3月3日はひな祭り。
ひな祭りと言えば雛人形と「ちらし寿司」「ひなあられ」が付き物です。
平成27年のひな祭り事情はどのようになっているのでしょうか。
もしかしてとんでもないことになってはいないでしょうか。
■ リカちゃんのひな人形が大人気
なんとリカちゃん人形の雛飾りが最近大人気なようで、楽天ランキングでも常に上位にランクイン。伝統的スタイルとは言いがたいですが、とてもかわいらしいですし、子どもは大喜びしそうですね!
■ お祝いには「ひな祭りケーキ」が主流
今やケーキ屋さんだけでなく、スーパーやコンビニなどでも「ひな祭りケーキ」の予約販売をやっているのが普通です。
それもそのはず、「ひなまつりに食べる(食べたい)メニュー」をたずねたアンケートでは、
・親:「ちらし寿司(69.0%)」「ひなあられ(51.1%)」「ケーキ(47.0%)」 ・子ども:「ケーキ(70.4%)」「ちらし寿司(47.1%)」「鶏の唐揚げ・フライドチキン(45.6%)」
と、子どもからケーキが大人気。やはり、子どもにとってお祝い事にケーキは欠かせないようです。子どもの好みに合わせて、ひなあられやひし餅よりも、ケーキでお祝いする家庭がかなり多いようです。
時代とともに変わっていくのが世の常と申せましょう。
旧石器人には思いもしない家庭のイベントと化しています。
浮世は無常なり。
ところで 雛人形と言えば、山形県では約80ヶ所において雛人形の関連イベントが行われています。
「山形雛の道」といい
北前船海運と最上川舟運がもたらした優美な微笑みに出会うお祭りです。
山形県には最上川の舟運と北前船によってもたらされた、京や大坂の粋を集めた品々がたくさん残されています。
紅花の産地であった山形県では、紅花商人が紅餅を北前船で、京や大坂に運び紅花で財を成した豪商達は、その帰りの積荷として上方文化を持ち帰って来たのです。
その中にはたくさんの雛人形もあり、今でも県内至る所の旧家に、大切に保存されています。
山形県では貴重な文化遺産である雛人形を現在では2月から4月初めに、豪華絢爛な時代雛が県内の約80箇所の施設や民家で一般に公開されています。
中でも最上川沿いの河北町には、美術館に展示してもおかしくないほど立派な、古今雛、有職雛、享保雛などが数多く残り、雅で優雅な平安の時代へいざなってくれます。
山形のひな祭りは旧暦で行うところもあります。したがって3月3日ではなく4月2日から4月4日まで行います。
「山形雛の道」は女性なら必見のイベントです。
日本最大の雛人形展だと思います。
※紅餅とは水にさらして乾燥させた紅花を餅つきと同じ方法で杵でついた後、丸餅の形にして乾燥させた状態のもの。
★山形県の雛祭りアラカルト
山形県内の主な雛まつりの開催日程
場所
山寺芭蕉記念館
期間
2/19~4/6
問い合わせ
023(695)2221
【山形市】わらべの里歴史と文化の美術館
場所
わらべの里歴史と文化の美術館
期間
2/1~4/3
問い合わせ
023(693)0093
【山形市】山形まるごと館紅の蔵
場所
山形まるごと館紅の蔵
期間
2/17~3/30
問い合わせ
023(679)5101
【山形市】中心市街地の文化観光施設・商店街
場所
中心市街地の文化観光施設・商店街
期間
2/20~3/22
問い合わせ
023(631)0831
【山形市】山形商家のひな祭り
場所
山形商家のひな祭り
期間
3/28、29
問い合わせ
023(622)3108
【山辺町】山辺町ふるさと資料館、本町・駅前商店街など各店舗
場所
山辺町ふるさと資料館、本町・駅前商店街など各店舗
期間
2/11~3/31
問い合わせ
023(664)5033
【中山町】柏倉九左エ門家
場所
柏倉九左エ門家
期間
3/1~4/5
問い合わせ
023(662)3521
【上山市】上山城
場所
上山城
期間
3/3~4/5
問い合わせ
023(673)3660
【上山市】蟹仙洞
場所
蟹仙洞
期間
3/3~5/31
問い合わせ
023(672)0155
場所
森本家(武家屋敷通り)、山田屋(楢下宿)
期間
3/21~3/29
問い合わせ
023(672)0839
場所
旧東村山郡役所資料館
期間
2/13~3/29
問い合わせ
023(653)0631
【天童市】将棋むら天童タワー
場所
将棋むら天童タワー
期間
2/13~3/29
