西日本の各地が梅雨入り
前線の影響で、西日本では広い範囲で雨が降り、気象庁は「近畿地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。近畿地方の梅雨入りは去年と同じで平年と比べて4日早くなっています。
3日は四国と中国地方も梅雨入りが発表されているほか、九州と沖縄・奄美もすでに梅雨入りが発表されていて、西日本の各地が梅雨入りしたことになります。
■近畿も梅雨入り、アジサイ彩り 平年より4日早く
アジサイ梅雨を迎えた京都市内で、雨にぬれて色鮮やかさを増す
大阪管区気象台は3日、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表した。昨年と同じ日で、平年より4日早い。気象庁によると、中国、四国地方も梅雨入りしたとみられる。
気圧の谷や前線の影響で雲が広がったためで、京都市内では4日ぶりの雨となり、午前11時の気温は23・6度と前日より約5度低くなった。
京都市内では、傘をさして通勤、通学する人の姿が見られた。中京区の御池通では、アジサイがしっとりとぬれながら咲き誇り、梅雨空とは対照的に、晴天をイメージさせる鮮やかなスカイブルーが通りを彩った。
近畿地方では4日は晴れる地域があるものの、その後は、1週間先まで梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多くなる見込み。近畿の平年の梅雨明けは7月21日ごろ。
■気象庁は3日午前、近畿、中国、四国地方が梅雨入りしたとみられると発表した。近畿地方と中国地方は平年より4日、四国地方は2日早い。大阪管区気象台によると、近畿地方は4日はいったん晴れるが、5日以降、曇りがちで雨が降りやすくなるという。
梅雨前線の影響で3日午前、西日本各地で雨脚が強まった。気象庁によると、1時間の雨量が和歌山県新宮市で40・5ミリ、高知県田野町で39・5ミリの激しい雨を観測。ほかには大阪市が17・5ミリ、京都市14・0ミリ、神戸市13・0ミリ、松山市22・0ミリ、広島市12・0ミリなどだった。
大阪市旭区の城北菖蒲(しょうぶ)園ではハナショウブが見頃を迎え、傘をさした入園者の目を楽しませている。
★2015年平成27年梅雨入り情報
平成27年の梅雨入り 更新日:平成27年6月3日 |
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地方 |
平成27年 |
平年差 |
昨年差 |
平年 |
昨年 |
沖縄 |
5月20日ごろ |
11日遅い |
15日遅い |
5月 9日ごろ |
5月 5日ごろ |
奄美 |
5月19日ごろ |
8日遅い |
14日遅い |
5月11日ごろ |
5月 5日ごろ |
九州南部 |
6月2日ごろ |
2日遅い |
同じ |
5月31日ごろ |
6月 2日ごろ |
九州北部 |
6月2日ごろ |
3日早い |
同じ |
6月 5日ごろ |
6月 2日ごろ |
四国 |
6月3日ごろ |
2日早い |
1日遅い |
6月 5日ごろ |
6月 2日ごろ |
中国 |
6月3日ごろ |
4日早い |
1日遅い |
6月 7日ごろ |
6月 2日ごろ |
近畿 |
6月3日ごろ |
4日早い |
同じ |
6月 7日ごろ |
6月 3日ごろ |
東海 |
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6月 8日ごろ |
6月 4日ごろ |
関東甲信 |
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6月 8日ごろ |
6月 5日ごろ |
北陸 |
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6月12日ごろ |
6月 5日ごろ |
東北南部 |
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6月12日ごろ |
6月 5日ごろ |
東北北部 |
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6月14日ごろ |
6月 6日ごろ |
■梅雨予想の歴史と意義
日本の気象庁が梅雨入り・梅雨明けの情報提供を始めたのは1955年(昭和30年)ごろとされ、「お知らせ」として報道機関に連絡していた。ただし、気象庁としてはこの情報提供は積極的におこなわない方針であった。気象情報として発表を始めたのは1986年(昭和61年)になってからである。理由として、大雨による災害に関心を持ってもらうことだったとしている。
梅雨の時期を発表することによる長所・短所としては以下のようなものがあげられる。
長所
長雨・豪雨という水害・土砂災害につながりやすい気象が頻発する時期としての「梅雨」をしらせることで防災意識をたかめ、防災対策の効率化がはかれる。
高温多湿が長続きする「梅雨」の時期をしらせることで生活面・経済面での対策を容易にする。
「梅雨」という一種の季節の開始・終了をしらせることで季節感を明確にする。(春一番、木枯らし、初雪などの発表と同様の役割)
短所
長雨・豪雨という気象パターンが「梅雨」特有のものであると誤認することで、夏季やその他の時期の豪雨に対する防災意識・対策がおろそかになる。
梅雨さんがやってきて ハッピーバースデーツユ(梅雨)なんていっている場合でないのよ
梅雨で困るのは体調不良と洗濯物が乾かないことと食中毒ですね。
そういうこととは「ツユ(梅雨)」知らずにいました。(オヤジギャグ)
■「食中毒」は、大きく分けて下記の3つがあります。
●細菌性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、サルモネラなど)
→ 食中毒菌が食品の中に混入したことによって起こる。
●ウイルス性食中毒(ノロウイルスなど)
→ウイルスが蓄積している食品を飲食したり、人の手を介したりすることで起こる。
●自然毒食中毒
→ フグや毒キノコなど、動物性・植物性の毒によって起こる。
ノロウイルスをはじめとする「ウイルス性の食中毒」が冬シーズンに増えるのに対し、ちょうど6月頃から増えてくるのが「細菌性の食中毒」です。
細菌にとって、梅雨は水分が豊富で、気温が高く、活動には絶好のチャンス。さらに、食品の有機物汚れ、調理器具に付いた食品汚れがあれば、それを栄養にドンドン増殖していきます。
2012年の厚生労働省の調査では、6月以降に増える食中毒で多かったのは、カンピロバクター、ブドウ球菌、ウェルシュ菌の3種類でした。
食中毒を予防するにはどうすればいいの?
●料理に使う食材は、低温で保管する。
●食品の中心部までしっかりと加熱する。
●まな板、包丁、ふきんなどは、熱湯や漂白剤で殺菌する。
●食べ物と調理器具・容器を分けて作業&保存を行う。
●調理後の料理は早めに食べる、または低温で保管する。
☆雑感・一言
私の場合マルチビタミンや乳酸菌を取るようにしています。