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弘前さくらまつり 5月6日閉幕 早咲きのマイナス要素あるも226万人の人出

    弘前市の弘前公園で開かれていた弘前さくらまつりは6日、閉幕した。4月23日から14日間の人出(まつり本部発表)は196万人、桜早咲き対応の「準まつり体制」(18~22日)を含めると226万人を数え、昨年のまつり期間(14日間)の230万人に近い数字となった。弘前城本丸石垣大改修に伴う内堀開放は28万6639人が見物する人気ぶりだったほか、好天が続き早咲きのマイナス要素がある程度補われたとみられる。

弘前市の弘前公園で開かれていた弘前さくらまつりは6日、閉幕した。4月23日から14日間の人出(まつり本部発表)は196万人、桜早咲き対応の「準まつり体制」(18~22日)を含めると226万人を数え、昨年のまつり期間(14日間)の230万人に近い数字となった。弘前城本丸石垣大改修に伴う内堀開放は28万6639人が見物する人気ぶりだったほか、好天が続き早咲きのマイナス要素がある程度補われたとみられる。


  ソメイヨシノは園内で平年より7日早い4月16日に開花し、同じく5日早い23日に満開に。満開直後の週末の25日に30万人、同26日に35万人と人出のピークを迎えた。


  しかし、強風や高温などのため、ソメイヨシノは28日には外堀や園内で葉桜に。例年なら20万~30万人台となることも多い29日や5月の連休は、連日20万人未満と伸び悩んだ。


  ただ、市などまつり主催者側が遅咲きの約30種類の桜を例年以上にPRしたため、さまざまな桜を楽しむ人の姿も目立った。最終日の6日は3万人が訪れ、園内を散策したり内堀からの眺めを楽しんだ。


  市観光政策課の課長は「(遅咲き桜などPRの)キャンペーンを行い、誘客に努めた。天気に恵まれたことや内堀公開などもあり、多くの人に来ていただいた」と総括した。


  内堀は4月22日の内覧会に続いて23日から5月6日まで一般開放し、4月26日の5万3062人、同25日の5万1231人を筆頭に連日にぎわった。担当する市公園緑地課の課長は「しばらく見られない風景とあって好評だった」と受け止めている。


  一方、弘前公園の有料入園区域の入園者数(4月18日~5月6日分の仮集計)は19万6千人余で、昨年のまつり期間の約26万1千人より大幅減。ただ、有料区域内にある天守の入館者は9万1787人となり、昨年のまつり期間より1万3千人ほど多かった。石垣改修に伴う曳屋(ひきや)工事前とあって駆け込み見物が多かったほか、花が少なくなった桜の代わりに天守を見物する人が増えたとみられている。天守内部は10日で公開を終え、曳屋準備に入る。

 

 出店「盛り上がらず」/宿泊施設は稼働好調

  桜の早咲きに伴い、実質19日間の長丁場となった今年の弘前さくらまつりだったが、後半の人出の伸び悩みは、出店などの営業に影響を与えた。
  「天候には恵まれた。でもお客さんがわっと集中する盛り上がりがなかった」と、出店関係者で組織する弘前桜まつり協賛会会長で、射的店などを構えた山田修三さん(79)。今年は昨年より5日長く出店しているにもかかわらず、売り上げは昨年並み。人件費など経費は余計に掛かっているという。


  四の丸で食堂を営業した鎌田恵美子さん(59)も「例年は4月29日や5月3日がピークだが、今年は肩すかし。花が散るのが早いと、やはり売り上げに響く」と話す。
  早咲きは弘前公園周辺の駐車場営業にも影響した。ある臨時駐車場は「連休後半になって車の入りが少なくなった」(担当者)ためまつり閉幕前日の5日で営業を打ち切った。


  一方、市内宿泊施設には、早咲きが追い風になったようだ。弘前市旅館ホテル組合によると、加盟宿泊施設の客室稼働率は例年よりも早い4月中旬から高くなったという。大型連休中は個人客などのキャンセルがあったものの「(4月中旬以降の)期間を通して見ると、業況は悪くないのではないか」