2019年1月16日は何の日?
1月16日は藪入り、念仏の口開け、ヒーローの日、晴れの特異日、禁酒の日、囲炉裏の日、等の日です。
●『藪入り(やぶいり)』 :
住み込みで働く人達が実家へ帰る日でした。
昔、商店に奉公している人や、嫁入りした娘が、休みをもらって親元に帰る事ができた日です。
この日と◎7月16日の年2回だけ実家に帰る事が許され「宿下がり」とも言われました。
もっとも現在では週休制が当たり前で、この言葉も死語となりつつあります。
その起源は、藪深い里へ帰る事からとか、諸説あります。
★薮入り
江戸時代、商家などに住み込みで働いていた奉公人が主人から休暇をもらって親元などに帰ることができた日。
1月16日と7月16日の2回あり、7月のものは「後(のち)の薮入り」ともいいます。
この日は家族や親類に会い、墓参りをした後、思いっきり羽を伸ばしたそう。
落語の題材にもなっています。
地獄の鬼もお休み
お盆の時期は、霊が里帰りして地獄にいないので、地獄番の鬼もお休みです。その頃に畑に耳をつけると、ゴーッという地熱の沸くような音がするそうで、地獄のフタが開いて霊が飛び出してくるので、仕事をしてはいけない日とされました。
仏教では藪入りの日を「閻魔の賽日」といい、「地獄の蓋が開き亡者も責め苦を逃れる日」であり、「罪人を責めていた地獄の鬼さえもこの日は休むから、人も仕事を休む」と考えられました。
●『念仏の口開け』 :
年が明けて初めて、仏様を祀って念仏をする日です。
正月の神様(年神様)が念仏を嫌うと言う事から、12月16日は「念仏の口止めの日」とされており、この日から翌年1月15日までの1カ月間は、念仏は唱えず年神様に手を合わすという風習があります。
日本では古来より、亡くなった人の魂は山中の常世に行って祖霊となり、子孫を見守るという信仰を持っていました。
「山の神」となった祖霊は、春になると山から降りて「田の神」となって豊穣をもたらし、お正月には「年神様」として子孫のもとに訪れ繁栄をもたらします。
かつてお正月は、この「年神様」を迎えるための祭礼で、丁重に迎えて1年の豊作や安泰を祈ったそうですが、祖霊である「年神様」は、なぜか念仏を好まないと言われています。
念仏の口開けは「後生始め・仏の正月・仏の口明け・鉦起こし」ともいいます。
前日の15日に年神さまは左義長(とんど)の火にのって帰ってしまっているので、この日から仏壇の扉を開け、仏さまをお祀りできます。
この日に、その年初めての墓参りをしたり、仏壇に餅などを供えて先祖供養をする風習のある地域もあります。
●ヒーローの日
広告業務などを手がける株式会社電通が制定。アニメや映画の世界における「ヒーロー」をさらに多くの人に愛してもらい、その存在を世の中に浸透させるのが目的。日付は1と16で「ヒ(1)ー(1)ロー(6)」と読む語呂合わせから。
●『晴れの特異日』 :
一年のうちで晴れる確率の高い日です。
この日とは別に、◎11月3日も「晴れの特異日」です。
●『禁酒の日(Temperance Day)』 :
1920(大正9)年のこの日は、アメリカで禁酒法が実施された日です。
アメリカではアルコールを禁止している清教徒(ピューリタン)の影響が強く、20世紀初頭迄に18州で実施され、これが全国に及んだものでした。
しかし、密造酒による健康問題や「アル・カポネ」を始めとするギャングの密売など、逆効果を招いた為、1933(昭和8)年に廃止されました。
●『囲炉裏(いろり)の日』 :
「い(1)い(1)炉(6)」の語呂合せ。
暖かい会話を楽しもうと「囲炉裏」の愛好家らが制定。
☆彡毎月16日は、
●『エコの日(京都市)』 :
2005(平成17)年2月16日、二酸化炭素の排出量削減を先進国に義務附ける「京都議定書」が発効したことに因んで、京都市が毎月16日を「DO YOU KYOTO?デー」と制定し京都エコの日活動と定めた事が一般化したものです。
※「DO YOU KYOTO?」は、「環境にいい事をしていますか?」という意味で、世界中で使われる様になりました。
毎月16日には、市民や事業者や行政が、様々な取り組みを行い、二酸化炭素の排出や地球温暖化防止を考え、「環境にいい取組」を実践する様に呼びかけが行なわれています。
●『トロの日』 :
神奈川県横浜市に本社を置き、全国で「回転寿司店」を運営する会社が制定。
同社の人気食材である美味しい「トロ」のネタでお客様に喜んでもらい、各店舗ならびに業界を活気づけることが目的です。
