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東北六魂祭30日秋田で「みちのくの希望の明かり」を灯す 街の灯♪~

竿燈に初めて火ともす、六魂祭 「希望の明かり」夕闇に輝く


東北六魂祭 ともした願い

 秋田市中心部で30日に始まった東北六魂祭ろっこんさい。航空自衛隊のブルーインパルスが曲技飛行を披露し、東北の「うまいもの」を集めた屋台村では横手やきそばや宮城県の牛タン、山形県の芋煮などの店が出て、県内外の観光客でにぎわった。六魂祭パレードでは初めて、竿燈かんとうに明かりがともった。

 六魂祭では毎年、漢字1文字のテーマを決めており、5回目の今回は「輝」。竿燈の形から着想を得て、東北の希望や実りを感じる祭りにと願いを込めた。開祭式では参加者が1分間の黙とうをささげ、東日本大震災の犠牲者を追悼した。

 家族で訪れた秋田市仁井田小中島の看護師(32)は「観客の中には被災された方もいると思うが、心を一つにしたパレードを見る時間を共有できるのはとても大切な時間に感じた」、京都市の女性は「阪神・淡路大震災から今年で20年がたち、関西地方はかなり復興したが、東北地方はこれから。少しでも東北各県の復興が進むことを願っている」とそれぞれ話した。祭りは31日も行われる。

 

■初日 15万人の人出

 東北六魂祭実行委員会の発表では、初日の来場者は約15万人で、前回の山形市を約2万人上回った。準備した4か所の臨時駐車場3550台分は、午後2時30分頃、全て満車となった。目玉のパレードが始まる午後4時30分前後に混雑はピークに達し、県庁と市役所周辺の沿道は観客であふれかえった。

 秋田市はこの日、午前の段階で既に気温が30度近くまで急上昇した。

今回の六魂祭では竿燈のちょうちんに初めて火がともされた。倒れかかるたび、観覧席がどよめいた
 


 秋田市で30日に開幕した「東北六魂祭2015秋田」は、夕方から行われたメーンのパレードで本県の竿燈に初めて火がともされた。東北の心は一つ、さらに前へ—。東日本大震災からの復興を願って高々と掲げられた「希望の明かり」が夕闇に輝いた。

  軽快なおはやしが響く中、明かりをともした57本の竿燈が一斉に上げられたのは、パレードがフィナーレを迎えた午後6時40分ごろ。観客は揺らめく明かりを見上げながら、「ドッコイショ」と威勢のいいかけ声でもり立てた。出演者は熱のこもった演技、演奏で声援に応えた。

  おはやしの笛で参加した秋田南中1年は福島県郡山市出身。
福島第1原発事故を受け、4年前に家族と一緒に秋田市へ避難した。11年夏に初めて見た竿燈まつりの活気に魅せられ、翌年から笛を始めた。演奏を終え、「お客さんが拍手や歓声を送ってくれて、本当に東北が一つになったみたいだった」とはにかんだ。

 

★東北六魂祭

東北六魂祭(とうほくろっこんさい)は、東北6県の各県庁所在地(以下「東北6県都」)の代表的な6つの夏祭りを一同に集めた祭り。2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の鎮魂と復興を願い、同年より東北6県都で持ち回り開催されている。

沿革

2010年(平成22年)12月4日に東北新幹線が八戸駅から新青森駅まで延伸することで、「東北6県都」全てが新幹線で繋がれるのを前にした同年2月15日、「東北6県都」で開催されている6つの夏祭り(青森ねぶた祭・盛岡さんさ踊り・仙台七夕まつり・秋田竿燈まつり・山形花笠まつり・福島わらじ祭り)の実質的な主催者である6つの商工会議所が宮城県仙台市に集まり、共同で情報発信や誘客事業をして観光客の周遊を目指す初めての組織「東北夏祭りネットワーク」が結成された。

2011年(平成23年)2月3日、「東北夏祭りネットワーク」に加盟する祭りを県庁所在地に限定しないことになり、加盟する祭りが35に拡大された。

組織

第2回の組織。

主催

東北六魂祭実行委員会
青森市
盛岡市
仙台市
秋田市
山形市
福島市

青森ねぶた祭実行委員会
盛岡さんさ踊り実行委員会
仙台七夕まつり協賛会
秋田市竿燈まつり実行委員会
山形県花笠協議会
福島わらじまつり実行委員会

各回のテーマと副題


回 開催日 開催地 人出 テーマ 副題 テーマ曲

1回  2011年7月16日・17日 仙台市 37万人 祈  Rake 「誓い」
2回  2012年5月26日・27日 盛岡市 24万人 希 復興はつづく。魂も、つづく。 
3回  2013年6月1日・2日 福島市 25万人 福 今こそ、魂のチカラを。 TOHOKU ROCK'N BAND
「東北 ROCK'N 音頭」
4回  2014年5月24日・25日 山形市 26万人 起 いざ、新しい東北へ。
・5回 2015年5月30日・31日 秋田市  輝 

 

メインイベントは「6大祭りパレード」であるが、パレードは道を一方向に動きながら行うため、その提示方法に適さない仙台七夕まつりは七夕飾りが祭り会場の飾り付けとして用いられ、パレードにはすずめ踊りが参加している。また、秋田竿燈まつりはパレード会場の一ヶ所に留まって妙技を披露する。その他、開催県の祭りからもパレードに参加がある場合もある。

●「6大祭りパレード」と展示


青森県 青森市 青森ねぶた祭
ねぶた ハネト ねぶた

岩手県 盛岡市 盛岡さんさ踊り
- さんさ踊り -

宮城県 仙台市 仙台七夕まつり
- すずめ踊り 七夕飾り

秋田県 秋田市 秋田竿燈まつり
竿燈妙技 竿燈

山形県 山形市 山形花笠まつり
- 花笠音頭 -

福島県 福島市 福島わらじ祭り
大草鞋 ダンシングそーだナイト 大草鞋

 

来場者数
第1回(2011年): 36万人
 第2回(2012年): 24.3万人
 第3回(2013年): 25.0万人
 第4回(2014年): 26.0万人