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仙台国際ハーフマラソンで前田彩里が優勝 Qチャン高橋尚子仙台の復興の風を感じる

■仙台国際ハーフマラソン前田彩里が優勝 Qチャン仙台の復興の風を感じる

5月10日杜の都仙台市で行われた仙台国際ハーフマラソンで
8月の世界選手権(中国・北京)女子マラソン代表の前田彩里(23=ダイハツ)が、1時間10分24秒で圧勝した。

 

4月末から、00年シドニー五輪金メダリスト・高橋尚子さん直伝の10種類の腹筋トレーニングに着手。“Q極ボディー”を手に入れて、大舞台でのメダル獲得を狙う。同代表の重友梨佐(27=天満屋)は1時間13分26秒で3位。男子マラソン代表の藤原正和(34=ホンダ)は1時間3分51秒で男子5位だった。

 

 初のハーフマラソンでポテンシャルの高さを見せつけた。2週間前に練習を再開したばかりの前田が、終始トップを譲らずに圧勝。「あまり自信はなかったけど、今の状態でベストを尽くせた。タイムを気にせず、自分のペースで走れた」。3月の名古屋ウィメンズと比べて状態は50%だったが、林監督も「ビックリ」という好走だ。

 

 4月末に高橋尚子さんから、負荷がかかる部位が違う10種類の腹筋トレを伝授された。「この練習を始めて、5000メートルで30秒以上タイムが良くなったことがある」と言う高橋さんは現役時代、朝と夜に各種100回で一日計2000回行っていたが、前田はまだ各種10回の計100回。「世界選手権まで毎日、やります!30回くらいできるように」。高橋さんが指導してくれた時のDVDを見て、これからも腹筋を鍛え続ける。

 

 既に北京の本番コースの試走も完了。今後は米ニューメキシコ州アルバカーキと、スイス・サンモリッツで高地合宿を行う。過去のマラソンは1月と3月で夏場のレースは世界選手権が初めてだが「不安は(名古屋で転倒した)給水くらいかな」と余裕の笑み。緊張とは無縁のメンタルと進化するボディーが、大舞台での激走を可能にする。

 

 ≪母“一緒に”優勝≫「母の日」に好走した前田は、母・淳子さんに「優勝できたと報告したい」と笑みを浮かべた。淳子さんはマラソンで2時間44分21秒の自己ベストを持つ、スーパー市民ランナー。この日は地元・熊本の郡市民体育祭で2000メートルのトラックレースに出場。愛娘に「一緒に頑張ろう」と激励され、アキレス腱に不安を抱える状態ながら7分26秒で優勝した。

 

■Qチャンこと高橋尚子さん仙台の復興の風とともに走る
この日Qチャンこと高橋尚子さんも榴岡公園発着の2キロコースをはしりさらにハーフの一部を15キロほど走った。コール付近では通過するランナーとハイタッチをした。
「仙台の復興が前進していることを強く感じた」と語る。

 

★前田 彩里(まえだ さいり、1991年11月7日 - )は日本の陸上競技選手。専門は 長距離走・マラソン。

 

経歴・人物

1991年11月7日、熊本県菊池郡大津町出身。身長159cm。父は本田技研工業熊本で現役選手・監督を務めた前田節夫、母も現役選手の前田淳子(熊本CAC所属)。

大津町立大津北中学校、熊本信愛女学院高等学校から佛教大学社会学部現代社会学科に進学。

熊本信愛女学院高等学校2年次に第10回アジアクロスカントリー選手権大会(英語版)(バーレーン・マナーマ)に日本代表として出場し、ジュニア女子6km個人5位、団体として銀メダルを獲得した。

 

佛教大学1年次には第28回全日本大学女子駅伝対校選手権大会では5区を走って区間3位になり、チームの2連覇に貢献した。大学4年次にはチームの主将を任され、国際千葉駅伝では日本学生選抜チームの補欠となった。

 

2014年1月26日、大阪国際女子マラソンに一般参加で初のフルマラソンに出場。結果ゴールタイムは2時間26分46秒で総合4位、日本人では赤羽有紀子に次いで2位に入った。練習も30kmが最長という状況で30 - 35kmを16分59秒、1996年の日本海マラソンで松本こずえ(中央大学)が出した2時間31分46秒の女子マラソンの日本学生記録を更新し、目標の2時間40分を大きく上回った。


尚総合2位の赤羽は本レース後に現役引退の為、2014年アジア競技大会の選考レースとしては、日本人1位として扱われる。同マラソンでは前田の実母も2時間55分24秒で完走し、親子の合計タイム・5時間22分10秒は親子によるマラソンのギネス記録(従来は2012年に記録された5時間30分21秒)を上回った。

 

2014年4月、大学卒業後は大学の先輩でもある木﨑良子が所属するダイハツ工業に入社。同年12月の第34回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会では3区で出場、11位で襷を受けると自分より前を走っていた9人のランナーをゴボウ抜きする区間2位の快走でチームを2位に押し上げて4区走者にリレー、総合優勝のデンソーに次いでチームを過去最高の2位(準優勝)の好成績へ導いた。

 

2015年3月、名古屋ウィメンズマラソンへ、自身2回目のマラソンに出場。序盤から5Kmラップが16分台後半とハイペースの先頭集団に果敢についていった。だが15Km地点過ぎの給水所で、小原怜と交錯し転倒してしまい路面に手足を強打、左膝には擦過傷を負うアクシデントが発生。

 

それでも直後再び冷静に先頭集団へ加わり、30Km過ぎまで優勝争いに加わった。31Km付近の折返し地点、優勝したユニスジェプキルイ・キルワのロングスパートにはついていけず、その後2位のマリア・コノワロワにも徐々に遅れを取った。

