風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

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梅雨・・・憂鬱な気分をどうすればよいのでしょうか? アランの『幸福論』に学ぶ

☆彡「天使のハッピートーク・ 一日一言 」幸せ探しへの誘い編

 

梅雨に入りました。憂鬱な気分をどうすればよいのでしょうか?

 

「憂鬱だ!・・・だから?」と軽く受け流そう♪~

 

アランは素晴らしい方法を提供しています。

私達は普通憂鬱な気分になると、その理由を詮索します。

「彼の言動が気になっているのか?」
「これからの勉強や仕事が気になっているのか?」
「嫁(旦那)さんの態度が気に入らないのか?」などなど…etc.

何であれ、悪いことが起これば憂鬱になります。それは自然なことです。

でもね~、どうしてそんな気持ちになったのかを追求すると、憂鬱な気分に拍車がかかります。

憂鬱になってはいけないと焦り、気分を盛り上げたいと思いますが、うまくいきません。そしてまた落ち込みます。

あるよからぬ出来事が起これば、それが自分を悲しみに陥れることを知っている。

だから、自分は関心でいることに驚いてはならないというのです。

そのことでわざわざもう一度機嫌を悪くする必要はないのです。

 

そう、悲しみに陥れられることはわかっているのだから、じたばたせずに「そんなもんだ」と受け入れるのです。

「憂鬱なんだ、そうなんだ・・・」と受け入れるのです。

「憂鬱だからなんなんだ、それでいいじゃん」と開き直って落ち着き、体を動かしてみたり、音楽を聴くなりして静観するのです。

「憂鬱」に同化してはいけません。

 

 アランによると「憂鬱な人」はどんな考えについても、悲しい理由を見つけてしまいます。

 彼らは何を言われても悪い方へ、悪い方に解釈します。傷つきます。

 憐れまれると「侮辱した」と思い、何も言われないと「無視されている」と逆切れします。

 自分自身をどうしても落ち込ませたいのです。

 落ち込みがちな人は、時に憂鬱になりたい性質なのです。

 気分を落ち込ませて、自分を責め、ある種「悲劇のヒロイン・ヒーロー」になって、その快感に酔いしれているのです。

 アランはそのようなひとは「グルメのように悲しみを味わっている」だけだ、と指摘します。

 どうして、人間がそんな自虐的な心理を選択するかについては諸説ありますが、そうやってあえて心を鍛えているという説もあります。

 あるいは、もう一人の自分に、助けを求めているのかもしれません。

 少なくとも、「悲しみの味を賞味」しても、あまり益はないのです。

 


☆彡今日の一言
①「憂鬱だ!・・・だから?」と軽く受け流そう♪~

②いいことさがしをしよう♪~

③憂鬱になってもそれに力を与えるようなことはしない。


☆彡ハッピー処世術
1.まず行動する。わざと忙しくしよう。あとからいい気分が付いてくる。

2.憂鬱なとき「憂鬱なんだ、へぇー」と受け流すと明るい気分が優勢になってくる。

3.「苦しみ」を味わってはいけない。音楽やTVのお笑い番組等の別な味を見つける。

4.完璧主義者にならない。(いい加減は好い加減である。と心得る)

 


以上は富増章成(とますあきなり)著「誰でも簡単に幸せを感じる方法はアランの『幸福論』に書いてあった。」よりは一部抜粋&加筆 

 

誰でも簡単に幸せを感じる方法は アランの『幸福論』に書いてあった (中経の文庫)

誰でも簡単に幸せを感じる方法は アランの『幸福論』に書いてあった (中経の文庫)

 

 

アランの『幸福論』5.憂鬱より

 

★富増章成
富増 章成(とます あきなり、1960年 - )は、日本の著作家河合塾日本史科講師。駿台予備学校倫理科講師。
中央大学文学部哲学科を卒業後、上智大学神学部にて学ぶ。
人物
わかりにくい哲学・歴史的概念を日常語でかみくだいて説明し、ジョークを交えるなどして、知識のステップアップを手助けするために授業や著作で活動している。フジテレビの番組『お厚いのがお好き?』で哲学監修を担当した。 『空想哲学読本』などの語り口は、土屋賢二のユーモアエッセイなどにも通底するものである。

主な著書に「一生に一度は考えたい33の選択」「どこから覚えていいかわからない人のための日本史のオキテ55」「人生で大切なことはすべて哲学と彼女が教えてくれた。」「深夜の赤信号は渡ってもいいか? いま使える哲学スキル」「世界一わかりやすいキリスト教」「眠れないほどおもしろい哲学の本」「誰でも簡単に幸せを感じる方法は アランの『幸福論』に書いてあった」「ニーチェの哲学」「オッサンになる人、ならない人」「お厚いのがお好き?」「哲学者の言葉 いま必要な60の知恵」「空想哲学講義」「東洋の賢者の思想がよくわかる本 生活のあらゆる場面で役に立つ」「みるみるわかる日本史 豊富な図解で歴史の流れが見えてくる」「もっと哲学がわかる神秘学入門」「哲学の小径 世界は謎に満ちている!」など多数。

「富増章成」という名前はペンネームであり、これはカトリック洗礼名「トマス・アキナス(スコラ学の代表的神学者トマス・アクィナスにちなんだ名前)」に由来しているとのこと。

◆名言
・人生には、自分でコントロールできない、想定外の出来事が起こります。
「どうすればいいのか?」についての答えはありません。
けれども、外側から起こってくる出来事に「どういう態度でいるべきなのか?」と自分に問うことはできます。

・「同情」すると、同情される側も自分自身も弱くなってしまう。
同情するより、その人が苦しみを乗り越えていく強い人間であることを賞賛するべきだ。

・苦しみを乗り越えていくことそのものに生きる意味がある。

・この世界には、多くの苦しみがあって、
最終的にそれを引き受ける土台の土台は自分自身の心。


★アランのプロフィール
アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(フランス語:Émile-Auguste Chartier、1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリストペンネームのアランは、フランス中世の詩人。

職業 教師、哲学者、評論家、モラリスト
最終学歴 エコール・ノルマル・シュペリウール
ジャンル 美学、哲学、政治学、教育学

 

アランの幸福論 エッセンシャル版(特装版)

アランの幸福論 エッセンシャル版(特装版)

 

 

1925年に著された『幸福論 (アラン)(フランス語版)』で名高いが、哲学者や評論家としても活動し、アンリ・ベルクソンポール・ヴァレリーと並んで[7]合理的ヒューマニズムの思想は20世紀前半フランスの思想に大きな影響を与えた。
体系化を嫌い、具体的な物を目の前にして語ろうとしたのがアランの手法で、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた。フランス文学者の桑原武夫は「アランの一生は優れた「教師」の一生であったと言えよう」と評している。また、アランの弟子で同国出身の小説家、評論家であるアンドレ・モーロワは1949年にアランの伝記や教えをまとめた『アラン(Alain)』の中で、アランを「現代のソクラテス」と評している。

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