問い合わせ
023(653)3222
【天童市】広重美術館
場所
広重美術館
期間
2/13~3/30
問い合わせ
023(654)6555
【天童市】天童ワイン
場所
天童ワイン
期間
2/13~3/29
問い合わせ
023(655)5151
【東根市】東の杜資料館
場所
東の杜資料館
期間
3/28~4/3
問い合わせ
0237(41)1200
【東根市】梅ケ枝清水
場所
梅ケ枝清水
期間
1/20~4/3
問い合わせ
0237(42)0589
【東根市】野守の宿
場所
野守の宿
期間
2/15~4/3
問い合わせ
(0120)420173
最上徳内記念館
期間
2/14~4/7
問い合わせ
0237(55)3003
【村山市】真下慶治記念美術館
場所
真下慶治記念美術館
期間
2/26~4/14
問い合わせ
0237(52)3195
【村山市】甑葉プラザ(段々ロングな雛まつり)
場所
甑葉プラザ(段々ロングな雛まつり)
期間
3/18~3/22
問い合わせ
0237(55)2111
愛宕神社(ひな供養)
期間
3/22
問い合わせ
0237(55)5637
【村山市】楯岡地域市民センター(雛のつるし飾り展) c
場所
楯岡地域市民センター(雛のつるし飾り展)
期間
2/28~3/31
問い合わせ
0237(55)7477
場所
料亭慈恩寺陣屋
期間
3/1~4/3
問い合わせ
0237(87)1112
【寒河江市】古沢酒造資料館
場所
古沢酒造資料館
期間
3/1~4/3
問い合わせ
0237(86)5322
場所
期間
2/14~4/5
問い合わせ
0237(86)6258
場所
期間
4/2、3
問い合わせ
0237(72)3787
場所
細谷昌平家、国井暠一家、秋葉神社(ひな供養神事)
期間
4/2、3
問い合わせ
0237(72)3787
場所
鈴木英友家、鈴木昌之家
期間
3/28~4/5
問い合わせ
0237(72)3787
【河北町】紅花資料館
場所
紅花資料館
期間
1/11~4/8
問い合わせ
0237(72)3787
【西川町】清流の庭園玉貴
場所
清流の庭園玉貴
期間
2/1~4/19
問い合わせ
0237(74)2364
【朝日町】あさひ旅のココロ館
場所
あさひ旅のココロ館
期間
3/12~3/23
問い合わせ
0237(67)2134
【大江町】岡田文治家、清野太家、金子仙之助家、大江町歴史民俗資料館
場所
岡田文治家、清野太家、金子仙之助家、大江町歴史民俗資料館
期間
3/27~3/29
問い合わせ
0237(62)2111
場所
芭蕉・清風歴史資料館
期間
2/26~4/7
問い合わせ
0237(22)0104
場所
大石田町立歴史民俗資料館
期間
2/28~4/5
問い合わせ
0237(35)3440
【大石田町】本町通り
場所
本町通り
期間
4/2、3
問い合わせ
0237(35)2111
【新庄市】新庄ふるさと歴史センター
場所
新庄ふるさと歴史センター
期間
2/21~4/5
問い合わせ
0233(22)2188
【新庄市】深田菓子舗
場所
深田菓子舗
期間
4/1~4/3
問い合わせ
0233(22)2131
【新庄市】割烹つたや本店
場所
割烹つたや本店
期間
3月下旬~4/3
問い合わせ
0233(22)0434
【新庄市】とまれ屋旅館
場所
とまれ屋旅館
期間
4/1~4/3
問い合わせ
0233(22)0822
【新庄市】ギャラリー喫茶 花のれん
場所
ギャラリー喫茶 花のれん
期間
4/1~4/3
問い合わせ
0233(23)6223
【金山町】藤兵衛邸、カネカ邸、まるい邸、いちき邸、三之助邸、蔵史館
場所
藤兵衛邸、カネカ邸、まるい邸、いちき邸、三之助邸、蔵史館
期間
4/2、3
問い合わせ
0233(52)2111
【金山町】マルコの蔵
場所
マルコの蔵
期間
3/1~4/16
問い合わせ
【鮭川村】川魚山菜懐石料理 池之家
場所
川魚山菜懐石料理 池之家
期間
2/11~4/20
問い合わせ
0233(55)3082
【鮭川村】羽根沢温泉街
場所
羽根沢温泉街
期間
3月上旬~4月上旬
問い合わせ
0233(55)2525
若松屋村井六助旅館
期間
3/3~4/3
問い合わせ
0233(76)2031
【大蔵村】湯宿元河原湯
場所
湯宿元河原湯
期間
3/3~4/3
