2019年2月26日は何の日?
2月26日は2.26事件の日、咸臨丸の日、脱出の日、血液銀行開業記念日、パナマ運河開通記念日、包むの日、フロリダグレープフルーツの日、等の日です。
●『2.26事件の日』 :
1936(昭和11)年のこの日は、陸軍皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指して、約1,500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃した「2.26事件」が起きた日で、永田町一帯が占拠され、内大臣・大蔵大臣等が殺害される事件が起きた日です。
※陸軍の首脳部は当初、青年将校達の行動を容認する態度をとっていましたが、海軍は鎮圧を要求、天皇の同意により、29日、飛行機から「下士官兵ニ告グ」のビラを撒いて帰順を勧め、「今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰する様にせよ」との投降を呼びかけるラジオ放送が行われた為、形勢が不利になったと判断した将校達は、兵を原隊に帰した後、2名が自決、残りは自首して、その日の内に鎮定されました。
●『咸臨丸の日』 :
1860(万延元)年のこの日は、江戸幕府が派遣した「勝海舟(勝麟太郎)」等の使節団がオランダに発注して作らせた日本初の本格的な洋式軍艦「咸臨丸」で、37日間の太平洋横断の航海をし、アメリカ合衆国のサンフランシスコに到着した日です。
「咸臨丸出港の碑」が、1960(昭和35)年に日米修好100年を記念して、横須賀市の「愛宕山公園」に建立されています。
咸臨丸の咸臨とは、『君臣が互いに親しみ合うこと』を意味します。
咸臨丸はその後、明治政府の輸送船になりました。
なお、咸臨丸が日本を出航したのは同年の◎1月13日(18日・19日の説もある)で、その日は「咸臨丸出航記念日」となっています。
●『脱出の日』 :
1815(文化12)年に、ティレニア海のイタリア半島とコルシカ島の間に位置する「エルバ島」に流刑されていた「ナポレオン・ボナパルト」が島を脱出してフランスのパリに向かった日です。
※1804(文化元)年に皇帝の地位についたナポレオンは、欧州諸国で結成した対仏大同盟と長期にわたり数多くの戦いを繰り広げましたが、次第に形勢は悪化し、1814(文化11)年に7万の手勢に対し、51万強の同盟軍にフランスを包囲され3月31日には首都パリが陥落し、エルバ島の小領主として追放されました。
しかし失脚後、開かれた「ウィーン会議」では各国の利害が絡み「会議は踊る、されど進まず」で、更にはフランス王に即位したルイ18世の政治が民衆の不満を買っていました。
この日、ナポレオンはエルバ島を脱出し、パリに戻って復位を成し遂げ、自由主義的な新憲法を発布し、自身に批判的な勢力との妥協を試みました。
連合国にも講和を提案しましたが、これは拒否され結局戦争へと突入しました。
緒戦では勝利したもののイギリス・プロイセンの連合軍に「ワーテルローの戦い」で完敗し、彼はイギリスの軍艦に投降しまし、イギリス政府は、彼を南大西洋の孤島セントヘレナ島に幽閉し、彼は1821(文政4)年に島で死去しています。
死因は胃癌と発表されましたが、ヒ素による暗殺の可能性も指摘されています。
●『血液銀行開業記念日』 :
1951(昭和26)年のこの日、「連合国最高司令官総司令部(GHQ)」の指示により日本初の血液銀行「日本ブラッドバンク(後のミドリ十字血液センター)」が大阪に設立されました。
翌1952(昭和27)年には、「日本赤十字社」も血液銀行を設立しました。
血液銀行とは、献血等により提供者から採取した血液を保存管理して輸血に必要な血液を確保し、必要に応じて供給する機関です。
●『パナマ運河開通記念日(Panama Canal Opening Day)』 :
1914(大正3)年のこの日に、現在の価値で16兆円の総工費をかけて、中央アメリカのパナマ地峡を開削して太平洋と大西洋を結んだ「パナマ運河」が完成し、開通しました。
この運河は「閘門(こうもん)式運河」で、狭いところでは船舶はスクリューのエンジンを止め、日本製の電気機関車が船を牽引しています。
※最初に太平洋と大西洋を運河で繋げる構想を持ったのは、スペインの「カルロス一世」で、1534(天文3)年にその調査を指示した事が始まりです。
しかし、実際に建設を始めたのは、それから約350年後で、フランス人で「スエズ運河」を完成させた技師「フェルディナン・ド・レセップス」です。
1880(明治13)年1月1日に建設を開始しましたが、技術的問題と資金調達の両面で難航し、3万人の作業員をマラリアと黄熱病で死亡させた為、1889(明治22)年に断念しました。
当時パナマ地峡は「大コロンビア」領でしたが、「パナマ共和国」がコロンビアからの独立を宣言し、すかさずアメリカ合衆国が独立を承認し「パナマ運河条約」を結び、運河の建設権と関連地区の永久租借権等を取得して、1903(明治36)年に着工しました。
