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クマが出た~ツキノワグマの出没の傾向と対策

クマが出た~

先日わが村にクマが出たとの情報が寄せられました。幸いなことにけが人は出なかった模様です。

☆彡ツキノワグマの出没の傾向と対策

近年ツキノワグマの出没が増加傾向にあり、ツキノワグマの個体数が増加している可能性が指摘されています。

もう一つの長期的な出没の要因として、ツキノワグマの生息域が広がったことが挙げられます。

近年中山間地域の過疎化や農林業の担い手の減少・高齢化により、耕作放棄地や利用されないまま放棄される里山林が増えていきました。

見通しの悪い耕作放棄地や里山林はクマが身を隠して移動するのに都合がよく、その先にある農作物は魅力的な食べ物です。その結果、クマの生息域が私たちの生活圏と隣接するようになってしまったと考えられます。


東北6県で今年4~9月にあったツキノワグマの出没、目撃件数が6269件に達したことが分かった。既に2015年度1年間の約2.2倍となるハイペース。冬前まではクマによる被害が起きやすいとされ、関係機関は注意を呼び掛けている。

 環境省によると、県別では岩手が2873件で最多となった。宮城1217件、秋田832件、山形528件、青森468件、福島351件。各県の月別推移グラフをみると、6月が計1759件で最も多く、7月が計1600件、8月が1238件だった。

 岩手県は6月下旬、初のクマ出没警報を発令した。「もともとクマの出没が多かったことに加え、秋田県内で死亡事故があったこともあり、住民が敏感になって市町村への通報数が増えたのではないか」(自然保護課)とみる。

 過去3年の東北の件数は13年度が3345件、14年度が4420件、15年度が2889件。本年度は6カ月だけで過去3年の1年分の件数を超えたことになり、各県とも過去最高のペースに警戒を強める。

 人身被害(暫定値)は37件で、40人が被害を受けた。前年度比では8件、9人の増加。秋田県内の山林で5~6月、クマに襲われて死亡したとみられる男女4人の被害も含まれる。

 東北農政局が10月末に開いた会合で、各県の担当者が対応策などを報告した。冬眠に入るまでは餌を求めるクマと、キノコ採りなどで山に入ることが多くなる人との接触機会が増えるため、住民への注意喚起を強化することを確認した。

 環境省はクマを人里に寄せ付けない方策として生ごみや廃棄農作物の除去、耕作放棄地の整備、やぶの刈り払いなどを提唱。「冬眠が進むまでは油断できない。住民に十分な注意を促す必要がある」(野生生物課)と強調している。

 

★ツキノワグマとは
つきのわぐま / 月輪熊
Himalayan black bearAsiatic black bear
[学]Selenarctos thibetanus

■鼻(嗅覚):非常に鋭く、食べ物などを敏感にかぎ分ける。
■目(視覚):あまり良くなく、認識できない色があるといわれている。
■耳(聴覚):大変良いが、何かに熱中すると周りの音が気にならなくなるらしい。
■月の輪:胸にある白い模様。形や大きさは一頭一頭で異なり、月の輪が全くないものもいる。
■爪:穴を掘ったり木を登ったりする時に使われるほか、身を守る時には最大の武器になる。
■脚:意外にも動きは素早く、全力で走ると時速40kmも出るらしい。木登りが得意で、泳ぐこともできる。
■歯:鋭い犬歯と、物をすりつぶす臼歯を持っており、何でも食べられる。

ツキノワグマは食肉目クマ科。体長1.2〜1.9m,尾8cmほどで体重 80~150kg。ヒマラヤグマ,クロクマとも。食肉目クマ科の哺乳(ほにゅう)類。全身黒色で,胸の部分に白色の月の輪状の斑紋がある。ただしこの紋は,中央で切れたり,消失したりすることもある。雑食性で,木の芽,果実,蜂蜜をはじめアリ,哺乳類などを食べる。

月輪熊は哺乳(ほにゅう)綱食肉目クマ科の動物。アジアクロクマ、ヒマラヤグマの名もある。アフガニスタン、イランからアムール川以南のアジア大陸東部、海南島、台湾、日本まで東アジアに広く分布する。頭胴長1.9メートル、最大体重は雄で210キログラム、雌で170キログラムの記録がある。毛は黒く、普通、前胸に三日月状の白斑(はくはん)、いわゆるツキノワ(月輪)があるが、地域によってはこの白斑をもたないものがある。

 日本のものはこの1亜種でニホンツキノワグマS. t. japonicusとよばれ、本州、四国に分布するが、九州では絶滅したものとみなされている。西日本での分布域の減少が著しい。

雑食性で,木の芽,果実,蜂蜜をはじめアリ,哺乳類などを食べる。
 春はフキ、スゲなどの草本、タケノコ、秋はミズナラ、ミズキ、ヤマブドウなどの樹木の実を主として食べるほか、アリやハチも好む。樹洞や岩穴などに入って冬ごもりし、この間、雌は1~2子を産む。春先、冬ごもり穴から出てきたクマは、越冬前に比べ体重が約20%も減少している。