問い合わせ
0233(76)2259
【大蔵村】三春屋旅館
場所
三春屋旅館
期間
3/3~4/3
問い合わせ
0233(76)2036
【最上町】旅館喜至楼
場所
旅館喜至楼
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0233(42)2011
【舟形町】舟形若あゆ温泉
場所
舟形若あゆ温泉
期間
2月中旬~3月中旬
問い合わせ
0233(32)3655
【戸沢村】三左衛門そば
場所
三左衛門そば
期間
4/1~4/4
問い合わせ
0233(73)2182
【鶴岡市】荘内神社「宝物殿」
場所
荘内神社「宝物殿」
期間
3/1~4/5
問い合わせ
0235(22)8100
【鶴岡市】致道博物館
場所
致道博物館
期間
3/1~4/5
問い合わせ
0235(22)1199
【鶴岡市】龍の湯「蔵ギャラリー・氷室」
場所
龍の湯「蔵ギャラリー・氷室」
期間
3/1~4/5
問い合わせ
0235(75)2241
【鶴岡市】市内各店舗(つるおか雛めぐり)
場所
市内各店舗(つるおか雛めぐり)
期間
3/1~4/3
問い合わせ
0235(24)7711
【鶴岡市】旧風間家住宅「丙申堂」
場所
旧風間家住宅「丙申堂」
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0235(22)0015
場所
旧白幡邸(湯田川温泉)
期間
3/1~4/5
問い合わせ
0235(35)4111
場所
湯野浜温泉各旅館
期間
3月
問い合わせ
0235(75)2258
【鶴岡市】松ケ岡開墾記念館
場所
松ケ岡開墾記念館
期間
3/17~4/5
問い合わせ
0235(62)3985
場所
あつみ温泉各会場
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0235(43)3547
場所
長沼温泉ぽっぽの湯
期間
2/22~3/21
問い合わせ
0235(64)4126
【鶴岡市】三井家「蔵座敷」
場所
三井家「蔵座敷」
期間
3/1~4/5
問い合わせ
0235(24)9122
【酒田市】本間家旧本邸と別館「お店(たな)」
場所
本間家旧本邸と別館「お店(たな)」
期間
2月下旬~4月上旬
問い合わせ
0234(22)3562
【酒田市】本間美術館
場所
本間美術館
期間
2/28~4/6
問い合わせ
0234(24)4311
【酒田市】旧鐙屋
場所
旧鐙屋
期間
2/22~4/3
問い合わせ
0234(22)5001
【酒田市】舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓
場所
舞娘茶屋・雛蔵畫廊 相馬樓
期間
3/1~4/3
問い合わせ
0234(21)2310
場所
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0234(92)4181
【酒田市】山居倉庫・酒田夢の倶楽「華の館」
場所
山居倉庫・酒田夢の倶楽「華の館」
期間
2/21~4/3
問い合わせ
0234(22)1223
場所
さかた中通り商店街アーケード
期間
2/28~4/5
問い合わせ
0234(21)2601
【酒田市】マリーン5清水屋
場所
マリーン5清水屋
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0234(24)5511
【酒田市】旧阿部家
場所
旧阿部家
期間
3/1~5/6
問い合わせ
0234(54)2776
酒田市松山文化伝承館
期間
2/20~4/5
問い合わせ
0234(62)2632
【酒田市】酒田あいおい工藤美術館
場所
酒田あいおい工藤美術館
期間
2/20~4/5
問い合わせ
090(2846)6846
【酒田市】山王くらぶ
場所
山王くらぶ
期間
2/22~4/3
問い合わせ
0234(22)0146
【酒田市】清亀園
場所
清亀園
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0234(23)0388
場所
酒田市立資料館
期間
2/14~4/3
問い合わせ
0234(24)6544
【遊佐町】旧青山本邸
場所
旧青山本邸
期間
2/17~4/5
問い合わせ
