☆彡「天使のハッピートーク」今日のハッピー 一日一言
◆人は「疑問形」で命令されると抵抗できない。
天皇家のカメラマン熊谷辰夫氏から幼いころの皇太子(浩宮様)の写真を撮ったときのエピソードを聞いたことがある。
場所が非常に狭いので、ピアノを弾いている浩宮様をうまくとらえるのが難しい。
カメラの中に入るようにキーをたたいてくれないと、なかなかシャッターが切れない。彼が、シャッターチャンスをとらえるのに苦心していると、当時の美智子皇后(妃殿下)がおっしゃった。
「なるちゃん、低い方は?」するとママのお膝の浩宮様は、得意げにポーンと低音をひとたたきされた。
これは、カメラマン熊谷辰夫氏にとっては申し分ないポーズで、そのため非常に良い写真がされたという。
流石、相手のことも思いやり、且つ児童心理学に良く通じていらっしゃる美智子皇后だけに、こんな場合、「低い方をたたきなさい!」と命令形をおとりにならなかった。
子供は、相手に「分からせる」必要性のある時だけしか、対話しようとしないという研究結果がある。
子供の対話が強烈に、感情的な色彩を帯び、命令形や呼びかけが多いのもそのせいだろう。
このことからもわかるように、「命令形」はコミュニケーションの一方通行だから、子供を自主的に動かす方法としてはあまり好ましくない。
私たち大人が、子供に「分からせる」ことを目指しながら、逆に怒らせてしまうことが多いのも、「命令形」を不用意に用いているからである。
「不用意な命令形」には、「分かっているよ」「しつこいな」「いい加減にしてくれよ」という答えしか返ってこないのである。
これは子供に限ったことではない。
職場でも、部下の判断を自分の思う方向にスムーズに誘導するには、「命令形」ではなく、疑問形によって心理の方向付けをするのが一番抵抗が少ないのである。
この時の疑問形も、「…したらどうか」と押しつけがましい形にしない方がいい。
そのほうがサスペンション状態が強まり、相手に、適切な心理的インパクトを与えることができるからである。
一件落着、めでたし、めでたし。
以上は多湖輝著「たった一言の心理術」より一部抜粋&加筆
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★多湖輝
多湖 輝(たご あきら、1926年2月25日 - 2016年3月6日)は、日本の心理学者。
生誕 1926年2月25日 オランダ領東インド (現 インドネシア)、スマトラ島
死没 2016年3月6日(90歳没)間質性肺炎
国籍 日本
出身校 東京大学文学部哲学科心理学
学問 研究分野 心理学
研究機関 東京工業大学、千葉大学
人物
東京未来大学名誉学長。千葉大学名誉教授。多湖輝研究所所長、東京都「心の東京革命」推進協議会会長、特定非営利活動法人「0歳からの教育」推進協議会理事長、東京アマチュア・マジシアンズクラブ会長、日本創造学会名誉会長などを務めた。
「これしかない」という考え方は間違いであり、物事にはいろんな見方があることを訴え続けた。また固定観念に凝り固まっていては創造的な人間は生まれないとし、独創性を育てるために幼児教育が重要だと主張。「諸悪の根源は個人個人の頭の固さにある」とする独創的な人生観を持つ。
1966年に発表した思考パズル本「頭の体操」シリーズは累計部数1200万部を超えるベストセラーとなり、以来約40年間に23巻までの続編が出版されている。また「頭の体操」という言葉そのものも、思考パズルやクイズの代名詞として日本では広く定着している。
◆名言
・大事なことは、進歩向上の比較を他人とするのではなく、
過去の自分とすることです。
・動けば必ず何かが変わります。動けば必ず何かがわかります。動けば必ず何かが身につきます。動くことによってあなたは強くなってきます。
◆著作
『頭の体操』1~23集 (光文社)
『盲点力』 (新講社)
『読心術』 (光文社)・・・他多数
※おまけの雑感 「ギャ~雪だ♪~」
桜も震えるなごり雪?
今朝外を見るとなんと雪が10センチほど積もっていた。
今日は車で早く出かけなければならない。
急いで雪かきをした。水分をたくさん含んでいるのでズシリと重い。おかげで腰が痛くなった。ギックリかも?
今年はもう雪かきはしなくていいと思い喜んでいたが、とんだサプライズだ。
でもね~普段使わない筋肉を使うことができた。よかった♪~
彼岸過ぎでも積雪とは、4月5日に仙台で🌸開花宣言がされたばかり、
(ちなみに、昨年より6日遅くて、平年より6日早い)開花したばかりの桜さんもさぞお困りのことだろう。
タイヤはスタッドレスなのがせめてもの救いだった。よかった♪~
全国的に頼みもしないのにハプニングの雪のようだ。
例年ならば私は名残雪♪~をハミングしているころなのに・・・。
「あれ、風花かしら?」なんて言ってる場合でないのよ♪~
ここは、みちのく・・・。