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春夏秋冬、風に吹かれて無常の世を漂い、旅する愛しき日々

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石巻市の仮設住宅の住民109人は山形西ロータリークラブの招きで芋煮、果物狩り、山形市の蔵王温泉で入浴を楽しむ「人類みな兄弟」

イベント・季節催事 季節・秋 復興・再建・祈り 文化 生活 社会

山形西ロータリークラブは石巻市の仮設住宅の住民らを招き芋煮で交流

仮設住宅の住民らは「おいしい」と笑顔を見せる


 山形西ロータリークラブ(RC)は3日、石巻市の仮設住宅で暮らす住民109人を招き、山形市の馬見ケ崎川河川敷で「石巻復興支援芋煮会」を開いた。

 七つの鍋で牛肉、里芋、シメジ、ネギなどを煮て、しょうゆ味に仕上げた。住民らは、湯気が上がる芋煮をほおばった。開成地区の仮設住宅の住人さんは「ここに来て食べる芋煮は味が違う。おいしい」と笑顔を見せた。

 準備、調理は国境なき奉仕団東北地区チーム山形の支援団員らも加わり、約50人が担当した。前夜からテントで泊まって場所取りをした山形西RCの結城和生会長は「住民らの話を聞くと復興はまだまだだと感じる。楽しそうな顔を見られてうれしい」と話した。

 一行はこの後、上山市で果物狩り、山形市の蔵王温泉で入浴を楽しんだ。

人類は皆兄弟ですね。

いも煮を大きく分類すると山形は牛肉醤油味で宮城は豚肉味噌味です。

東日本大震災の被災地には4年たった今も世界各地からいろんな形で支援の手が差し伸べられています。

復興は道半ばといえども感謝感激雨あられです。

 

★芋煮会(いもにかい)とは、日本の主に東北地方で行われる季節行事で、秋に河川敷などの野外にグループで集まり、サトイモを使った鍋料理などを作って食べる行事である。

概要

芋煮会は、親睦を深める行事として、家族・友人・地域・学校・職場などのグループで行われている。青森県を除く東北地方各地では特に盛んに行われ、秋の風物詩となっている。

また、新潟県や関東地方では、地域イベントを中心に芋煮会が行われている。芋煮会を開催する人々にとっては野外での宴会(またはお楽しみ会)のひとつであり、春の花見・秋の芋煮会として双璧をなす。

在来種の種芋苗を用いた東北地方でのサトイモ栽培では、収穫時期が例年10月頃になるため、一般的な芋煮会も大抵10月初旬から徐々に行われ始める。その後、大体10月下旬から11月初旬にかけてがピーク期となり、紅葉シーズンの終了、または、初雪が降ると共に終息する。

平成に入る頃からは、「町おこし」や「食のイベント」として大規模な芋煮イベントも行われるようになった。これらのイベントの内いくつかは、一般的な芋煮会のシーズンである秋とは異なる開催時期のものもあり、東北では盛夏や晩夏の開催例が見られ、関東では、春の開催例や東北では寒さのために既に下火となっている11月末の開催例も見られる。

歴史

起源

サトイモが日本に伝わったのは縄文時代とされるが、里芋は煮て食べるよりは茹でるか焼くか蒸すかが主な調理法であったと考えられるため、「芋煮」の成立は更に後世と考えられる。

江戸時代、米の不作に備えてサトイモも作られており、「芋煮」自体は家庭料理としても食べられていたが、サトイモの収穫時期に合わせて「芋煮会」の原型とみられることが農村部で行われていた。

ただし、江戸時代には豚肉や牛肉などの肉類は一般に食べられていなかったため、現代のように芋煮に肉は入っていなかったと考えられる。「芋煮会」の原型は、野外で集団で鍋料理を囲む収穫祭的な意味合いの行事だったが、村をあげてのものだったという記載はないため少人数で行ったとされる。また、現代のように「河原」で行うとは限らなかった。なお、中秋の名月(芋名月)に団子ではなくサトイモなどを供えていたかつての風習との関係も不明。

サトイモの種芋は穴を掘って地中での保存が可能だが、食用のものは7℃ - 12℃に保たないと腐敗する(温度が低すぎても保存できない)ため、寒冷地の東北地方で越冬させるには囲炉裏や屋根裏などの温度が高いところでの保温が必要だった。

その保存の難しさから、厳冬期前に消費する意味合いもあって「芋煮会」の原型が行われたと考えられる。また、青森県に「芋煮会」がないのは当時のサトイモの栽培限界より北にあったこと、東海地方以西で行われないのは、サトイモの保存が容易だったことなどが考えられる。

