熊本、大分両県の被災地へ政府・自治体・企業・有志の方々も支援の動き
厚生労働省の派遣要請を受け岩手、宮城、山形、福島4県の8チーム40人が16日午後8時ごろ、熊本、大分両県の被災地へ応援支援の為、航空自衛隊松島基地(東松島市)から輸送機で福岡県の築城(ついき)基地へ向かった。
東北の災害派遣医療チーム(DMAT)は16日、熊本、大分両県の被災地へ出動した。負傷者の生存率が大きく下がるとされる「発生72時間」をにらみ、東日本大震災の経験を生かして迅速な救急救命に当たる。
医師や看護師、薬剤師によるチームが状況に応じて熊本、大分などで活動する。搭乗前、福島県立医大の医師さんは「5年前の恩を返したい」と誓った。
派遣について岩手県の担当者は「九州から多くの支援をもらった。力を尽くしてほしい」、山形県も「一人でも多くの人を助けられれば」と期待した。
石巻市の石巻赤十字病院は同日、医師や看護師、薬剤師ら15人の救護班を独自に熊本県に派遣した。自治体などの要請はないが、災害時の救急医療は一刻を争うとの院長の判断で出動に踏み切った。
救援物資の発送も本格化した。仙台市は、備蓄する食料や生活用品などを10トントラック1台に積んで提供先の熊本市へ出発。職員2人を17日、同市に派遣し支援のニーズを探る。現地入りする仙台市危機管理課の担当課長は「何が必要なのか、しっかり見聞きしてきたい」と話した。
石巻市は災害相互応援協定を結ぶ熊本県八代市に食料などを搬送。職員3人を派遣し「災害対策本部の運営などを支援したい」と意気込んだ。気仙沼市は災害時支援協力協定を結ぶイオンリテールを通じ、熊本県災害対策本部にブルーシート300枚を提供した。
相馬市は熊本、宮崎両県の11市町村に毛布600枚などを発送した。市長は「支援を通じ市民にも災害への備えを喚起したい」と語った。
陸上自衛隊東北方面隊(仙台市)は16日、人命救助や生活支援の任務に当たる約1700人の部隊を熊本市の西部方面隊管区内に派遣した。
宮城県には東日本大震災から5年が経ちましたが熊本地震被災地より支援応援に来仙されていた方がいらっしゃいました。宮城県は熊本からの応援者を即座に地元に返しました。
ご苦労様でした。地元で頑張ってください。
東日本大震災の時は大変でした。
約30日間、電気・水道・ガスが停止になり、生きるのに苦労しました。
当時、日本各地はいうに及ばず、海外からも暖かい応援支援をいただきました。
この場を借りて改めて感謝いたします。皆さんありがとうございました。
■政府、救出活動に全力 首相「人命第一」指示 総務省も対応
政府は熊本地震の被害拡大を受け、被災地で救援にあたる人員を5倍以上に増やす。菅義偉官房長官は16日夜の記者会見で、派遣する自衛隊員の数を18日までに2万5千人に増やす方針を表明。警察は4600人規模に、消防は約3700人に増やす。実動部隊を15日までの総勢約6000人から同3万3000人規模に引き上げて被災者の救助と支援を急ぐ。
政府は16日午後、熊本地震による被害状況の全容把握と被災者の救命、救出活動に全力を挙げた。安倍晋三首相は夕方の非常災害対策本部で「夜間の救命、救出活動は極めて困難になるが、人命第一で全力を尽くしてもらいたい」と指示した。
政府は熊本県南阿蘇村を中心に、道路寸断などのため孤立している住民らへの救援を急ぐ。食料や水などの必要物資や医療の提供といった被災者支援に総力を挙げる方針だ。
首相は対策本部会合で「被災した高齢者や、乳幼児らに十分な目配りが必要だ」と指摘した。
総務省は16日、地震被害が大分県にも広がっているのを受け、熊本県に続いて大分県の被災自治体でも、地方交付税の一部を前倒しして交付する検討を始めた。高市早苗総務相は官邸で記者団に「積極的に省内で準備を整えた。要請があればすぐに対応できる」と話した。
※4/17日速報
安倍晋三首相は17日午前、官邸で記者団に対し、地震が相次ぐ熊本県のスーパーなど小売店での食品の品切れ解消に向けて「店頭に今日中に70万食を届ける」と述べた。
首相は「『被災者生活支援チーム』を立ち上げたい。この後の(非常災害対策)本部で指示する」とも語った。
被災地の皆さんまもなく応援が行きますのでそれまで頑張ってくださ~い。
