2017年1月11日は何の日?
1月11日は鏡開き、蔵開き、塩の日、樽酒の日、厚生省発足記念日、マカロニサラダの日、等の日です。
●『鏡開き』 :
正月に年神様に供えた「鏡餅」を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事です。
元々は武家社会の行事で、鎧や兜に供えた餅を雑煮などにして食べた「具足開き」の風習が一般化した由縁で「切る」という言葉を不吉とし、縁起の良い「開く」という言葉を使ったそうです。
餅を細かくする時も刃物で切ると切腹を連想させるとして、使わず木鎚で割ったり、砕いたりします。
地方により日が違い、京都では4日、その他に20日に行う地方もあります。
●『蔵開き』 :
江戸時代の米蔵を開く大名の儀式が由来で、商売をする家などで一年の最初に蔵を開き、商売繁盛を祈る行事です。<>鏡開きと同様に鏡餅は割って食べます。
酒蔵を開くという意味で現在では、主に酒造業者が多く行う行事となっています。
●『塩の日』 :
この日は、戦国時代の武将「上杉謙信」が敵対関係にあった内陸領の「武田信玄」の領民が、「今川義元」の戦略で塩を絶たれている事を知り、越後の塩を送り武田領民を救ったと言う故事に由来します。
これが『敵に塩を送る』という言葉の語源です。
塩は現在の新潟県糸魚川市と長野県松本市間を結ぶ「塩の道・千国街道」を通って運ばれ、1569(永禄11)年のこの日(旧暦)に、武田領の松本に届いたとされています。
松本市ではこの日(現在はその前後の土日)に「塩市」が開かれています。
名前は、江戸初期頃から何故か「飴市(松本あめ市)」に変わっています。
●『樽酒の日』 :
この日は、「鏡開き」の日で、樽酒の蓋を割って開ける事も「鏡開き」と言う事から、奈良県広陵町に本拠を置く酒造業者が、2009(平成21)年に制定。
※鏡開きには、祝いの宴、喜びの場で酒樽の蓋を威勢良く開けます。
良い事があったら、また良い事がありますようにとの思いから樽の酒をふるまい飲み交わすこの風習を、日本の文化として次の世代に伝えて頂きたいとの思いが込められています。
●『厚生省発足記念日』 :
1938(昭和13)年のこの日、戦局拡大の中で国民の体力向上を図る為に「厚生省」が発足した記念日です。
厚生省は、2001(平成13)年から、労働省と統合され「厚生労働省」としてスタートしています。
●『マカロニサラダの日』 :
幅広い世代に愛されている「マカロニサラダ」の魅力をさらに多くに人に知ってもらい、「マカロニサラダ」を日本の食卓に定着させる事を目的に、大手食品メーカーのグループに属し、サラダ、総菜、麺とパスタ、デザートなどの食品を製造販売する食品メーカーが制定。
日付は、「マカロニサラダ」の主材料であるマカロニの形が数字の1に似ていることから、1が「サ・ラ・ダ」と3つ並ぶ1月11日にしました。
※1.11忌
『路傍の石』等で知られる小説家・山本有三の1974(昭和49)年の忌日。
★山本 有三(やまもと ゆうぞう、1887年(明治20年)7月27日 - 1974年(昭和49年)1月11日)は、大正から昭和にかけて活躍した日本の小説家、劇作家、政治家。本名は山本 勇造(やまもと ゆうぞう)。日本芸術院会員、文化勲章受章者。
社会劇・歴史劇を次々に発表し、大正末期より小説に転じる。政治家としては戦後に貴族院勅選議員に勅任され貴族院が廃止されるまでこれを務めた後、第1回参議院選挙に全国区から出馬して当選、参議院議員を1期務めた。
最終学歴東京帝国大学独文科
活動期間1920年 -
ジャンル小説、戯曲
文学活動ふりがな廃止論
代表作
『波』(1923年、戯曲)
『女の一生』(1932年)
『真実一路』(1935年)
『路傍の石』(1937年)
主な受賞歴
文化勲章(1965年)
デビュー作
『生命の冠』(1920年)
語録
「右の靴は左の足には合わない でも両方無いと一足とは言われない」
「裸より強いものはない」(軍隊や国の交戦権を否定した日本国憲法を擁護して)
☆彡毎年1月の9日・10日・11日は、
●『十日戎(えびす)』 :
恵比寿様を祀る神社の祭礼で、「今宮戎神社(大阪)」、「西宮神社(兵庫県西宮)」、「十日恵比須神社(福岡県博多)」、「ゑびす神社(京都)」等で正月の10日を中日に行われ、地元の人には「えべっさん」と呼ばれ親しまれています。