「芋煮会」はこのようなサトイモの収穫祭が発展したものではないかといわれている。

各地の起源説
山形県・村山地方 中山町では、江戸時代に最上川舟運の船頭が河原で棒鱈を煮て食べていたという話を「芋煮会」の起源とする。

朝日町では、江戸時代の北前船と最上川の河川交通で商いをしていた商人が、京都の「芋棒」を川人足たちに鍋形式にして振舞った話を「芋煮会」の起源とする。

江戸時代後期に山形藩主だった秋元志朝が、館林藩に転封されるときに芋を煮て振舞ったという記録を「芋煮会」の起源とする者もいる。

明治時代に行われた馬見ヶ崎川改修工事において、工夫らは河原で大鍋を用いたちゃんこ鍋のようなものを昼飯として食べていた。

工期中のこの昼飯は秋に限ったことではなかったが、農業に従事する当時の工夫らが戦後になって秋の収穫後に当時を偲んで河原で大鍋を囲むようになり、その具材としてサトイモも用いられた。これ以降、当時の工夫ら以外にも河原での芋煮会が広まったとする者もいる。

福島県・会津地方 秋に山できのこ狩りをし、きのこ汁を作る風習が江戸時代からある。このような山で鍋を囲む風習および鍋料理自体を「きのこ山」と呼ぶ。年配者は、芋煮および芋煮会のことも「きのこ山」と言い、いずれかの時期にきのこ汁が芋煮に変容したと考えられている。


多様化

1980年代には、旅館やアウトドア施設が花見などと同様に「芋煮会プラン」を商品化し始め、シーズンに入るとタウン情報誌や新聞折込チラシなどで多数の広告を見るようになった。

また、アウトドア施設(フィールドアスレチック)、遊園地、温泉旅館の他、紅葉スポット(紅葉狩り)、渓流(釣り、カヌー)、海岸の砂浜(釣り)など、何か別のアミューズメントとの組み合わせで芋煮会が行われるようになった。

対して、以前の中心地である「河原」での芋煮会は、今も主流であるものの、往時と比べて少なくなってきた。 現在では、地域のイベントとして定着しているところもある。

近年は、ホテルのレストランを中心に芋煮を含め、様々な秋の味覚を取り揃えた季節限定コース料理も供されるようになり、収穫祭的な芋煮会の楽しみ方は多様化が進んでいる。

呼称の分類

「芋煮」にあたる呼称には地域差があり、同じ名称でも作られる料理が異なる例が見られる。すなわち、呼称と料理は必ずしも一致しない。

芋煮

南東北(宮城県・山形県・福島県)、新潟県、関東地方に分布。会合を指す言葉は「芋煮会」。

芋の子

岩手県北上盆地、秋田県横手盆地南部、山形県新庄盆地(最上地方)、宮城県大崎地方の一部に分布。「芋の子汁」とも呼ばれる。会合を指す言葉は「芋の子会」、年配者は「芋の子食い」と言う。

鍋っこ

秋田県沿岸部・内陸南部に分布。遠足に付随する「なべっこ」は「なべっこ遠足」と呼ばれ、学校行事になっている小中学校もある。

きりたんぽ鍋

秋田県内陸北部に分布。会合を指す言葉は「鍋っこ」。

きのこ山

福島県会津地方に分布。皆で野外できのこ汁を作る風習および鍋料理自体を「きのこ山」と呼ぶ。年配者は、芋煮および芋煮会のことも「きのこ山」と言う。

料理の分類

呼称以外に、地域によって材料・味付けが異なる。また、同一呼称地域内でも、それぞれの集団でアレンジされ、地域的に特徴的な具材の他に、白菜・ゴボウ・油揚げ・大根・ニンジン・豆腐・きのこ類などさまざまな具材が投入される。

サトイモの代わりにジャガイモを入れる場合もある。

細分すると正月料理の雑煮並みに種類があるが、ここでは、1.使用する肉、2.味付けの2点を基準に分類する。
小分類は、a.呼称、b.使用するイモ類。
主な分布域
1.「豚汁風」:山形県内陸中南部を除く全域。
2.「とりすき風」:北東北の内陸。「豚汁風」とオーバーラップする。
3.「すき焼き風」:山形県内陸中南部。
4.「寄せ鍋風」:三陸海岸沿岸、および、最上川の河川交通の要所。


