2016年7月18日は何の日?
☆彡7月18日は光化学スモッグの日、ネルソン・マンデラ・デー、海の日、夏チョコの日、発泡スチロールの日、マドレーヌの日、奈良県山の日・川の日、等の日です。
●『光化学スモッグの日』 :
1970(昭和45)年のこの日、日本で最初の「光化学スモッグ」が発生しました。
東京都杉並区の立正高校で体育授業中の生徒が突然「目の痛み」や「頭痛」等を訴え倒れ、43人が病院へ運ばれました。
「東京都公害研究所」は、窒素酸化物(NOx)が紫外線によって有毒な物質に変化した「光化学スモッグ」であると推定しました。
この事から光化学スモッグの存在が広く世の中に知られるようになりました。
●『ネルソン・マンデラ・デー』
南アフリカ共和国の政治家で、反アパルトヘイト運動を主導したネルソン・マンデラを賛える国際的な記念日。
ネルソン・マンデラの1918年の誕生日。
※大河内傳次郎忌
映画俳優・大河内傳次郎[おおこうち・でんじろう]の1962年の忌日。
☆彡毎年7月の第3月曜日は、
●『海の日』 :
日本国民の祝日・休日です。
もと◎7月20日の「海の日」が祝日法の改正により2003(平成12)年から7月第3月曜日に変更されました。
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日です。
★海の日
海の日は、1995年(平成7年)に制定され、1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日だった。2003年(平成15年)の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)により、7月の第3月曜日となった。 ただし、初年度の2003年は偶然7月21日になったため、振替休日と重なった。
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条では、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。国土交通省の文書の記述などによると「世界の国々の中で『海の日』を国民の祝日としている国は唯一日本だけ」という。
2007年(平成19年)に制定された海洋基本法第13条は「国及び地方公共団体は、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第2条に規定する海の日において、国民の間に広く海洋についての理解と関心を深めるような行事が実施されるよう努めなければならない」と海の日の行事について定めている。
海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾が行われる。
海の日が制定された1996年(平成8年)以降、7月20日から31日までの12日間を「海の旬間(じゅんかん)」とし、国土交通省海事局が中心となり、地方公共団体、海事関係団体などとともに、海事思想の普及のための活動を実施してきた。
2003年(平成15年)以降は、海の日の三連休化に伴い旬間を月間化し、広く国民に「海」に対する理解と認識を高めてもらうために、海の日を含む7月1日から31日までの1か月間を「海の月間」と定めた。国土交通省海事局が中心となり、関係省庁、地方公共団体、海事関係団体などとともに、「海フェスタ」を始め、全国各地で行われる海に関する各種様々なイベントの紹介を行っている。
2015年、20回目の海の日を記念し、「海でつながるプロジェクト」が発足。総合海洋政策本部参与会議座長・日本郵船顧問を務める宮原耕治が会長となり、日本政府や東京海洋大学、日本財団をはじめとする民間法人などで『「海の日」特別行事実行委員会』を結成し、子供たちを中心に「海の日」の意義への認識や海に対する好奇心を高めてもらうため、様々なイベントを行った。キックオフイベントには日本財団の会長笹川陽平や、山谷えり子海洋政策担当大臣、アショク・マハパトラ国際海事機関上級次長、川島海荷、服部幸應、石原良純らが登壇した。
