☆彡「天使のハッピートーク一日一言 」幸せ探しへの誘い編
☆「自分以外の他人とは異文化人と思う!」
人から親切にしてもらっても、時として、迷惑に感じるときがある。いわいる有難迷惑というものである。
親切にするのはいいが他人の事情も察しなければならない。
日本の大学で学ぶ留学生たちに対して行われたある調査のなかで「日本人から受けた親切で、自分にとっては迷惑と思えたものは何ですか?」という項目がある。
その答えの一つが「無料でテレビなどをくれた時」というものがあった。
今、日本の大学の留学生の多くは東南アジアからきている。
彼らにとってそういう高価な贈与をされると、むしろ馬鹿にされているように感じるらしいのである。
テレビが粗大ごみとして捨てられているような社会に生きていると、そういう感覚も麻痺してしまう。
また、ある留学生が日本人から夕食に招かれたときのエピソードも印象的だ。
夕食の招待はもちろん留学生にとってうれしいことであるから喜んで受けることになる。
「それでは、今度の土曜日でいいですね。時間は七時ということでいいですか?」
すると、今までニコニコしていた留学生はたちまち不機嫌な表情になる。
招いた側は全く見当もつかない。はて、どうしたことだろうか?
実は、この留学生の国の文化では招いた方よりも、招かれた方の都合や思惑が優先されるのが社会的常識なのだという。
つまり、この留学生は「人を招待しておきながら、時間まで決めるとは何事か!」
と感じているのである。
これは、日本の様に招いた側の都合に従うという文化になれているものにはなかなか理解しがたいものである。
文化はいろいろである。国や地域だけではなく、男と女、世代、宗教、環境等私たちもいろいろな違いによって文化が異なることを理解したいものである。
理解したうえで良好な人間関係を築くのが処世術というものである。
☆彡今日の一言
●男と女はお互いに「異星人」と思うべし。
●人はお互いの文化を尊重しあうべきである。違うからといって排除すべきではない。
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす♪~。
以上はすがのたいぞう著「こころがホッとする考え方」より一部抜粋&加筆
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★すがのたいぞう
1953年、東京生まれ。学習院大学文学部卒業(心理学)。臨床心理士。学習院大学、東京代々木の森診療所などのカウンセラーを経て、1996年東京カウンセリングセンター設立。現在、東京カウンセリングセンター取締役所長。他にも、武蔵大学などの講師、不登校学級の顧問などとして、幅広く活躍中。全国のカウンセラーに呼びかけて編纂した『こころの日曜日』は、シリーズ化され、累計100万部のベストセラーとなる。医療、教育、産業など多岐の分野に通じ、専門論文も多数。
主な著書に『カウンセリングがわかる本』(法研)『こころのモヤモヤが晴れる本』(大和書房)『こころの時間です』(サンマーク出版)『こころがホッとする考え方』(PHP文庫)など多数がある。