●豚汁風

「豚汁」とは具材が異なるが、ここでは便宜的に、豚肉・味噌味の芋煮を「豚汁風」芋煮と記す。

「豚汁風」芋煮
宮城県の仙台平野では、豚肉・里芋を主な材料とし、仙台味噌で味付けをする豚汁風芋煮がつくられる。「仙台風芋煮」と呼ばれる。

福島県の浜通り・中通りでも豚汁風芋煮が一般的。
山形県の庄内地方では、同県内陸部と異なり、豚汁風芋煮が一般的である。
栃木県などの様にイベントとして導入された関東地方ほかでは、豚汁風芋煮が一般的である。

「豚汁風」芋の子汁
芋の子汁の地域でも「豚汁風」芋の子汁がつくられる。また、「とりすき風」芋の子汁も作られる。

岩手県の北上盆地では、豚汁風芋の子汁が一般的であるが、醤油味、ブレンド系もみられる。また、盛岡市周辺では、津志田芋と呼ばれる若干固めの里芋が多く用いられ、北上市周辺では、二子芋と呼ばれる粘り気の強い里芋が多く用いられる事が多い。

「豚汁風」なべっこ
秋田市・由利本荘市・能代市などを中心とする秋田県沿岸では「なべっこ」と呼ばれ、「豚汁風」なべっこであることが一般的である。また、「とりすき風」きりたんぽ鍋やだまこ鍋も同時につくられる。

ブレンド系「豚汁風」芋煮
会津地方を中心に、福島県各地で味噌と醤油をブレンドした味付けが見られる。材料は豚汁風芋煮と同様。

「豚汁風」+「すき焼き風」芋煮
山形県最上地方では、庄内地方(「豚汁風」芋煮)と村山地方(「すき焼き風」芋煮)の間に位置しているために双方の影響を受け、豚肉・醤油味の芋煮が存在する。

とりすき風

「とりすき」とは異なるが、ここでは便宜的に、鶏肉・醤油味の芋煮を「とりすき風」芋煮と記す。

「とりすき風」芋の子汁
「芋の子会」の名称が用いられる地域では、里芋と鶏肉を主な材料とし、醤油で味付けをする。「豚汁風」芋の子汁も作られる。

「とりすき風」きりたんぽ鍋
基本的に秋田県内陸北部を中心としているが、秋田県全域できりたんぽ鍋が採用されている。きりたんぽ鍋は、きりたんぽ(地元では主に「だまこもち」と呼ばれる米の団子状のものを用いる)という米製品が含まれるため、芋煮と一線を画すという考え方もある。

すき焼き風

「すき焼き」とは具材や食べ方も異なるが、牛肉・醤油味の芋煮を「すき焼き風」芋煮と記す。

「すき焼き風」芋煮
山形県の村山地方では、牛肉、里芋、こんにゃく、ねぎを主な材料とし、醤油で味付けをする。「山形風芋煮」と呼ばれる。初めに鍋に肉を入れ、醤油で味をつけながら軽く火を通し、一旦皿に取る。

沸騰した鍋に皮をむいた里芋を入れ、軟らかくなるまで煮る。その後こんにゃく、肉の順に入れ、醤油・砂糖・酒で味を調えた後、最後にねぎを入れる。また最近ではこの他にシメジ・舞茸などを入れることが多くなっている。

ブレンド系「すき焼き風」芋煮
山形県の置賜地方では、村山地方の芋煮と同じく牛肉を用いて主な材料も同じだが、加えて豆腐が入ることが一番の違いである。更に大根が入り、こんにゃくも場合によっては糸こんにゃくを用いるところが異なる。また、福島市(「豚汁風」芋煮)と隣接しているせいか、醤油だけでなく味噌少々を加える。

寄せ鍋風

魚のみを入れる場合、魚と豚肉を入れる場合など様々ある。味付けも醤油味の他、味噌味もある。イモ類を入れる。

「寄せ鍋風」芋煮
三陸海岸ではジャガイモが使われる傾向がやや高く、豊富な魚介類も用いられる。
山形県村山地方にある朝日町では、棒鱈を使い、醤油で味付けする例が見られる。ただし、他の村山地方と同様に「山形風芋煮」が主流。

その他
残りの汁に、ご飯を入れて雑炊にしたり、市販のカレー粉などを入れてカレーうどんにしたりするのみならず、最初からカレーライスを作ってしまう例も若い世代には見られる。
近年では、地元の芋煮の他に他地域の芋煮を同時につくったり、韓国風チゲ鍋、バーベキュー、さんまの塩焼きなどを同時に作ったりする例もしばしば見られる。