ちょうど黄熱病とマラリアが蚊の媒介によると判ってきた頃で、蚊の進入を防止する網戸対策や、蚊の発生を抑える為に運河予定地の側辺のジャングルを5マイル平地に変え、水溜りを無くし、石油を散布してボウフラを窒息させる等、現在価格にして約800億円を費し予防した為、10年間の工事期間で黄熱病の一度の発生で済みました。
また、後発のアメリカが恵まれていたのはスウェーデンの化学者「アルフレッド・ノーベル」が発明した「ダイナマイト」でした。
その使用量は膨大でダイナマイトの原料であるグリセリンが不足し、更にその原料の綿実油の相場が上がったと記録にあります。
●『良忍上人忌』 :
平安時代後期の僧で融通念仏宗の祖「良忍」の法要の日です。
亡くなったのは1132(長承元)年2月1日ですが、法要はこの日に行われます。
良忍は、1773(安永2)年に「聖応大師」の諡号を贈られています。
●『包むの日』ラッピングの日 :
「つ(2)つ(2)む(6)」の日。
書籍、DVD、化粧品等をパッケージするシュリンクフィルム等で知られる神奈川県川崎市に本拠を置く、プラスチック包装フィルムのメーカーが、包装材を広くPRするのが目的で制定。
●『フロリダグレープフルーツの日』 :
世界でいちばんおいしいと言われるフロリダ産のグレープフルーツを、日本でもっと知ってもらい、販売促進につなげることを目的に、アメリカのフロリダ州政府柑橘局(Florida Department Of Citrus)が制定。
日付は、2月からフロリダ産グレープフルーツが旬になり、26をフロリダの「フロ」と読む語呂合わせからこの日になりました。
☆彡毎月第4火曜日は『シカの日』エゾシカ協会が制定。
エゾシカ肉の消費拡大キャンペーンの一環として。
日付の毎月第4火曜日は『し(4)か(火)』の語呂合わせから。
☆彡毎月26日は、
●『風呂の日』 :
「ふ(2)ろ(6)」の日。
1985(昭和60)年5月に、関東のガス供給会社が「家族がお風呂に入って、親子の対話を」と制定。
それとは別に、各地の温泉街・銭湯等でキャンペーンを実施しています。
●『プルーンの日』 :
「プ(2)ル(6)ーン」の日。
世界ナンバーワンの生産・販売量を誇るカリフォルニアのプルーンの製造販売会社の日本支社が制定。
昔から健康に良いと言われる“カリフォルニアプルーン”の魅力を伝えて販売促進に繋げる事が目的です。
毎月26日を記念日としたのには、一年中美味しいプルーンを食べてもらいたいとの願いを込めています。
☆彡2月26日の『誕生花』:
アルストロメリア 花言葉は持続、エキゾチック、援助
ローダンセ 花言葉は温順、光輝、飛翔、情にあつい、永遠の愛
リムナンテス 花言葉は愉快な気分
フクジュソウ(福寿草) 花言葉は永久の幸福、思い出、祝福、永遠の幸せ
スノードロップ 花言葉は希望、まさかのときの友、恋の最初のまなざし
アカシア・Wattle 花言葉は「豊かな感受性」
ストック・Stock Flower 花言葉は「愛の絆・永遠の美」
ムスカリ・Grape Hyacinth 花言葉は「夢にかける思い」です。
★2月の誕生石はアメジスト 『愛の守護石』『真実の愛を守りぬく石』と呼ばれる。
アメジストのヒーリング効果
○調和
○癒しと安らぎ
○内観の促進
○精神の安定
○問題解決を助ける
○知性と洞察力を高める
○家庭円満
血液を浄化して解毒作用を高めるとされます。
皮膚病や不眠症の治療にも用いられた。
2/26日誕生石は「イーグル・ストーン」石言葉:インターナショナル(世界を見る目)
☆彡今日誕生日の人の一言 ヴィクトル・ユーゴー(詩人)
『海よりも広いものがある。それは空だ。空よりも広いものがある。それは人の心だ。』
★ヴィクトル・ユーゴー
ヴィクトル=マリー・ユーゴー(仏: Victor-Marie Hugo、1802年2月26日 - 1885年5月22日)はフランス・ロマン主義の詩人、小説家。七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家。『レ・ミゼラブル』の著者として著名。
1959年から1965年まで発行されていた5フラン紙幣に肖像画が採用されていた。
職業 小説家 詩人 政治家
言語 フランス語
国籍 フランス
文学活動 ロマン主義
代表作
『エルナニ』(1830年、戯曲)
『ノートルダム・ド・パリ』(1831年)
『静観詩集』(1856年)
『レ・ミゼラブル』(1862年)
『九十三年』(1874年)
以上はナイツ社編 「365日名言の旅」より一部抜粋&加筆
3月の行事・暦・祭り(2019年・平成31年)
1日(金)修二会(~14日)
3日(日)桃の節句
6日(水)啓蟄
7日(木)消防記念日
8日(金)国際女性デー
10日(日)塩釜神社帆手祭
12日(火)奈良東大寺二月堂お水取り
13日(水)春日祭
18日(月)彼岸の入り
24日(日)彼岸明け
3月の他の別名
嘉月(かげつ)桜月(さくらづき)花見月(はなみづき)花月(かげつ)季春(きしゅん)
夢見月(ゆめみつき)建辰月(けんしんげつ)春惜月(はるをしみつき)