風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

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「海が谷の王なのは谷より低いからだ」貞観政要(じょうがんせいよう)に学ぶ、十思、九徳とは?

☆彡今日のハッピー 一日一言 ハッピーを呼ぶヒント

☆『海が谷の王なのは谷より低いからだ』

貞観政要(じょうがんせいよう)」は帝王学として、十思、九徳の心構えを上げている。

十思とは次のようなものである。

平凡のようだが、平凡だからこそ、的を得ている。

①欲しいと思うものを見たら、樽を知り、自戒することを思え


②大事業にかかろうとするときは、止まることを知り、民の安泰を思え


③高く危ないことを思うなら、謙虚に自制を思え


④満ち溢れるような願いを思う時は、老子の言葉のように『海が谷の王なのは谷より低いからだ』と思え
 広大な大海が、百の谷の王である理由は、海が、その身を低い所に置くことができるからである。
だからこそ(全てが集まってきて)川や谷の王となることが出来る。
 
 人民の王になろうとするならば、必ず話す言葉は謙虚にし、その身を低くせよ。
民衆に先立ちたいと考えるならば、必ず民衆を先に立てて、我が身のことは最後にしなさい。
このようあれば聖人が上にいても、人はその存在を重圧と感じないし、彼が先に立っても自分たちに害があると思われない。
 ゆえに天下は聖人を喜んで指導者に推戴し、嫌がらない。聖人は誰とも争わないので、天下の誰も彼と争うものがいない。


⑤遊びや狩りをしたいときは、獲物に逃げる道を用意してやろうと思え


⑥怠け心がおこったら始めを慎重にし、終わりにケジメを思え


⑦自分の耳目がふさがれているのではないかと心配なら、虚心に人の言葉を聞こうと思え


⑧中傷や讒言を恐れるなら、わが身を正し、悪を除くことを思え


⑨恩恵を加えるときは、喜びによって賞を誤らないように思え


⑩罰を加えるときは、怒りによって重すぎる罰にならないように思え

 

また、九徳として、次のように述べている。


①寛大だがケジメがある徳


②柔和だがことに対処できる徳


③誠実だがうやうやしい徳


④能力あって慎みのある徳


⑤おとなしいが毅(つよ)い徳


⑥正直で温和な徳


⑦おおらかでしっかりしている徳


⑧剛(つよ)くしてうちも充実している徳


⑨強いが義もある徳


貞観政要」はリーダーの資格として、「十思、九徳が備わり、自らを修め、能力のあるものを正しく任じて、よい直言を受け入れるならば、部下は喜んで能力の限りを尽くすだろう。」と述べている。

現代のリーダーたるもの、十思、九徳をチェックして日常の精神とすべきであろう。

 

一度っきりの人生、でもね リセットは何度でもOK♪~ 楽しまなくっちゃ♪~

 


Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。

 



以上は 斎藤茂太著『これで人生がうまくいく』より一部抜粋&加筆

貞観政要 

貞観政要 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)
 

 
貞観政要(じょうがんせいよう)は、唐代に呉兢が編纂したとされる太宗の言行録である。題名の「貞観」は太宗の在位の年号で、「政要」は「政治の要諦」をいう。全10巻40篇からなる。
中宗の代に上呈したものと玄宗の代にそれを改編したものと2種類があり、第4巻の内容が異なる。伝本には元の戈直(かちょく)が欧陽脩や司馬光による評を付して整理したものが明代に発刊されてひろまった「戈直本」と、唐代に日本に伝わったとされる旧本の2系がある。日本以外にも朝鮮・女真西夏の周辺諸語に訳されるなど大きな影響を与えた。

貞観政要は、唐の太宗の政治に関する言行を記録した書で、古来から帝王学の教科書とされてきた。主な内容は、太宗とそれを補佐した臣下たち(魏徴・房玄齢・杜如晦・王珪[2]ら重臣45名[3])との政治問答を通して、貞観の治という非常に平和でよく治まった時代をもたらした治世の要諦が語られている。
太宗が傑出していたのは、自身が臣下を戒め、指導する英明な君主であったばかりでなく、臣下の直言を喜んで受け入れ、常に最善の君主であらねばならないと努力したところにある。