7月は「海の月間」。期間中には人々が海に親しむためのさまざまなイベントが全国各地で開催されます。
●『夏チョコの日』 :
夏でも溶けないと人気のチョコレート、焼きチョコ「BAKE(ベイク)」を2003(平成15)年から発売している製菓会社が制定。
本格的な夏の幕開けともいえる7月の第3月曜日「海の日」を、夏向けチョコレートの季節の到来を告げる日としてPRを行う日です。
●『発泡スチロールの日』 :
海の幸である魚介類を新鮮なまま運ぶ為に発泡スチロールは、欠かせない道具である事から、7月第3月曜日の「海の日」と同じ日を記念日として「発泡スチロール再資源化協会(JEPSA)」が、2001(平成13)年に制定。
同協会では、一般消費者の皆様に発泡スチロールを正しく理解して頂く為に、毎年、全国各地でJEPSA会員が一丸となり地域密着型のPR・啓蒙活動を行っています。
●『マドレーヌの日』 :
長野県小海町に本社を置くパン屋が制定。
小海町の町名に因み、貝の形をした日本一大きなマドレーヌ「小海の玉手箱」を製造販売している事から毎年7月の第3月曜日の「海の日」に家族でこのマドレーヌを食べて、健康で笑顔になってもらいたいとの願いが込められています。
●『奈良県山の日・川の日』 :
海の無い奈良県が、奈良の山と川の果たす役割の重要性と、その山川がもたらす恩恵について認識を新たにし、環境保全、再生及び適正な利用を図る事を目的として、2018(平成20)年に条例により制定。
日付は、祝日の「海の日」と同じ7月の第3月曜日です。
☆彡毎月18日は、
●『頭髪の日』 :
「とう(10)はつ(8)」の日。
「全国理容環境衛生同業組合連合会」が1978(昭和53)年に制定。
●『18゛の日(ファーストエイドの日)』 :
「18゛の日制定委員会」が2001(平成13)年に制定。
1で「ファースト」、8に濁点を附けて「エイド」と読む語呂合せ。
ファーストエイドとは、「応急手当・救急救命」等の事です。
●『ホタテの日』 :
「青森県漁業協同組合連合会」と「むつ湾漁業振興会」が制定。
ホタテの「ホ」を分解すると「十八」になることから。
元はホタテの旬であり陸奥湾の「むつ」=六つに通じる◎6月の18日でしたが、後に毎月18日の記念日に拡大しました。
●『北海道清酒の日』 :
「いっ(1)ぱい(8)」(一杯)の語呂合せ。
北海道清酒のシンボルとして「いっぺい君」という熊のキャラクターもあります。
●『二輪・自転車安全日』 :
「警視庁」が、1977(昭和52)年の10月8日から「自転車安全日」として実施し、翌1978(昭和53)年11月から「二輪・自転車安全日」としました。
現在では毎月18日になっています。
●『米食の日』 :
三重県が1978(昭和53)年10月に制定。
「米」の字を分解すると「十」「八」になることから、若者の米離れを防ぎ、米の消費を拡大する為の記念日です。
●『防犯の日』 :
1962(昭和37)年に、日本で初めて創業した警備保障会社が制定。
セキュリティのトップカンパニーとして、社会の安全化に努めてきた同社の企業や家庭、個人の防犯対策を、毎月この日に見直して「安全、安心」に暮らしてもらいたいとの願いが込められています。
日付は、18の1を棒に見立てて「防」、8を「犯」とする語呂合わせからです。
●『観音の縁日』 :
「観世音菩薩」の縁日です。
※1月18日が「初観音」。
観音の縁日は観音講に由来するといわれ、京都・「清水寺」の清水講は特に有名です。