◎9日の「宵戎(よいえびす)」、◎10日の「本戎」、◎11日の「残り福」までの3日間行われますが、神社によっては前々日◎8日の「宵々戎」もあります。
縁起物を沢山飾った笹や熊手が「商売繁盛、笹持ってこい!」という賑やかな掛け声とともに売られ、商売繁盛を願ってお賽銭に一万円札が乱れ飛ぶそうです。
☆彡毎月11日は、
●『めんの日』 :
1年を通じてめん類への関心を持ってもらうおうと、細く長い麺のイメージと、11を「いい」と読む語呂合わせから、毎月11日を記念日として「全国製麺協同組合連合会」が1999(平成11)年に制定。
また、数字の1が4つ並ぶ◎11月11日の「めんの日」は、その中のシンボル的な記念日となっています。
●『おかあちゃん同盟の日』 :
2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で多くの人がボランティア活動の大切さを強く感じました。
「おかあちゃんが幸せだと家庭も子供達も幸せになる」、そう信じて毎月この日におかあちゃんたちが集い、語らい、学び、交流を深め、支え合うコミュニティーを作ろうと、岐阜県羽島市の「世界おかあちゃん同盟」が制定。
日付は大震災を忘れないとの思いから同じ11日です。
●『ロールちゃんの日』 :
しっとりとしたスポンジ生地と美味しいクリーム。
そして、ボリューム感で人気のハンディタイプのロールケーキ「ロールちゃん」の見た目のかわいらしさと美味しさをより多くの人に知ってもらおうと製造販売している製パン会社が制定。
日付はパッケージに描かれているキャラクター「ロールちゃん」の長い両耳が数字の11に似ている事から毎月11日としました。
☆彡1月11日の『誕生花』:
カポック、シェフレラ 花言葉はとても真面目
ニオイヒバ(ヨーロッパゴールドなど) 花言葉は 堅い友情、私のために生きて
パフィオペディラム 花言葉は変わりやすい愛情、思慮深さ
ユキワリソウ(ミスミソウ) 花言葉は信頼、自信、優雅
チオノドクサ 花言葉は栄光
シザンサス 花言葉は「あなたと踊ろう」あなたといっしょに、よきパートナー
セリ(芹) 花言葉は清廉潔白
フリージア<黄>・Freesia (Yellow) 花言葉は「無邪気」です。
※鏡開き
鏡開きとは年神様に供えた鏡餅を雑煮やおしるこなどにして食べ、一家の円満を願う行事。一般的には11日に行います。
鏡開き(かがみびらき)・鏡割り(かがみわり)とは、正月に神(年神)や仏に供えた鏡餅を下げて食べる、日本の年中行事であり、神仏に感謝し、またその供えられたものを頂いて無病息災などを祈って、汁粉・雑煮などで食される。
元々は鎧などの具足と一緒に供えた餅を雑煮にして食べる「具足開き」という武家の風習で、1月20日に行われていました。
三代将軍徳川家光が1月20日に亡くなったため、20日を忌日として避け11日に行うようになりました。
武家の風習であったため、刃物で切るのは切腹を連想させるので、手で割ったり、木槌で砕いたりしました。手で割るのは大変そうですね。
「切る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を用いています。
鏡は円満を意味します。
鏡開きとは、お正月に神様、仏様に供えていた鏡餅を下げ、それを食べるという風習です。
神様に供えた食べ物には力が備わると考えられ、神様や仏様に感謝しながらそれを食べることによって、無病息災を祈願しています。
●日付
2017年の鏡開きの日にちは、1月11日(水)です。
この日にちは、地域によって違ったり、土日祝日の関係で異なることもありますが、
一般的に1月11日が鏡開きの日とされています。
しかし、関西では1月15日に行われることが多く、
京都や近隣の一部の地域では、1月4日に行われます。
正月に鏡餅を飾る行事はいつに始るかつまびらかでないが,室町時代にはその方式が定まったと言われています。
鏡開きは,江戸時代,武家で初め正月 20日,のちに 11日を式日として,具足に供えた鏡餅を打ち欠いて食したところから始る。
「伊勢海老の鏡開きや具足櫃(ぐそくびつ)/許六」
お正月は年神様をお迎えする行事であり、その年神様の依り代となるのが鏡餅ですから、年神様がいらっしゃる間は食べてはいけません。
年神様がいらっしゃる間を松の内といいますが(1月7日まで。関西などでは15日まで。)、松の内が明けた11日に鏡開きをする のはそのためです。(松の内を15日とする地方では、鏡開きを15日または20日に行う場合が多いです)