6月13日ははやぶさの日、小さな親切運動スタートの日、鉄人の日等の記念日です。
○はやぶさの日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所がある神奈川県相模原市が2012年に制定。
2010年のこの日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」までの7年間の旅を終えて地球に帰還した。
○小さな親切運動スタートの日
1963年のこの日、「小さな親切」運動本部が発足した。
その年の東京大学の卒業式の告辞の中で、茅誠司総長が「小さな親切を勇気をもってやってほしい」と言ったことがきっかけとなって、6月13日に茅氏を始めとする8名の提唱者が、運動を発足させた。
“できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように”、“人を信じ、人を愛し、人に尽くす”をスローガンに運動が進められている。
○鉄人の日
1987年のこの日、プロ野球広島東洋カープの衣笠祥雄選手が、2131試合連続出場の世界記録を作った。それまでの記録は、アメリカ大リーグのルー・ゲーリック選手が持っていた。
●6/13の歴史
1582年山崎の合戦で羽柴秀吉が明智光秀を破る。光秀は敗走中に雑兵に刺殺される。(新暦7月2日)
1983年アメリカの無人探査機「パイオニア10号」が、人工物体としては初めて太陽系を脱出
●6/13日の誕生花
ジギタリス Fox Glove花言葉:胸の思い
桔梗[ききょう] Balloonflower花言葉:変らぬ愛
ブライダルベール Bridal veil花言葉:願い続ける
●誕生日
1920年岡田英次[おかだ・えいじ] (俳優)[1995年9月14日歿]
1964年水島かおり[みずしま・かおり] (女優)
1968年森口博子[もりぐち・ひろこ] (歌手,タレント)
■6月13日の小さな親切運動スタートの日について
★小さな親切運動
小さな親切運動(ちいさなしんせつうんどう)とは、毎年6月13日に一日一善をしようという運動。 日常生活の中での善意を広める事に重点を置き、個人や団体の顕彰、各種コンクールの実施、清掃活動の実施などを行っている。
「小さな親切」運動とは
昭和38年3月、東京大学の卒業式において、当時の茅誠司総長が告辞の中で卒業生に贈った言葉がきっかけとなって、この年の6月13日、茅総長をはじめ阿部真之介氏(NHK会長-当時。以下同じ)、上田常隆氏(毎日新聞社社長)、栗田確也氏(栗田書店社長)、坂西志保氏(評論家)、上代たの氏(日本女子大学学長)、渋沢敬三氏(実業家)、原安三郎氏(日本化薬社長)の8名が提唱者となり、「小さな親切」運動が発足しました。
以来、“できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように”をスローガンに運動を推進、「小さな親切」運動は日本中に広がりました。道府県に県本部、市町村に支部が結成され、平成25年6月には50周年を迎えました。
21世紀を迎え、日本はもとより世界中が大きく変化しています。このような時代だからこそ、私たちは「小さな親切」運動を通して、思いやりあるれる、心のかよう社会づくりをめざしたいと考えています。
「小さな親切」運動 のスローガン「できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣になるように」
●運営団体
公益社団法人「小さな親切」運動本部
所在地-東京都千代田区
歴史
1963年3月 東京大学卒業式の告辞で、総長茅誠司が「小さな親切」の重要性を訴える。その後、実践例が新聞などで報じられ、社会から幅広い共感が寄せられる。
1963年6月13日 社団法人「小さな親切」運動本部設立。茅が初代代表に就任し、以後23年間同職を務める。
1994年 第3代代表として元東京大学総長の森亘が就任。
2004年 第5代代表として元駐ハンガリー大使の田中義具が就任。
2014年 第6代代表として元文部科学大臣の鈴木恒夫が就任(現職)。
活動内容
日常生活における「親切な行動」の実践を重視し、一般国民からの推薦によって、毎月25日に親切な行動を行った個人や団体への実行章を贈呈する。実行章の受賞内容は様々だが、清掃・花植えなどの環境美化活動、お年寄りへの援助、事件・事故などの迅速な対処、社会奉仕活動、ボランティア活動などである。
全国の小中学校を対象とした作文コンクール(後援は内閣府、文部科学省、NHK、毎日新聞社)や「小さな親切」はがきコンクール(後援は日本郵便、読売新聞社)などを主催する。
環境美化運動や車椅子贈呈運動も行い、その活動を海外にも広める。
個人でも入会できるが、職場などで勧誘されて加入する人も多い。
1999年度から、あいさつを通じて子どもたちの心づくりを推進する「あいさつ運動推進校」を開始。その基盤として「小さな親切」運動の各種事業の中から自由に選択して活動してもらう「『小さな親切』運動実践協力校」をスタートした。
現在141校が加盟。活動内容は、小・中・高等学校において、作文コンクール(小・中学生対象)およびはがきキャンペーン(高校生対象)を強化事業として取り組んでいる。なお、事業の選択は学校に一任している。学校によっては、募金活動や地域清掃活動などを行っている。期間は約2年。
有功章
推薦を受けた者は審査の後、代表からの表彰状と有功章が贈られる。
表彰状は推薦を受けた回数だけ貰えるが、有功章は2016年度から有料(料金は未定)となる。
★公益社団法人「小さな親切」運動本部
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-20-4
TEL: 03-3263-2866
FAX: 03-3263-3838
●親切さんを推せんしよう!
★恩送り
恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。
概要
「恩」とは、めぐみ、いつくしみのことである。 誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ。
「恩送り」では、親切をしてくれた当人へ親切を返そうにも適切な方法が無い場合に第三者へと恩を「送る」。恩を返す相手が限定されず、比較的短い期間で善意を具体化することができるとしている。 社会に正の連鎖が起きる。
江戸時代では恩送りは普通にあったと井上ひさしは述べている。
実際、例えば『菅原伝授手習鑑』などにも「恩送り」という表現は見られる。
「(略)利口な奴、立派な奴、健気な八つや九つで、親に代つて恩送り。お役に立つは孝行者、...(略)」 (出典『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」)
また、「恩送り」と意味が相当程度に重なる別の表現が古くから日本人にはしっかり定着している。『情けは人の為ならず』というものである。
『情けは人の為ならず』とは「情け(=親切)は、いずれは巡り巡って(他でもない)自分に良いことが返ってくる(だから、ひとに親切にしておいた方が良い)」という意味の表現である。
「恩送り」や「情けは人のためならず」といったモラル・常識は、各地の人間社会が古くから持っている良識のひとつ。類似した考え方は、日本以外の国々、様々な国・共同体にも見られる。英語ではA kindness is never lost(親切は決して失われないので実行しよう)と表現している。
ただし、現代の先進国などでは人々が、こうした良識やモラルを忘れがちになり、極端に利己的で近視眼的になる傾向があることや、それが社会的に見ると様々な害を引き起こしていることはたびたび指摘されている。
そのような状況の中、近年、英語圏では「恩送り」に相当する概念が、Pay it forward(ペイ・イット・フォーワード)の表現で再認識されるようになった。
Pay it forward or paying it forward refers to repaying the good deeds one has received by doing good things for other unrelated people.
この"Pay it forward"をテーマに小説『 ペイ・フォワード 可能の王国』が書かれ、この本のアイディアをもとにペイ・イット・フォーワード財団が設立された。この財団は学校の生徒、親、教師に、このPay it forwardの考え方を広める活動をしている。