ツキノワグマは、秋にドングリをたくさん食べなければ生きていけません。このため、分布域はブナやミズナラなどの広葉樹林帯とほぼ一致しています。


ツキノワグマの棲む森では
 森の中には、足跡や食べた跡、糞など、「そこで動物が生きている」というさまざまな証が残されています。それらを「痕跡」と呼びます。森へ入る時には注意して探してみましょう。

ツキノワグマの一年
■春:冬眠から覚めると、芽吹いた草や木々の葉を食べます。子供を産んだメスは、オスよりも少し遅く冬眠穴から出てきます。なお、ツキノワグマは子グマを連れた母グマを除いて、ふつうは単独で生活しています。
■初夏:交尾期です。ツキノワグマは一夫一婦ではなく、不特定の相手と交尾を行います。また、1歳半または2歳半の子グマは、この時期に母グマと別れます。
■夏:緑豊かな季節ですが、ツキノワグマにとっては食べ物が少ない時期。アリなどの昆虫を食べたりしていますが、ゴミにつられて人里へ出てくることもあります。
■秋:冬眠するために、ブナやミズナラ、クリなどの木の実を大量に食べて脂肪を蓄えます。これらの木の実が不作であった年には、人里への出没が増えるようです。また、メスはこの時期に脂肪を十分に蓄えないと、妊娠できないことがあるといわれています。
■冬:樹洞や岩の下などで冬眠します。しかし、完全に眠っているわけではなく、体温はあまり下がりません。妊娠したメスは冬眠中に子供を産みます。

●ツキノワグマが起こすさまざまな被害

■人身事故:山菜取りや渓流釣りをしていてツキノワグマにばったり遭遇してしまうケースが目立ちます。全国で毎年1名ほどの死者が出ています。
■農林業被害:トウモロコシや果樹などの農作物、スギなどの林木が食べられる被害です。
■精神的な被害:人家の周りにツキノワグマを引き寄せるものがあると、人里への出没が常習化してしまいます。行動がエスカレートした場合、人身事故のおそれもあり、そのような懸念が人々に恐怖心をもたらします。

☆彡ツキノワグマに対する対策(森林総合研究所のHPより)

●人里への出没を防ぐ
クマの出没が比較的多い地域においては、日常的にクマの出没を防ぐことが大事です。
クマは嗅覚が発達しており、臭いに惹きつけられてやってきます。ゴミは収集日の朝に出すように徹底しましょう。また、クマが開けられないゴミ収集所を利用している地域もあります。

中山間地域では集落の周辺のみならず、各家庭の庭先に栗や柿の木などが植わっている場合があります。クマはこうした実りにひきつけられ、庭の木の上で目撃された例も毎年のように報告されます。クマが木に登ることができないように高さ2m程度までトタン板を巻いたり、不要な木は伐採することも選択肢の一つです。

また、上述のようにクマが人里に近づく際には、身を隠せるような場所を移動していると考えられるため、そうしたクマが身を隠せるような藪などを刈り払って見晴らしの良い状態にしておくことも有効でしょう。

●人身事故を防ぐ
山中での人身事故は、人里へ出没するクマの数の多い、少ないとは関係がありません。クマによる人身事故を防ぐには、まず「出会わないこと」が肝心です。

そのため、熊よけ鈴を体やリュックにつけ歩く際に常時音を鳴したり、携帯ラジオを作業中など立ち止まっているときにも鳴らしたりして私たちの存在を知らせるのが有効です。

しかし、それでも稀に出会ってしまうことがあります。その時は決して悲鳴を上げたり、走って逃げたりしないでください。クマ自身も人間と会ってしまったことで恐怖心を抱きパニックになっています。落ち着いて、クマを見ながらゆっくり後ずさりしてください。

唐辛子成分入りのクマ撃退スプレーの携行も有効な手段です。万一、クマにかまれた時に頭部への致命的なケガを負わないよう、ヘルメットの着用を推奨します。

※その他補足
クマ被害防止方法
● 山や野外では、あらかじめクマ出没情報を確認して、必ず2人以上で行動し、単独行動は慎みましょう。
● 鈴や笛、ラジオなどを身につけ、周りに音を出しながら行動しましょう。
● 子グマを見かけても、そばには必ず母グマがいると考え、決して近寄らないでください。
● もし、クマに出会ってしまったら、あわてずゆっくり後ろにさがり、静かにその場から立ち去りましょう。
● クマの足跡やフンなどを見つけた場合は、その先には進まず引き返しましょう。
● 生ゴミや残飯などを山や野外に捨てたり、放置しないでください。クマをその場所に引き寄せる原因になります。
 

※被害に遭わないための予防策の例
【山林】
複数人でまとまって行動し、鈴やラジオで音を出しながら、自分の存在をクマにアピールする。
山菜採りやキノコ採りでは、ラジオで音を出すとともに、クマ撃退スプレーの携帯を心がける。
付近での出没状況について役場等で確認し、出没がある場合には入山を自粛する。
 【人里・農地】
廃棄野菜・果実や生ごみなどクマの餌となる誘引物を放置しないようにする。