芋煮会の様子(シーズンになると、沢山の人が河川敷に集まって会を開く光景が見られる)

山形県や宮城県では、秋になるとコンビニエンスストアの前にまで堆く薪が積まれ、店内では着火材も販売されている。当地の人間にとっては秋の日常風景で、何ら違和感を抱かれていないが、他地方から来た人々には、「冬に備えて暖房用に売られている」と誤解されることもある。

一般のスーパーマーケットや大学生協などでは、具材の販売はもちろん、芋煮に必要な鍋の貸し出しなども行われている。一部では、指定した場所まで宅配サービスを行う業者もいる。

一般的に芋煮会は、河川敷やキャンプ場、海岸のような屋外で行われるが、この時期に屋内で集団で台所で作った芋煮を食べる場合にも、長時間屋外に出られない老人や病人のための季節行事の1つとして、広い意味で「芋煮会」と呼ばれる。また、地域色を出した観光客向けメニューとして、飲食店で「芋煮」が供されることもある。

「芋煮会」の風習のある地域の学校では、昭和30年代あたりから課外授業の一つとして芋煮会を取り入れている所が多い。

子供達が一班5,6人程度の小グループに分かれ、それぞれが予算内で買い物をしたり里芋などの食材の一部を分担して持ち寄ったりして、調理まで分担して行う。学校で行われる場合は、校庭の一角・河原や沼や湖の岸辺・アウトドア施設など、地域の実情によって開催地は異なる。

現在ほどモータリゼーションが進んでいなかった時代には、リヤカーや手押し車に必要機材や具材を載せて河原まで行き芋煮をする「リヤカー芋煮」が行われていた地域もある。

主な芋煮イベント

●岩手県

奥州市水沢産業まつり「大芋の子会」

岩手県奥州市水沢区の水沢公園で、毎年10月中旬頃に行われる「水沢産業まつり」において、1989年(平成元年)から「大芋の子会」(奥州水沢グルメまつり)が同時開催されている。直径3.5mの大鍋で作った6,000人分の「とりすき風」芋の子汁が、無料で供される。南部鉄器の地元であるため、「鍋は鉄製」にこだわっていて、その重さは5tにも及ぶ。

★山形県
「日本一の芋煮会フェスティバル」

毎年9月、山形市内の馬見ヶ崎川河川敷を会場として「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されている。1989年(平成元年)に初開催。以降、毎年9月の第1日曜日に開催されてきたが、近年のサトイモの生育状況ならびに残暑の厳しさを考慮し2014年(平成26年)からは敬老の日前日の日曜日に開催日が変更された。

・日本一の芋煮会フェスティバル2015
開催日:2015年9月20日
山形の秋の風物詩「芋煮会」シーズンの到来を告げる「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されます。
 6mの大鍋で芋煮が作られる、おいしさもスケールも日本一の芋煮会です。

 

左岸(街側)の河川敷では、直径6mの「鍋太郎」と名付けられている山形鋳物のアルミ合金製大鍋に約3万食の山形風「すき焼き風」芋煮が作られ、右岸(山側)では直径3mの大鍋で庄内風「豚汁風」芋煮約5千食分が作られる。芋煮一杯300円以上の協賛金を支払い、協賛チケットと芋煮を交換する。自衛隊が主催する防災ゾーンでは、炊き出し車輌による五目飯の無料配布も行われる。

調理する際には、大鍋に対応して大型重機(バックホー)や専用大型調理器具を用いるなど大掛かりとなる。人の口に入る食べ物を作るため、大型重機は工事現場で使われたことがないものを使用し、油圧作動油や潤滑油にも食用油脂を用いており、衛生上問題が起きないよう配慮されている。

芋煮会フェスティバルで使われる大鍋は一年中野外に置かれているので、芋煮会フェスティバル前に鍋を洗う作業が行われる。地元山形県では、「芋煮会フェスティバル用の芋煮鍋洗い」が季節の風物詩として地域のニュースになる。

20周年にあたる2008年(平成20年)のフェスティバルでは5万食が作られたとされ、来場者数は15万人にのぼった。

2009年(平成21年)は主催者側の予想を上回る過去最高の20万人が訪れ、芋煮が足りなくなるトラブルが発生した。

2010年(平成22年)は気温が34℃を超える猛暑の影響で人出がのびず、3万食分用意した山形風芋煮が2万食で販売打ち切りとなり、庄内風芋煮も用意した6500食分のうち販売出来たのは4000食に留まった。