観世音菩薩は、慈悲深い徳があって、大慈大悲で衆生を済度するのを本願とし、世の衆生の求めに応じて大慈大悲を垂れ、三十三身に身を現じると言われる勢至菩薩と共に阿弥陀如来の脇侍です。
7月10日は、千日詣(四万六千日)と称し、この日に参詣すれば特別な功徳があるといわれます。
観音信仰の寺院としては、西国三十三所「観音霊場」や東京「浅草寺」、千葉「笠森観音」、奈良「長谷観音」、高崎「石原清水観音」等が有名で、
また、「京都七観音(革堂、川崎大師、吉田寺、清水寺、六波羅蜜寺、六角堂、蓮華王院」)は現在でも七観音詣が盛んに行われ、東京でも、これにならって「浅草七観音」があります。
☆彡毎月8日・18日・28日は、
●『お米の日』 :
米の記念日です。
制定した機関や由来は明確ではないですが、米という漢字を分解すると「八十八」となる事、米は収穫するまでに88の作業を要するとされる事等が根拠として挙げられています。
●『鬼子母神の縁日』 :
「鬼子母(きしぼ)神」は仏教諸神の一つです。
※「鬼子母」は、500人(一説に千人又は一万人)の子の母でありながら性質邪悪で、常に人の子を捕えて食べて仕舞う為、仏は彼女が最も愛していた末子、愛好をを隠して戒め、仏教に帰依させたといわれます。
以後、求児・安産・幼児保育など(時として盗難除の守護)の祈願を叶える「仏法の護法神」となり信仰されています。
その像は、天衣瓔珞をつけ、子供を一人懐に抱いて、右手に吉祥果(ざくろ)を持ちます。
ざくろは人肉に似た味がするといわれます。
東京・入谷の「おそれいりやの鬼子母神」が有名です。
☆彡7月18日の誕生花:
苔薔薇[こけばら] Moss Rose 花言葉:愛の告白、尊敬、崇拝、可憐
モナルダ(松明花[たいまつばな]) Bee balm 花言葉:燃え続ける想い、安らぎ
サンダーソニア Christmas bells 花言葉:望郷
バーベナ 花言葉:家族愛、柔和、魅惑する、忍耐、勤勉
マリーゴールド 花言葉:嫉妬、悲哀
トルコキキョウ(白) 花言葉:「良い語らい・変らぬ美」優美、希望
デュランタ・Duranta 花言葉は「あなたを見守る」です。
☆彡2016年7月18日に行われる祭・イベント・年中行事
■『塩竈みなと祭(宮城県塩竈市)』 :7月第3月曜日
塩竈市で毎年7月第3月曜日「海の日」に実施される祭りです。
塩竈みなと祭は、広島県廿日市市宮島町、厳島神社の「管絃祭」、神奈川県足柄下郡真鶴町、貴船神社の『真鶴貴船祭(まなづるきふねまつり)』とならぶ、日本三大船祭りの一つとされています。
※約4千発の花火を打ち上げる前夜祭の花火大会と合わせ計約13万人の人出でにぎわいます。
ハイライトの神輿海上渡御(とぎょ)は、「志波彦神社」と「塩釜神社」の神輿を乗せた龍と鳳凰の2隻の御座船が、大漁旗を掲げた約100隻のお供の船団を伴って同市と七ケ浜、松島両町の松島湾内を巡行し、華やかな海上絵巻を繰り広げます。
陸上の塩釜市内の目抜き通りでも、郷土芸能や小中学生の「よしこの塩竈踊り」等のパレードがにぎやかに繰り広げられ、友好都市の山形県村山市からは「村山徳内ばやし」の11団体150人も応援に駆け付けて交流、祭りを盛り上げてくれます。
■海の日deよさこいin松島(宮城県松島町・県立都市公園松島公園 中央広場、7/18(月) 10:30~14:00※悪天候(強風・豪雨・濃霧等)や高波など海の祭典困難の場合、中止の可能性あり。)
日本三景松島でよさこい大旗が舞う!毎年、7月海の日に開催する日本三大船まつりの1つ「塩釜みなと祭(本祭)海上渡御」。日本三景松島の遊覧船桟橋に入港する神社大神輿を奉安した御座船入港に伴うお旅所イベントを今年も「海の日deよさこいin松島」と掲げて、「よさこい踊り」「大旗振り」など地域団体と共に盛り上げる! 年に1度しか見ることができないこの日をお見逃しなく!
