☆彡「天使のハッピートーク」今日のハッピー 一日一言
☆「お持たせですが・・・」
客が持参したお菓子などの手土産をその客に出すときに言う。
「わッ、美味しそう、あの、お持たせですがおひとついかが?」
そういって、客のお土産を一緒に楽しむ。
もちろん親しい間柄の客でなければ、失礼にあたるが、親しければさらに親しさが増す。
「このお店の栗のほっこり加減が最高ね」
「他のと違うでしょ?」
等と会話が弾む。
🌸花咲く得点
「うれしいわァ♪~すてきなものいただいて。わたしの大好物よォ。お持たせだけど、いいでしょう? いま、美味しいお茶淹れるわね」
あなたのオープンで、且つ礼儀正しい話し方が客にその店のその歌詞を選んでよかったと感じさせる。
そういうフレーズを使われると、次の訪問にも、一緒に味わえるものを選ぼうという気持ちになり、客の側は張り切りはずだ。
つまり、大人のひと言というのは、相手の心をほっとさせ、微笑ませるものでありたい。
「あなたがおいしそうに味わう姿は、客への最高のもてなし」になるのだ。
▼花散る失点
「ごめんなさい。用意が間に合わなくて、あなたが持ってきてくださったものを伊達わけにもいかないし、」
「あら、いいのよ。どうぞ、召し上がって」と、ぎくしゃくした会話でスタートすると相手の目はしばしば時計の方へいく。
客にしてみれば、歓迎されていない気がして、以後日知が悪いのだ。
従って、また訪ねようとは思わなくなる。
悪意はないのだが、大人のひと言を知らないために、あなたの人間関係は滑らかに広がっていかない。
☆彡今日の一言
「あなたが「お持たせ」をおいしそうに味わう姿は、客への最高のおもてなし」
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
★お持たせ(オモタセ)《「御持たせ物」の略》来客を敬って、持ってきた土産物をその客の前でいう語。
多く、その客へのもてなしにその品をすすめるときに使う。
来客が持ってきた手土産を、 「お持たせで失礼ですが」、「 お持たせで恐縮ですが、お一つどうぞ」
※「お持たせ」と「手土産」と「お土産」
「お持たせ」という言葉は、お客様から手土産を受け取った主人が、接待のときに手土産をそのままお茶菓子として出す場合に「お持たせで失礼ですが」というように使います。「手土産」と「お持たせ」は同じものを指しており、お客様にとっては、自ら持参した手土産になります。
一方、手土産を受け取った主人にとっては、お客様からの頂きものになります。その頂きものをお茶菓子として使う場合に、「お持たせ」と言うのです。
要は、「お持ちいただいた物」という意味です。
つまり、お客様を嫌な気持ちにさせないように、臨機応変な対応をするための言葉なのです。
おもたせがお菓子など、すぐ食べられる進物であれば、一緒にその場で頂くのがマナーです。
近ごろでは、客が持ってきた土産物を受けた側からいうのではなく、「このお菓子がお持たせに最適です」のように、客が持って行く手土産の意で使うことが増えている様です。
手土産が感謝の気持ちを込めた進物とするならば、お土産は、プレゼントと言う感覚で渡す物です。
手土産は自分のご当地や自分自身で栽培した野菜など。
お土産は、自分が旅行へ行った際に買った品物の事を指しますので、やはり旅先の有名な食べ物やゆかりある伝統工芸品などを渡すのが一般的です。
以上は八坂裕子著「素敵な大人のひと言」より一部抜粋&加筆
★八坂裕子(やさかゆうこ)のプロフィール
東京生まれ。お茶の水女子大学附属高等学校卒業後、文学座演劇研究所修了。1967年、資生堂の会報誌『花椿』で、詩「ナポレオンと苺」が最優秀賞を受賞。以降、詩、小説、エッセイ、映画評論、また話し方トレーニングの講師をつとめるなど、幅広い分野で活躍。著書多数
著書に、詩集『愛と呼ぶにははやすぎるけど』(サンリオ出版)、『わたしって会話下手?』小説『あなたに。』(以上、集英社)、
30万部を超えるベストセラーとなった『頭のいい女 悪い女の話し方』『ハートを伝える聞き方、話し方』(PHP文庫)、『夢の森へいらっしゃい』(樹花舎)などがある。
現在、エコールプランタン(TEL03-3567-7235)で会話クラスの講師を担当、好評を博している。