節に区分し、さらにそれを三つの月に分けている。

一つの月には、二つの等分を割り当て、前半の等分を「節気」、後半の等分を「中気」とし、それぞれの等分点を太陽が通過するときの時候を表わす名称を「正月節立春」「正月中雨水(うすい)」「二月節啓蟄」「二月中春分」「三月節清明(せいめい)」「三月中穀雨(こくう)」などとした。

このうち、黄経345度、陰暦の2月前半を表す「二月節啓蟄」が、表題の「啓蟄」の由来。現在の太陽暦の3月6日ごろに当たる。

2015年の啓蟄は3月6日です。

 太陽黄径345度
雨水から数えて15日目頃。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の春分前日までである。
前後の節気
雨水 → 啓蟄春分

季節
大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されている。

柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。

驚蟄
啓蟄のことを日本以外の漢字文化圏では驚蟄(惊蛰、拼音: jīngzhé)と書く。また日本でもそう書く場合がある。

これは、漢王朝6代皇帝である景帝の諱が「啓」(現代北方音: qǐ)であり、避諱して意味が似ている「驚」の字で代用したことに由来する。同時に、孟春正月の驚蟄と、仲春二月節の「雨水」との順番を入れ換えた。

同様に、「穀雨」と「清明」の順次も入れ換えた。
漢初以前 立春啓蟄 ⇒ 雨水 ⇒ 春分穀雨清明
漢景帝代 立春 ⇒ 雨水 ⇒ 驚蟄 ⇒ 春分清明穀雨

唐代に入ると、啓の字を避ける必要がなくなったことから「啓蟄」に戻された。それと同時に、順次も孟春正月中に変えられている。しかし、使い慣れないせいもあって大衍暦で再び「驚蟄」に戻され現在に至る。

日本でも、中国と同様に「驚蟄」が歴代の具注暦に使われている。後に日本でも大衍暦と宣明暦を採用したが、驚蟄は、日本では、仲春二月節とされた。

日本で「啓蟄」が名称として用いられたのは、貞享の改暦の時である。従来の仲春二月節のまま、文字だけが改められた。二十四節気の名称のうちで日本と中国で異なっているのはこれだけである。

アメリカにはジリスの一種グラウンドホッグが外に出るか、出ないかで春を占う「グラウンドホッグデー」というものがある。

七十二候
啓蟄の期間の七十二候は以下の通り。
初候蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく):冬蘢りの虫が出て来る(日本)桃始華(もも はじめて はなさく):桃の花が咲き始める(中国)次候桃始笑(もも はじめて わらう):桃の花が咲き始める(日本)倉庚鳴(そうこう なく):山里で鶯が鳴き始める(中国)末候菜虫化蝶(なむし ちょうと けす):青虫が羽化して紋白蝶になる(日本)鷹化為鳩(たか けして はとと なる):鷹が郭公に姿を変える(中国)


啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。

まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。

八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。


※実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってからだそうです。
 
 ※付録 
● 菰(こも)巻き
 マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を巻きつけること。
 春になって、菰をはずすことを「菰はずし」と呼ばれています。

※江戸時代から伝わる害虫駆除の方法ですが、実際には効果がなく、冬の風物詩として行っていることが多いようです。 

  
●虫出しの雷
 立春をすぎて初めての雷を「虫出しの雷」と言い、俳句の季語でもあります。雷の音にビックリした虫たちが目を覚ますからでしょうか。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を24等分し、その分割点(節気)を含む日に季節をあらわす名称をつけたものです。

節気  読み  日付  旧暦   説明
小寒 しょうかん 1/ 5頃 12月 節 寒さが本格的になる時期を迎える。寒の入り。
大寒 だいかん 1/20頃 12月 中 一年の内で最も寒い。
立春 りっしゅん 2/ 4頃 1月 節 二十四節気の最初の節。この日から春。八十八夜、二百十日立春が起点。
・雨水 うすい 2/19頃 1月 中 雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる。農耕の準備がはじまり、梅が咲き、鶯の声が聞かれる。
啓蟄 けいちつ 3/ 6頃 2月 節 蟄虫(すごもりむし)が戸を啓(ひら)く。柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲き、徐々に春めいてくる。
春分 しゅんぶん 3/21頃 2月 中 昼と夜との時間が等しくなる。本格的な春の始まり。雀が巣をつくり、桜の花が咲き始める頃。
清明 せいめい 4/ 5頃 3月 節 万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり。さまざまな花が咲くお花見の季節。
穀雨 こくう 4/20頃 3月 中 降る雨は百穀を潤す。春の季節の最後。田畑の準備が整い春の雨が降る頃。
立夏 りっか 5/ 6頃 4月 節 夏立つ日。この日から夏。夏への気配が感じられる頃。
・小満 しょうまん 5/21頃 4月 中 陽気盛んにして万物ようやく長じて満つ。草木が茂ってあたりに満ち始める頃。
芒種 ぼうしゅ 6/ 6頃 5月 節 芒種は稲や麦など穂の出る穀物の種。種播き、田植えの時期。
夏至 げし 6/21頃 5月 中 一年のうち昼間の時間が一番長く、夜の時間が短い頃。
小暑 しょうしょ 7/ 7頃 6月 節 暑さも本格的になる時期。梅雨明けが近づき暖かい風が吹きはじめる頃。
大暑 たいしょ 7/23頃 6月 中 最も暑い時期。快晴で気温が上がり続ける頃。
立秋 りっしゅう 8/ 7頃 7月 節 秋立つ日。秋の始まり。厳しい残暑が続く頃。
処暑 しょしょ 8/23頃 7月 中 暑さが収まる頃という意味。暑さが峠を越えて後退しはじめる頃。
白露 はくろ 9/ 8頃 8月 節 陰気ようやく重なり露凝って白し。大気が冷えて、露(つゆ)ができはじめる頃。
秋分 しゅうぶん 9/23頃 8月 中 昼と夜との時間が等しくなる。本格的な秋の始まり。気持ちのいい秋晴れが続く。
・寒露 かんろ 10/ 8頃 9月 節 露(つゆ)が冷気によって凍りそうになる頃。雁(かり)などの冬鳥が渡来し、菊の花が咲きはじめる。
霜降 そうこう 10/23頃 9月 中 露(つゆ)が冷気により霜(しも)となって降り始める頃。
立冬 りっとう 11/ 7頃 10月 節 はじめて冬の気配があらわれてくる頃。銀杏の葉が黄色く色づき始め、紅葉(もみじ)が見ごろとなる。
小雪 しょうせつ 11/23頃 10月 中 雨が雪にかわりはじめる頃。木枯らしが枝の葉を落とし初雪が舞う季節。
・大雪 たいせつ 12/ 7頃 11月 節 雪が降ると積もるようになる頃。本格的な冬、南天の実が赤く色づく頃。
冬至 とうじ 12/22頃 11月 中 冬の最中で寒さの厳しい時期。一年で最も昼が短い日。