日付は、16を「トロ」と読む語呂合わせから毎月16日にしています。
●『「堂島ロール」の日』 :
大阪市北区堂島に本店を置き、「堂島ロール」を製造・販売する会社が制定。
「堂島ロール」の美味しさと、人と人の心をつなぎ、幸せを運ぶ存在でありたいとの思いを伝えるのが目的です。
日付は、6が一巻きロールの形をあらわし、16が「堂島ロール」「いいロール」を意味する語呂合わせからです。
●十六茶の日
いくつもの人気ブランド飲料を製造・販売するアサヒ飲料株式会社が制定。同社が手がける健康16素材をブレンドして作られた「十六茶」を飲んで、自分の身体や大切な人を思いやる日にとの願いが込められている。日付は1年を通じて飲んでもらいたいとの思いと「十六茶」の名前から毎月16日に。健康16素材とは、たんぽぽの根、エゴマの葉、発芽大麦、ナツメ、玄米、大麦、昆布、ハブ茶、桑の葉、びわの葉、きび、カワラケツメイ、ハトムギ、とうもろこし、黒豆(大豆)、あわ。
☆彡1月16日の『誕生花』:
デンドロビューム 花言葉はわがままな美人、天性の華を持つ
ラッパズイセン(ラッパ水仙) 花言葉は尊敬
ヒヤシンス(黄) 花言葉はあなたとなら幸せになれる、勝負
ジンチョウゲ(沈丁花) 花言葉は栄光、不滅、不死
スノードロップ 花言葉は希望、慰め、恋の最初のまなざし
バコパ・Bacopa 花言葉は「小さな強さ」
マンサク(満作)・Japanese Witch Hazel 花言葉は「閃き・霊感」です。
☆彡誕生石は「ブルー・ムーン・ストーン」石言葉:大人の愛
☆彡今日誕生日の人の一言 鈴木忠雄 1930年1月16日-2010年10月12日
『これまでの自分の生き方だけが正しいと頑固に思い込んていては、時代の変化に取り残されます。
世の中の流れには柔軟に対応しなければなりません。』
★鈴木忠雄のプロフィール
鈴木 忠男(すずき ただお、1945年2月19日 - )は、東京都大田区出身の元オートバイレース・モトクロスヤマハのワークスライダーの一人である。
ニックネームは忠さん。 現役引退後は、SP忠男羽田本店、上野店、横浜店、千葉店の、計4店舗で稼働中。 レーシングチームSP忠男レーシングの監督としてチーム運営にも関わっていた。 その後は、本格的にロードレースに参戦し、現在までに世界でも注目を浴びるトップエントラントとして、数々の優秀なライダーを輩出している。
1969年
この年初めて全戦に出場し全日本モトクロス選手権250ccクラス年間チャンピオン(125ccクラスでもランキング2位)、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)最優秀選手にも選ばれた。
現夫人・寿美子さんと24歳で結婚した。
1970年世界選手権
MFJ最優秀選手として、世界選手権に参戦。
インターナショナルロードレースオランダ戦日本人初優勝。
イギリスのブリストルのレースで転倒、首を圧迫骨折。
現役引退後
現役引退後は、モトクロスレースでの活躍やマシン開発で蓄積してきた経験とノウハウをもとにして、愛妻とスタッフの3人で1976年の現役当時に31歳で開店したオートバイオリジナルパーツショップSP忠男を経営しつつ、オリジナルパーツ製造販売、ツーリングイベント等でオートバイの魅力を伝える普及活動に取り組んでいた。またレーシングチームSP忠男レーシングの監督としてチーム運営にも関わっていた。ロードレースの全日本チャンピオン・世界グランプリライダーを多く輩出している。
以上はナイツ社編 「365日名言の旅」より一部抜粋&加筆
☆彡1月(睦月)の行事・暦・祭り(2019年・平成31年)
1日(火・祝)元日
2日(水)初夢 書き初め
4日(金)御用始め
5日(土)初水天宮
6日(日)小寒
7日(月)人日の節句(七草)
8日(火)初薬師
10日(木)十日戎
11日(金)鏡開き
14日(月・祝)成人の日
16日(水)薮入り
17日(木)冬土用入り 冬土用の間日
18日(金)冬土用の間日 初観音
21日(月)初大師
24日(木)初地蔵
25日(金)初天神
26日(土)若草山焼き
28日(月)初不動
29日(火)冬土用の間日
30日(水)冬土用の間日
31日(木)さっぽろ雪まつり(~2月11日)
1月の他の別名
祝月(いわいづき)始和(しわ)正月(しょうがつ)早緑月(さみどりづき)年端月(としはづき)太郎月(たろうづき)王春(おうしゅん)建寅月(けんいんげつ)初春月(はつはるづき)