※熊本県社会福祉協議会&大分県社会福祉協議会もボランティア受け入れの募集は始めていません。
熊本県では、各市町村の社会福祉協議会が、ボランティアの受け入れや、活動する現場の調整を行うことになっています。
■恩送り(Pay it forward)で熊本・大分・福岡を応援支援しよう
「熊本の物を買って応援しよう!」復興支援の一つの形です。こういう支援もあります。
阪神大震災級の強い地震に襲われた熊本県。東京・銀座にある県のアンテナショップ「銀座熊本館」は、県ゆかりの名産品を買って支援しようと、多くの人でにぎわっています。
「いきなり団子」や、同じく熊本の銘菓「朝鮮飴」、デコポン、馬刺しなどを買い求める人たちの列は途切れず続いていました。
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・新規入荷のめどは立たない状態
熊本館を運営している県東京事務所の担当者は「このような形でご支援いただき、本当に本当にありがとうございます」と話しています。
ただ、地震の影響で配送会社の集配センターの機能が失われたり、地元企業が操業を停止したことなどから、新たな商品の入荷のめどは立っていないようです。「今後、熊本館をどうやって運営していけるか、まだ何も分かっていません」
<銀座熊本館> 東京都中央区銀座5丁目。地下鉄銀座駅徒歩2分。午前11時~午後8時。定休は月曜、祝日の場合は翌平日。03-3572-1147。
各県や自治体その他、有志の方々・企業・個人の方々が支援の輪を広げています。
we are the world (日本語 英語 歌手名付き)full ver USA for AFRICA
We are the world.【人類みな兄弟】。
それぞれ今自分ができることで支援していきましょう。
私は「ゆらゆらソーラーダンシングくまもん」をさりげなく買い求めました。
これも一つの恩送り(Pay it forward)になるかな~。
●死者計41人、9万人避難 負傷千人以上、地震続発
九州で相次いだ震度6強の熊本地震で、熊本県などは16日、熊本市や南阿蘇村などで男女32人の死亡を確認した。益城町で14日に最大震度7を観測して以降、死者は計41人となった。九州の広範囲で千人以上が重軽傷を負った。大分県や宮崎県、福岡県を含め、けが人は千人以上。避難者は熊本県や大分県などで9万人を超えた。土砂崩れや倒壊した建物で生き埋めになった人もおり、県警によると南阿蘇村で少なくとも4人が不明。県警や自衛隊は行方不明者の救出作業に当たった。気象庁は16日夜、熊本県全域に大雨警報を発表、宇土市など県内各自治体は避難勧告を出した。
・地震で全半壊1700棟超 ライフラインにも影響
熊本県などで16日相次いだ強い地震で、多くの家屋が全半壊し、土砂崩れにより一部地域は孤立状態となった。鉄道の運休が続き、熊本空港の民間機が全便欠航になるなど交通網が寸断され、ライフラインにも大きな影響が出た。
熊本県などによると、同県での家屋の全半壊は1700棟を超えた。このうち西原村が1400棟余りで、阿蘇市が70棟以上。被害の大きかった益城町や南阿蘇村など調査の進んでいない自治体が多く、今後、全半壊数は増える可能性が高い。
南阿蘇村の温泉旅館「地獄温泉清風荘」で約50人、「垂玉温泉山口旅館」で十数人が孤立、自衛隊ヘリが救助に当たった。
★恩送り Pay it forward
恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送り、そしてその送られた人がさらに別の人に渡し、そうして「恩(慈しみ)」が世の中をぐるぐる回ってゆくこと。社会の慈しみの連鎖が起きる。
恩送りは恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができる。
※追伸
東日本大震災の時に給水車で「神戸」ナンバーの運転手さんにお礼を言ったところ
「いいえお礼なんていりませんよ。もし今度何か困った人がいたら助けてあげてください」。と言われました。
この一言のおかげで目から鱗です。地球はみんなの為に回っている。「恩送り元年」となりました。
WE ARE THE WORLD!