風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

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『死にたければ一緒に死ぬよ』この一言が私の生きる支えです。日本一短い手紙のコンクール大賞

40文字以内で思いを伝える日本一短い手紙のコンクール(丸岡文化財団主催)「第25回一筆啓上賞」の入賞作が1月26日に発表された。


今年のテーマは【「母」へ】で2回目の「母へ」のテーマです。


「『母』へ」のテーマに、国内外から寄せられた約3万8千通の中から福井県坂井市の中学2年、玉村綾音さん(13)らの5作品が大賞に選ばれた。


  玉村綾音さんは小学1年生のときから、毎年授業で手紙を書き、コンクールに応募してきた。これまでに入選の経験はなかったが、8回目の応募で初めての入賞がトップの大賞。受賞の決定を受け、玉村さんは「ただただびっくり」と喜んだ。

 

 玉村さんは「『死にたければ一緒に死ぬよ』この一言が私の生きる支えです」と苦しい時に支えてくれた母への感謝の気持ちを表現。

 

 小学四年生の夏、クラス替えがあった小学三年生から仲の良かった友達と関係がうまくいかなくなり「自分はなんで生きているんだろう」と思い詰めていた。

 

 母・かおりさん(47)はそんな玉村さんのことを心配し、毎日のようにその日のことを尋ねてくれた。4年生の夏、学校から帰宅後にリビングで一緒にテレビを見ていたときも、「今日はどんなことがあったの」と聞いてきた。


学校から帰宅後、母親のかおりさん(47)に「もう死にたい」と打ち明けた。

 

 「死ぬならお母さんも一緒に死んであげる」。

 

即座にかおりさんが発したのが、この言葉だった。

 

 普段から何でも話し合う仲良し母娘。

パート勤めをしながら、子どもが帰宅する時間には家にいて、子どもとの会話の時間を重視してくれるかおりさんの言葉に「大好きなお母さんが死ぬのだけは本当に嫌だ」と思うとともに、自分も生きていたらお母さんと一緒にいられると思ったという。

 

 かおりさんも娘の変化に気付き、なるべく話を聞くようにしていた。死にたいというう言葉が出てくることはショックだったが「何も考えずに出た言葉」だった。


 かおりさんは娘から出てきた「死にたい」という言葉に、ショックを受けた。作品中の言葉については、「こう言ったら思いとどまってくれるかなとは考えずに、そのまま出てきた言葉だった」と振り返る。

 

そして、「今こうやって(手紙として)言葉にできるというのは強い子だな、乗り越えているからなんだなと思う」と語った。

 

 玉村さんは現在、吹奏楽部でクラリネットを練習しながら、週2回は車で片道40分ほどかけてバレエのレッスンに通う。友達との関係が改善した今も、母の言葉に支えられている。

 

 作品は昨年秋、学校の授業の課題として取り組んだ。テーマを聞いて迷わず書き上げた。

 

 今は幼稚園から続けるバレエの練習の送り迎えする車中が大切な対話の時間。玉村さんにとってかおりさんは「絶対に何があっても、最後には守ってくれて優しい言葉をかけてくれる絶対にいてほしい存在」だ。

 

 玉村さんは、この言葉が生きる支えになっていることをこれまで伝えたことはなかった。手紙として文字で伝えるのは照れくさいと言いつつも「文字にすると伝わることもあるかな」とはにかんだ。


歌手の小室等さんや作家の宮下奈都さんらによる選考の結果、大賞には次の5編(年齢は応募時)が選ばれた。


 【「お母さん」へ】 お母さん、星空で一しょになったら、二人だけの新しい星ざを作ろう。=千葉県野田市の岩本翔真さん(9)

 

 【「お母さん」へ】「死にたければ一緒に死ぬよ」この一言が私の生きる支えです。=坂井市の玉村綾音さん(13)

 

 【「お母さん」へ】お母さん、おならして、すました顔で、「はいどうも」と開き直るのやめて下さい。=福岡県うきは市の生野薫さん(34)

 

 【「ママ」へ】ママすきじゃない。だーいすき。 ことより=東京都墨田区の籾山香都(こと)さん(4)
 
「母」へ】毎年、差し替える遺影候補。気が済むまでずっと撮り続けていいよ。来年もその先もね。=新潟県長岡市の今井良子さん(50)

 

 主催した丸岡文化財団(福井県坂井市)の担当者は「手紙だからこそ伝えられる感謝や謝罪の気持ちがあふれる作品が多かった」と話した。

 


「一緒に死んであげる」とはなんと力強い言葉だろうか。逆説的励ましの言葉である。「いつでもあなたの味方よ、どんなことがあっても絶対に守ってあげる」という意思表示です。

 

通常ならば「死」という言葉は出てきません。殉死を想像してしまいますが、よく頑張りましたね。

 

母親というものは子供の為なら死をも厭わないという最高の愛情表現ですね。

「母」と共にある幸福感を全身で感じたことでしょう。

 

涙目、ウルウルです。

 

子供にとって精神的支えとなるのは悲しいけれど、父親ではなく、母親ですね。

悩みがある時は一人でくよくよしないで誰かに打ち明けるべきですね。

 

そうすればおのずと道は開けるというものです。

 

『求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん』

新訳聖書「マタイによる福音書」7-7より

 

私はかって、父の死去の時には泣きませんでしたが、母親の死亡時にはやはり涙が溢れました。

 

母親とはなんといっても有り難い存在です。

「父の恩は山よりも高く 母の愛は海よりも深し」
    
☆彡第25回 一筆啓上賞 「母」

◆応募要項
今年のテーマは「母」へです。
おかぁちゃん・おかぁ・おかん・おふくろ・かあさん…
確かなメッセージを伝える1~40文字までの手紙形式であることとします。
応募資格は問いません。
表現方法は自由、未発表の作品に限ります。
ひらがな・漢字・カタカナを使ってください。(漢字は読みにかかわらず1文字と数え、句読点も文字数に含めます。難読文字にはふりがなをつけてください)

◆応募締切
2017年10月6日(金)…当日消印有効  締め切り済
入賞者の発表
2018年1月
大賞
5篇(越前織賞状・10万円)
日本郵便株式会社 社長賞
5篇(賞状・3万円相当の記念品)
秀作
10篇(越前織賞状・5万円)
日本郵便株式会社 北陸支社長賞
10篇(賞状・1万円相当の記念品)
住友賞
20篇(越前織賞状・5万円)
坂井青年会議所
5篇(越前織賞状・記念品)
佳作
100篇(越前織賞状)

 

※公益財団法人丸岡文化財団について
公益財団法人丸岡文化財団は、短詞型文学の一つである手紙を通じて、単 なるまちづくりだけではなく、広い視野と高い理念で新たな文化創造を目指す ことを基本理念とする。

第1章 総則

(名称) 第1条 この法人は、公益財団法人丸岡文化財団と称する。

(事務所及び支部) 第2条 この法人は、主たる事務所を福井県坂井市に置く。 2 この法人は、理事会の決議により、必要な地に支部を置くことができる。 これを変更または廃止する場合も同様とする。 第2章 目的及び事業

(目的) 第3条 この法人は、歴史に育まれた丸岡の文化を活かして、質の高い文化を 創造し、並びに日本全国及び世界に発信する事業を行うことにより、丸 岡のまちおこしに寄与することを目的とする。

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