2016年4月20日は何の日?
4月20日は穀雨、郵政記念日、“聴く”の日、腰痛ゼロの日、青年海外協力隊の日、女子大の日、珈琲牛乳の日、肌には知る権利がある記念日、ジャムの日、等の日です。
●『穀雨』 :4月20日頃 、清明から15日目。
穀雨とは、春の雨が全ての穀物を潤すという意味です。農業を営む人は、この時期に種まきをすると植物の成長に欠かせない雨に恵まれるといわれています。
二十四節気の一つです。
この頃の春雨は、田畑を潤し、穀物の生長を助けるところからこう呼ばれています。
この日を境に降雨量が増え、日差しも強くなってくる。
このころとくに雨が多いというわけではないが、降れば菜種梅雨(なたねづゆ)ということもある。北国ではストーブをしまい、東日本では冬服を脱ぎ、西日本ではフジの花の咲き始める季節である。
★穀雨(こくう)は、二十四節気の第6。三月中(通常旧暦3月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が30度のときで4月20日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/3年(約121.75日)後で4月22日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立夏前日までである。
西洋占星術では、穀雨を金牛宮(おうし座)の始まりとする。
・季節の特徴
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
穀雨の終わりごろ(立夏直前)に八十八夜がある。
・七十二候
穀雨の期間の七十二候は以下の通り。
初候
葭始生(よし はじめて しょうず) : 葦が芽を吹き始める(日本)
萍始生(うきくさ はじめて しょうず) : 浮き草が芽を出し始める(中国)
次候
霜止出苗(しも やんで なえ いず) : 霜が終わり稲の苗が生長する(日本)
鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう) : 鳴鳩が羽を払う(中国)
末候
牡丹華(ぼたん はな さく) : 牡丹の花が咲く(日本)
戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる) : 郭公が桑の木に止って蚕を生む(中国)
・前後の節気
清明 → 穀雨 → 立夏
●『郵政記念日』 :
1871(明治4)年のこの日(旧暦、3月1日)、それまでの「飛脚制度」に代って新しい「郵便制度」が開始された記念日です。
※初年は、東京・京都・大阪の三都市と東海道線の各駅で、郵便物が取扱いと切手の発行が始まり、翌年にはほぼ全国的に実施されました。
1934(昭和9)年に「逓信省(現、日本郵政グループ)」が旧名の「逓信記念日」として、この日を制定。
逓信省が郵政省・電気通信省の二省に分割された1950(昭和25)年に「郵政記念日」と改称、1959(昭和34)年に「逓信記念日」に戻されましたが、2001(平成13)年の省庁再編に伴い再び「郵政記念日」となりました。
※毎年4月20日~26日は、
・『郵便週間』 :
郵便創設を記念した4月20日の「郵政記念日」から1週間を「郵便週間」として、郵便に対する理解を深めてもらう為に、各地で「一日郵便局長」を招くなど各種行事を開催されます。
・『切手趣味週間』 :
「郵政記念日」の4月20日から1週間を切手趣味週間です。
郵便切手が持つ美しさや芸術性といった文化的価値を多くの人に認識してもらうと共に、切手収集の趣味の普及を図る為に1947(昭和22)年に制定された「切手趣味の週間」が始まりで、その年からこれに因んだ記念切手を発行しています。
●『“聴く”の日』 :
「大切な人の話を聴きましょう。そしてあなたも自分の話を周囲の人に聴いてもらいましょう。」との考えから「聴く」事の大切さを社会に広めようと、個人のゴール・目標を支援するコーチングのプロの「藤田潮」氏が制定。
日付は、藤田氏の著書『「聴く」の本』の発売開始日である2007(平成19)年4月20日に因んでいます。
●『腰痛ゼロの日』 :「420の会」(ヨーツーゼロのかい)代表の本坊隆博氏が制定。
「腰(4)痛(2)ゼロ(0)」の日。
腰痛で悩んでいる人をゼロにしたいとの思いから、腰痛に対する対処法、予防法を指導する日にと「日本カイロプラクティックドクター専門学院」名古屋校の卒業生を中心に結成されている「420の会(ヨーツーゼロのかい)」代表が制定。
●『青年海外協力隊の日』 :
1965(昭和40)年のこの日に、「青年海外協力隊(JOCV)」が発足した記念日です。
※青年海外協力隊では、アジア・アフリカ・中南米を中心とする発展途上国の国作りを支援する為に、2,000人を超える満20~39歳までの人達がボランティアとして活躍しています。
●『女子大の日』 :
1901(明治34)年のこの日、日本初の女子大学である「日本女子大学校(現、日本女子大学)」が開校しました。
●『珈琲牛乳の日』 :守山乳業株式会社が制定。