0234(75)3145
【三川町】三川町文化交流館
場所
三川町文化交流館
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0235(66)5040
場所
庄内町亀ノ尾の里資料館
期間
2/21~3/29
問い合わせ
0234(44)2162
【米沢市】上杉伯爵邸(上杉記念館)
場所
上杉伯爵邸(上杉記念館)
期間
2/3~4/3
問い合わせ
0238(21)5121
【米沢市】酒造資料館 東光の酒蔵
場所
酒造資料館 東光の酒蔵
期間
2/3~4/3
問い合わせ
0238(21)6601
【米沢市】出羽の織座・米沢民芸館
場所
出羽の織座・米沢民芸館
期間
3/3~3/15
問い合わせ
0238(22)8141
場所
米沢市上杉博物館「伝国の杜」
期間
2/28~3/26
問い合わせ
0238(26)8001
【米沢市】白根沢
場所
白根沢
期間
3/2~3/13
問い合わせ
0238(23)0034
場所
結城豊太郎記念館
期間
1/14~3/20
問い合わせ
0238(43)6802
【川西町】玉庭地区交流センター・民家など(玉庭ひなめぐり)
場所
玉庭地区交流センター・民家など(玉庭ひなめぐり)
期間
3/28、29
問い合わせ
0238(48)2130
【長井市】小桜館
場所
小桜館
期間
2/10~2/15
問い合わせ
0238(88)9365
【長井市】山口家
場所
山口家
期間
3/1~3/31
問い合わせ
0238(84)2830
【白鷹町】あゆ茶屋
場所
あゆ茶屋
期間
2/1~3/31
問い合わせ
0238(85)5577
場所
荒砥駅資料館
期間
2/1~4月下旬
問い合わせ
0238(85)2016
★河北町谷地の「ひなまつり」は、月遅れの4月2日・3日に北口通りを中心に行われ、「ひな市」が立ちます。
500年も前から谷地には毎月18もの市が立ち、大変な賑わいをみせていました。そのうち、谷地城主白鳥十郎が開いた旧暦3月2日の市がちょうど雛の節句にあたるもので、いつしかそれが「節句市」、「おひな市」とよばれ、今日に至っています。市には雛人形・だるま・玩具などのほか、雛節句用の食品や一般日用品がならびます。
まつりの主役は雛でありその昔、谷地が誇った紅花の取り引きで、京都などからの上方文化がこの地に導入され、雛もそのひとつでした。ここに伝わる数多くの享保雛や古今雛などは折紙つきの逸品で、美術書の巻頭を飾っています。そのほかにも、御所人形・竹田人形・からくり人形・鴻之巣人形・押絵雛などがあります。
雛への供えは、この地方独特のものとして、春告げ魚とよばれている鰊や田螺・野老・あさつき・慈姑・鶏卵・岩海苔の巻きずしなどがあります。しかも、これらを日々新しく供え替えする心のこまやかさもあります。 雛の飾りは一般に公開され、鑑賞に訪れた子どもたちには「ひなあられ」、「あま酒」などがふるまわれます。
雛の飾りは4月3日で終わりますが、それを延ばすと娘の婚期が遅れるとの言い伝えがあります。
谷地の「ひなまつり」が全国的に人の心をひくようになったのは、この小さな町に立派な雛が数多く残っていることと、その収集保存が全く庶民の手によって行われているからです。 代々、大切に引き継がれてきた絢爛たる「雛文化」を多くの方々に鑑賞していただき、より愛される「ひなまつり」にするようつとめています。
★酒田雛街道むかし小路の雛巡り
北前船海運と最上川舟運で栄えた湊町・酒田には、交易によって上方の文化が多く伝えられました。旧家が所蔵する享保雛、古今雛などの他、日本三大つるし飾り「傘福」も展示され、女性に大人気のイベントです。
★まつやまのお雛様 ~酒田雛街道~ まつやまのおひなさま
松山地区の旧家に伝わる江戸時代の人形や、享保びなや古今びなを展示します。
- ■名称まつやまのお雛様 ~酒田雛街道~
- ■開催日2015年2月20日(金)
~ 2015年4月5日(日)
- ■開催時間9:00~16:30
- ■開催地酒田市新屋敷36-2
- ■お問合せ先松山文化伝承館
- ■電話番号0234-62-2632
- ■料金一般:360円
高大生:250円
小中学生:100円
(小中学生は土日無料)
- ■アクセス酒田駅よりバス山寺川先」行き、「松嶺本町」下車後、徒歩5分
余目駅より車で10分