■『浦和まつり(さいたま市)』 :
毎年「海の日」に浦和の夏を華やかに彩る「浦和まつり」が開催されます。
中でも、さいたま市の南浦和会場では、多くの住民が参加する手作りの温かい祭りとして親しまれています。
約40チームが集結し、威勢の良い踊りが人気の「浦和よさこい」の迫力ある演舞をはじめ、旧中山道を市内の小中高生らによる「音楽パレード」や同じく旧中山道で数十連の団体がそれぞれ華やかな衣裳で踊る「浦和踊り」、「木遣り流し」、「こども神輿」、「大人神輿」等がお囃子や太鼓の音色で祭り気分を盛り上げるなか、二十数基の御輿が旧中山道を練り歩く「みこし渡御」、「北浦和阿呆連」をはじめ近隣の10以上の連が参加する「北浦和阿波おどり大会」など、さまざまな個性的イベントや催しが浦和の夏を彩ります。「美味いものパーク」や「ミュージックパーク」もあり、多くの見物客で賑わいます。
■大潮まつり(千葉県銚子市・川口神社ほか、7/18(月) 6:30~※雨天決行)
大潮まつりは、旧暦の6月15日に開催される、大漁を祈願して漁業関係者が神輿を担ぎ大漁・海上安全を祈願するまつり。神輿は、川口神社(6時30分頃)を出て、ウォッセ、東銀座、銚港神社、第1市場、浜通り、第2市場を経由して練り歩く。見物は16時前後の第2市場での勇壮な練り上げが最高。神輿は2基練り歩く。
■『浜降祭(神奈川県寒川町・茅ヶ崎市)』 :
毎年、7月第3月曜日「海の日」に行なわれる神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸の祭りです。
高座郡寒川町・茅ヶ崎市にある各神社の氏子達が、その神社の神輿を担ぎながら一斉に海に入り、海から出た後は再び神社まで、神輿を担ぎながら戻っていく祭りです。
※平成の初め頃までは、海中に神輿を叩き込む事もある荒っぽい祭りでしたが、担いで海に浸かる大人しい形に変わって来た為か、最近では女性や子供の参加者も増えてきています。
近年では西浜海岸から遠い神社では、西浜駐車場まで神輿をトラックで輸送し、氏子達は貸切バスで移動するケースが多くなり、神奈川中央(神奈中)の路線バスが大量に貸し切りバスとして動員されています。
それ迄は、深夜0時頃から各神社で宮出しが始まり、夜明けまでに西浜海岸に着くように担いで行っていました。<>なお、神奈川県平塚市浅間町の「平塚八幡宮」の例大祭における浜降祭は毎年8月15日です。
■プラネタリウムコンサート「星空とヴァイオリンの調べ」(神奈川県川崎市多摩区・かわさき宙と緑の科学館、7/18(月) 18:00~19:30※開場17:40 終了時間は前後あり)
設立70周年の東京交響楽団からコンサートマスター・水谷晃氏を迎えて開催。満天の星とヴァイオリンの音色を楽しむ夏の夜のコンサート。チケットは、かわさき宙と緑の科学館チケットカウンターまたはFAX・ホームページより必要事項を明記の上申込(FAX・ホームページでの受付期間は6/1~7/4)。 ※未就学児入場不可、小・中学生は保護者同伴
■サマーフェスティバル(神奈川県横浜市金沢区・三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド・横浜ベイサイドマリーナ、7/18(月)※10:00~17:00)
マリンスポーツをもっと身近に感じてもらうため、毎年海の日に開催されるサマーフェスティバル。イベントは海で楽しむ「体験乗船イベント」や「スポーツイベント」、大人も楽しめる「縁日」などが盛りだくさん。
■第54回アイクルフェア(神奈川県横須賀市・横須賀市リサイクルプラザ「アイクル」、7/18(月) 10:00~15:00)
リユース・リサイクルの輪を広げるための横須賀の一大イベント。恒例の古本・古帯・古着物、リサイクル自転車などの販売、リサイクル体験教室、フリーマーケット、再生家具の入札、リサイクル自転車の即売会、飲食コーナーなど楽しいイベントが盛りだくさん! 周辺では、動物愛護センターの開放イベントや第三海堡遺構の特別見学会も開催され、一日ゆっくり楽しめる。
■茅ヶ崎海岸浜降祭(神奈川県茅ヶ崎市・茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)、7/18(月) 4:30~9:00)