日本で初めて「珈琲牛乳(コーヒー牛乳)」を製造販売した神奈川県平塚市の乳製品製造販売会社が制定。
「珈琲牛乳」は1920(大正9)年に同社の創業者である守山謙氏によって開発され、王冠で栓をした瓶入りの「珈琲牛乳」が1923(大正12)年4月20日に東海道線国府津駅で販売を開始し、東北から九州までの各駅で人気が広まりました。
「珈琲牛乳」が多くの人に喜ばれる切っ掛けとなったこの日を「はじまりの日」として記念日と定め、その美味しさをPRすることを目的としています。
●『肌には知る権利がある記念日』 :株式会社ちふれ化粧品が制定。
化粧品の開発、製造、販売などを手がける化粧品メーカーが制定。
同社が「肌には知る権利がある」をスローガンに、化粧品に配合されている「全成分・分量」とその「配合目的」、「製造年月」を業界に先駆けて公開してきたことから、食べ物を選ぶときのように肌に直接つける化粧品も、それが何から作られているのかを知った上で選んで欲しいとの思いが込められています。
日付は、4と20で社名の「ちふれ」の語呂合わせからです。
●『ジャムの日』 :日本ジャム工業組合が制定。
全国のジャムの製造メーカー、販売企業などで構成する「日本ジャム工業組合」が制定。
ジャムの美味しさや魅力を多くの人に知ってもらい、ジャムの需要の喚起と消費の拡大が目的です。
日付は、1910(明治43)年4月20日に長野県北佐久郡三岡村(現、小諸市)の塩川伊一郎氏が「苺ジャム」を明治天皇に献上したとの記録があり、明治初期に始まったジャムの製造が皇室献上品として認められた事は日本のジャム産業の発展に大いに貢献したとの考えでこの日にしました。
■百間忌,百鬼園忌,木蓮忌
小説家・随筆家の内田百間[うちだひゃっけん]の1971年の忌日。
百間のペンネームは幼い頃に遊んだ百間川に因み、また「借金」の語呂合せから百鬼園とも名乗っていた。
東京中野区金剛寺の句碑「木蓮や塀の外吹く俄風」から木蓮忌とも呼ばれる。
☆彡毎月20日は、
●『ワインの日』 :
1994(平成6)年2月に「日本ソムリエ協会」が制定。
フランス語で「ワイン」と、「20」の発音が似ている事に因んでいます。
●『マイカーチェックデー』 :
運転技術以外に自動車という精密機械のトラブルによる事故を防ぐ為、ドライブの前には、いつも点検をしましょう。
それが愛車への、何よりのプレゼントです。
※世界で最初の自動車による死亡事故は、1896(明治29)年のイギリス・ロンドンにある「ハイドパーク水晶宮」の中で起きました。
公道での死亡事故は、翌年1897(明治30)年のイギリス・ハックニーの「ストックロード」で起きています。
被害者は、9歳の少年だったそうです。
日本で初めての交通事故は、1900(明治33)年に起きました。
サンフランシスコの日系人から「皇太子御成婚記念」に自動車が贈られ、宮内庁の人が自動車の試運転のため三宅坂を走っている時、人を避け様としてハンドルを切りそこね、皇居の内堀の中に転落して仕舞いました。
それ以降、自動車は危険とされ、倉庫にしまわれたそうです。
どんなに注意していても、事故に会うかも知れませんので、こちらの対策も、万全を期しましょう。
●『発芽野菜の日』 :株式会社村上農園が制定。
「20日(はつが・発芽)」の日。
広島市に本社を置き、発芽野菜を手がける農園が制定。
一般の野菜よりも数倍栄養価が高く、生活習慣病の予防でも注目される発芽野菜(スプラウト)を、更にアピールするのが目的です。
☆彡毎月10日・20日は、
●『頭髪の日』 :
「とう(10)・はつ(20)」(頭髪)の日。
ある頭髪育毛剤を製造している製薬会社が2001(平成13)年に制定と言われています。
関連記念日として、◎10月20日本(毛髪科学協会が制定)の「とう(10)はつ(20)・頭髪の日」と、◎毎月18日の「とうはつ(18)・頭髪の日」(全国理容環境衛生同業組合連合会が制定)。 があります。
☆彡4月20日の誕生花
梨 Pear 花言葉: 博愛、和やかな愛情
梨の花 Pear 花言葉:恋心
芝桜[しばざくら](花詰草) Moss phlox 花言葉:臆病な心「合意・一致」
シャガ(射干) 反抗、私を認めて
ハナビシソウ(花菱草) 私の願いを聞いて
ディモルフォセカ 元気、無邪気、変わらぬ愛、ほのかな喜び
イキシア・Corn Lily 花言葉は「団結」です。
★穀雨(こくう)
4月20日頃(2016年は4月20日)。 および立夏までの期間。 太陽黄径30度
清明から数えて15日目頃。 春季の最後の節気。
春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。 昔からこの日に合わせて田畑の準備をします。
穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。
・百穀春雨
この時期に降る雨は、百穀を潤し芽を出させる春雨として、「百穀春雨」といわれています。
穀雨は、種まきなどを始めるのに適した時期なので、農作業の目安にされています。