 

しかしレース終盤も大きくペースを崩すことなく、2時間22分48秒の日本女子歴代8位となる好タイムをマーク、日本人首位の総合3位でフィニッシュ(日本女子選手がマラソンで2時間22分以内をマークしたのは、2007年の東京国際女子マラソンで優勝した野口みずきが2時間21分37秒でゴールして以来8年振り)。この成績により、同年8月開催予定の世界陸上北京大会女子マラソン日本代表への初選出が決定した。

 

●マラソン全成績

年月 大会 順位 記録 備考

2014年1月26日 大阪国際女子マラソン 4位 2時間26分46秒 初マラソン・日本女子学生最高記録・2014年アジア競技大会選考レース
2015年3月8日 名古屋ウィメンズマラソン 3位 2時間22分48秒 自己記録・日本女子首位・世界陸上北京大会選考レース


★高橋 尚子(たかはし なおこ、1972年5月6日 - )は、日本の元陸上競技選手(女子マラソン)。岐阜県岐阜市出身。血液型O型。シドニーオリンピック金メダリスト。女子マラソンの元世界記録保持者。

女子スポーツ界で初の国民栄誉賞を受賞。愛称は「Qちゃん」。現在はスポーツキャスター、マラソン解説者などで活躍している。

 

●来歴


五輪優勝・世界記録達成

同年9月24日のシドニー五輪女子マラソンでは、18km付近で先頭集団を抜け出しスパート、一気に集団がばらける。その後26km辺りからリディア・シモン(ルーマニア)と激しくデッドヒートを演じるが、34km過ぎでかけていたサングラスを沿道の父親に投げ飛ばしたと同時に、スパートをかけてシモンを突き放した。スタジアムのトラックでシモンに追い上げを受けるも、そのまま逃げ切り日本陸上界悲願の優勝ゴールテープをきった。高橋の18kmから常にレースを引っ張る走りは、ゴール後の笑顔とともに、世界のマラソンファンに強い印象を与えた。

 

五輪での金メダル獲得は、日本陸上界64年ぶり(戦後初)であるとともに、日本女子陸上界においては史上初であった。またゴールタイムの2時間23分14秒は、ジョーン・ベノイトがロサンゼルス五輪でマークしたタイムを16年ぶりに更新する五輪最高記録(当時)である。これらの功績により同年10月30日に国民栄誉賞を授与された。

 

2001年9月30日のベルリンマラソンでは、女子初の2時間20分突破となる2時間19分46秒の世界新記録(当時)で優勝。前世界記録保持者はテグラ・ロルーペ(ケニア)の2時間20分43秒で、1分近くの更新であった。高橋の世界記録樹立での優勝は、女子初のサブ20達成での歴史的事象であるとともに、日本女子マラソンが初めて世界記録を更新した瞬間でもあった。高橋は女子マラソン世界記録を更新した、ただ一人の日本人選手である。また、女子マラソン世界記録保持者が五輪金メダルを獲得した選手としてはアメリカのジョーン・ベノイトのみいるが、五輪金メダリストとして女子マラソンの世界記録を更新した選手は高橋のみである。

 

翌2002年9月29日のベルリンマラソンにも出場。このレースは通常より1ヵ月間短いマラソン練習で臨み、レース途中に足の肉刺を潰すアクシデントもあったが、2時間21分49秒の記録で2年連続優勝を果たし、フルマラソン6連覇を達成した。この試みはベルリン出走からわずか1か月半後の2002年11月17日の東京国際女子マラソンへの出場も睨んでいたためであった。

 

しかし、東京のレース数日前に胸の激痛が引かないため診断した結果、肋骨の疲労骨折を起こしていることが判明し欠場。このため、連覇を狙う五輪代表最短切符になる2003年パリ世界陸上は断念することになった。

 

2002年12月に小出が積水化学を退社。今までと同じ小出指導体制を継続するには諸々の事情で退社するしかなく、2003年2月に積水化学を退社することになった。


マラソン全戦績

年月 大会 順位 記録 備考

1997年1月 大阪国際女子マラソン 7位 2時間31分32秒 初マラソン
1998年3月 名古屋国際女子マラソン 優勝 2時間25分48秒 日本最高記録(当時)
1998年12月 バンコク・アジア大会 優勝 2時間21分47秒 アジア最高記録(世界歴代5位・当時)・大会最高記録
1999年8月 世界陸上競技選手権セビリア大会 DNS 記録なし 故障により欠場
2000年3月 名古屋国際女子マラソン 優勝 2時間22分19秒 大会記録
2000年9月 シドニーオリンピック優勝 2時間23分14秒 金メダル獲得・五輪最高記録(当時)
2001年9月 ベルリンマラソン 優勝 2時間19分46秒 世界最高記録(当時)
2002年9月 ベルリンマラソン 優勝 2時間21分49秒 マラソン6連覇(欠場除く)
2003年11月 東京国際女子マラソン 2位 2時間27分21秒 
2005年11月 東京国際女子マラソン 優勝 2時間24分39秒 
2006年11月 東京国際女子マラソン 3位 2時間31分22秒 
2008年3月 名古屋国際女子マラソン 27位 2時間44分18秒 公式上現役最後のレース

高橋尚子のマラソン世界記録
2時間19分46秒:2001年9月30日 ベルリンマラソン


座右の銘

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」

 

受賞
国民栄誉賞
銀杯一組(菊紋)
2000年度JOCスポーツ賞最優秀賞
第29回ベストドレッサー賞特別賞

その他、各種受賞多数