数多くのみこしが集まり、壮大な夏の祭典が斎行される。これが世に名高い茅ヶ崎海岸浜降祭で暁の祭典とも称されている。この祭典は、御祭神が「みそぎ」を行うことによって、水の力、水の霊力を呼び、その霊力によって御神威新たな神々を奉迎する神事。また、祭典終了後には、地元にもどり、各家々の「家内安全」「無病息災」を練り歩きふりまくといった茅ヶ崎・寒川に深く根付いている土着の祭り。
■湯河原温泉海上花火大会(神奈川県湯河原町・湯河原海水浴場沖合、7月18日(祝)、8月3日(水)、11月3日(祝) 20:00~20:30※荒天時は7月21日(木)、8月6日(土)、11月23日(祝)にそれぞれ延期)
神奈川県足柄下郡湯河原町で開催される花火大会。2016年は3日間に渡って開催され、各回約6000発の花火が打ち上げられる。また、8/3(水)の打ち上げは、8/2(火)・3(水)に開催される「湯河原やっさまつり」のフィナーレを飾る。海上に突然現れる水中スターマインは見逃せない。
■『住吉祭の神輿洗神事(大阪市)』 :
8月1日に行われる住吉祭の神輿渡御に備えその前の7月第3月曜日の「海の日」に大阪南港から汲み上げた海水で神輿を清める神事です。
第一本宮前に神輿が置かれ神事が15時半頃に行われ、神事が終わると神職さんや巫女さんが列を作り16時頃に神輿が移動を始めます。
神輿は、第一本宮前->住吉鳥居->反橋(太鼓橋)->住吉大社前->の経路で住吉公園の御旅所に向かい、各所で神輿まわしと差し上げをします。
御旅所に到着後、17時頃から海水で神輿を清める神事が行われます。
その後、巫女により神楽「くまの」が舞われ、神事が終わると、公園内で神輿の差し上げを行い来た時と逆の経路で住吉大社に戻り、帰りも各所で神輿まわしと差し上げをします。
※「住吉祭」は、大阪市住吉区住吉の「住吉大社」の祭礼で、大阪の夏祭りの最後を飾る、7月31日に行われる例大祭を中心として、7月30日~8月1日まで行われます。
大阪天満宮の「天神祭」、愛染堂勝鬘院の「愛染祭」または生國魂神社の「生玉夏祭」と共に大阪三大夏祭りの一つとされています。
■『前田祇園山笠(北九州市)』 :2016年の7月16日(土)~18日(月)
7月第3月曜の「海の日」を最終日とする土曜日・日曜日・月曜日の3日開催される、北九州市八幡東区の「仲宿八幡宮」の「例大祭」です。
八幡東区前田地区に古くから伝えられているこの祭は、正確には、1961(昭和36)年、仲宿八幡宮に合祀された「八束髪神社」の祭礼に奉仕する氏子の山笠行事です。
2001(平成13)年3月30日、北九州市の無形民俗文化財に指定されています。
※その起こりは、室町時代初期、この地方を支配した麻生氏が、花尾山麓の広河原(後の祇園原)に八束髪神社を建立し、領内の除疫、豊穣を祈願して京都八幡神社のスサノオノミコトを勧請し、祇園会を行った事に由来すると言われています。
山笠の形態は、明治時代中期までは「笹山笠」、同時代後期からは「人形飾山笠」も作られる様になりました。
祭礼の一週間前に行われる「お潮井とり」の行事がすむと笹山笠で地区内を巡行し、そのあと人形飾山笠に衣替えして「御神幸」に随従します。
「御神幸」には、一番山笠・二番山笠・本宮山笠の3山笠が、仲宿八幡宮から神輿に従って「お旅所(八束髪神社跡地)」まで、送出しをします。
そこで山笠は神輿と別れ、それぞれの地区を巡行します。
最終日の夜には、「集団山見せ(山笠競演会)」が行われます。
祇園囃子は「据えばち・練りばち・追いばち」の3種で、大太鼓・小太鼓・鉦の楽器を用い、ほら貝を用いる時もあります。
■『臼杵祇園まつり(大分県臼杵市)』 :2016年の7月15日(金)~23日(土)
臼杵市にある「八坂神社」で7月中旬に行われる祇園祭りで、地元では、「祇園様(ぎょんさま)」と呼ばれています。
日田祇園祭、中津祇園祭と並んで、大分の三大祇園祭の一つに数えられています。
2008(平成20)年に大分県の「無形民俗文化財」に指定されています。
※臼杵藩第4代藩主「稲葉信通」が海添に建てた「御旅所」と「八坂神社」との間で、1643(寛永20)年に「御神幸」が行われたのが始まりとされます。
御神幸は1652(承応元)年には定例の行事となり、1697(元禄10)年には歌舞伎などを行う移動舞台として山車が加わって練物が始められました。
行列に参加する3基の神輿は「八坂神社」の祭神「須佐之男命」、「大国主命」、「櫛稲田姫命」の物です。