このフェスティバルを以って山形県の芋煮シーズンは始まるが、従来の種芋苗を用いた東北地方でのサトイモ栽培では収穫時期が10月になるため、シーズン当初の商用の里芋は千葉県等の県外産や輸入物の里芋を用いている。

ただし、少なくともこのフェスティバルで用いるサトイモは県内産でまかなおうと、9月に収穫できる品種の栽培も行われている。現在では、砂糖以外の食材はすべて県内産のものを使用している。

 

芋煮フェスでは、6mの大鍋に里芋3t・牛肉1.2t・コンニャク3,500枚・ネギ3,500本・ 味付けの醤油700ℓ・隠し味に日本酒50升・砂糖200kg ・ 水6t を入れ、6tの薪で煮炊きする。


●栃木県

栃木県の以下のイベントはいずれも豚汁風芋煮である。

日光けっこうフェスティバル「関東一芋煮会」

栃木県日光市で10月初旬に行われる「日光けっこうフェスティバル」では、「関東一芋煮会」と銘打って芋煮会が行われている。直径2.5mの大鍋で約3,000人分がつくられる。「日光けっこうフェスティバル」は1995年に、納涼夏祭りをこの時期をずらして衣替えした。

・天平の菊まつり「天平の芋煮会」

栃木県下野市(旧国分寺町)の天平の丘公園花広場で、1988年(昭和63年)より毎年11月初旬に開催されている「天平の菊まつり」において、期間中の週末1日を以って「天平の芋煮会」が開催されている。関東一とされる直径2.5mの大鍋で、地元特産のかんぴょうが入った芋煮が3,000食つくられる。

・にのみや秋まつり「尊徳大鍋」

栃木県真岡市(旧二宮町)で行われる様々なイベントにおいて、二宮尊徳にあやかった尊徳大鍋が振舞われている。11月下旬の「にのみや秋まつり」での尊徳大鍋は1500人分の芋煮が作られる。

●ドイツ連邦共和国

「欧州一の芋煮会」

2008年(平成20年)以来、日本一の芋煮会フェスティバルと同じ毎年9月の第1日曜にドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市内のライン川岸辺を会場として、ドイツ東北県人会が「欧州一の芋煮会」を開催している。

会場では、山形風「すき焼き風」芋煮が作られる。

●その他

東北地方以外において、地域イベント(1000食以下)として「豚汁風」芋煮が振舞われている芋煮会の例を以下に示す。ただし、東北地方出身者の県人会や同窓会などでは、各出身地の芋煮を用いた内輪のイベントも見られる。

「千人鍋」と呼ばれる直径1m程の大鍋を用いた芋煮イベントとしては、大阪府泉南市の「芋煮鍋」や鹿児島県出水市高尾野町の「たかおのいも煮会」の例がある。

小さな鍋を用いた芋煮イベントとしては、東京都の港区、清瀬市、調布市、神奈川県の川崎市多摩区、同麻生区、横浜市都筑区、千葉県の佐倉市など南関東に例が見られる。

●類例

青森県の野外鍋料理イベント

現在の青森県内の稲作地域は、県西部の津軽地方が主で、その他の地域では畑作が中心である。米作とサトイモの関連する「芋煮会」分布域から若干外れるため、青森県では「芋煮会」はあまり見られない。青森県で野外で鍋料理をするのは、地域イベントの時である。

青森県上北郡横浜町では、お盆期間に数日に渡って開催される官民共催の「よこはま夏祭り」のイベントの1つとして、8月14日に「芋煮会」がある。具材に用いるイモ類はジャガイモ。

青森県・南部地方の郷土料理の1つに、「せんべい汁」という鍋料理がある。サトイモは入らないため、「芋煮」ではない。2000年から11月3日に「八戸縄文なべ祭り」が行われるようになり、径3mの巨大鍋で約3000食のせんべい汁が作られるようになった。

愛媛県の「いも炊き」

愛媛県でも、芋煮会と同様な「いも炊き」という行事がある。中秋の名月の頃の月見行事であり、300年の伝統があるとも言われるが、現在は昼間から行われている。行事の時のみならず、「いも炊き」自体が秋の季節料理となり、家庭やレストランでも供されている。肉は鶏肉が一般的。

東予地方・西条市の加茂川や、松山平野・重信川の4ヶ所の河川敷などで、各地域の商工会の主催でいも炊き会場が設営され、毎年数万人の人出がある。

エビイモを用いる鍋物
京都府京都市には、棒鱈とエビイモを使用する「芋棒」という鍋料理がある。
島根県鹿足郡津和野町には、炙りタイとエビイモを使用する「芋煮」がある。