貞観政要』は遅くても平安時代には日本に伝来しており、『日本国見在書目録』の中にも表れる。一条天皇の時代に惟宗允亮は『政事要略』の中で取り上げ、ほぼ同じ頃に大江匡衡藤原行成から借り受けて書写し、寛弘3年(1006年)に一条天皇に対して進講している。日本でも王朝時代以来天皇,貴族たちに講読された。日本に古写本が多く伝わる。


★斎藤 茂太(さいとう しげた、1916年3月21日 - 2006年11月20日)は、日本の精神科医、随筆家である。愛称はモタさん。
「モタさんの"言葉"」
2012年(平成24年)からNHKワンセグ2で茂太の著作を絵本の読み聞かせの形式によって紹介するミニ番組『モタさんの"言葉"』の放送が開始された
斎藤茂太
1973年に斎藤を会長として発足した日本旅行作家協会では、斎藤没後の2016年に、斎藤の「功績をたたえ、またその志を引き継ぐ」との趣旨で、旅にかかわる優れた著作を表彰する「斎藤茂太賞」を創設した。
受賞作
第1回(2016年)
斎藤茂太賞 - 星野保『菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って』(岩波書店
特別賞 - 田中真知『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社
第2回(2017年)
斎藤茂太賞 - 今尾恵介『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル
審査員特別賞 - 村上大輔『チベット 聖地の路地裏――八年のラサ滞在記』(法藏館
第3回(2018年)
斎藤茂太賞 - 若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA
家族
祖父は医師で政治家の斎藤紀一。父は、婿養子(紀一の長女の夫)であった精神科医歌人斎藤茂吉。2人の姉、弟は作家の北杜夫、姪(弟・北の娘)に斎藤由香
著書(一部)
『茂吉の体臭』岩波書店/1964年
『精神科の待合室』中央公論社/1974年
『躁と鬱 -波動に生きる-』中央公論新社/1980年6月
『長男の本 みんな元気に蘇れ』情報センター出版局/1980年9月
『モタさんのヒコーキ談義』旺文社/1982年8月
『世界のクルーズ客船 中村庸夫写真集』(共著:中村庸夫、柳原良平)海事プレス社/1991年6月
『心のウサが晴れる本』PHP文庫/1992年11月
『人間的魅力の育て方』三笠書房/1995年2月
『脳を鍛える50の秘訣』成美堂出版/1997年4月
『「なぜか人に好かれる人」の共通点』新講社/1999年8月
『骨は自分で拾えない』集英社/2000年6月
『女の子がすくすく育つ親の躾け方』KKベストセラーズ ワニ文庫/2000年8月
斎藤茂太vs梅原猛 旅・酒・文化のシンポジア』(久野昭編)南窓社/2000年12月
『時間の使い方うまい人・へたな人』三笠書房/2001年4月
『気持ちの整理 -不思議なくらい前向きになる94のヒント-』三笠書房/2003年2月
『快老生活の心得』角川書店/2003年2月
『不完璧主義』家の光協会/2004年5月
『無理せず、苦労せず、楽しく生きるコツ』文香社/2004年7月
『モタさんの快老物語』中央公論新社/2004年11月
『いい言葉は、いい人生をつくる』成美堂出版/2005年1月
『図解グズをなおせば人生はうまくいく』大和書房/2005年2月
『モタさんの10倍ツキを呼ぶ50の言葉―毎日がこんなに変わる!楽天発想』知的生きかた文庫/2006年6月
『「いい人だけどグズ」を直したい人が読む本』こう書房/2006年11月
『モタ先生と窓際OLの人づきあいがラクになる本』(共著:斎藤茂太斎藤由香集英社/2006年12月
『モタさんの“言葉”』(斎藤 茂太、松本春野講談社
・『自分らしく生きて、死ぬ知恵』(遺作 2006年10月著)中経出版2010年2月発行