2019年4月17日は何の日?
4月17日は春の土用入り、ハローワークの日、恐竜の日、飯田下伊那の日、なすび記念日、五平もち記念日、少年保護デー、世界ヘモフィリアデー、クイーンの日等の日です。
●『春の土用入り』 :
二十四節気・雑節等。この日から次の立夏の直前までが「土用」の期間です。
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。
★土用(どよう)について
土旺用事(どおうようじ)の略。
土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが、土用は各季節にあります。
陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、(余った?)土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。
次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。
また、夏土用に入って3日目が晴れれば豊作、雨が降れば凶作といわれています。この豊凶占いのことを「土用三郎(どようさぶろう)」といいます。
◆2019年は
冬土用:1月17日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月17日~5月5日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月7日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月21日~11月7日 (太陽黄径207度)
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。
※上記の太陽黄径は入りの日のものです。
※入りの日によって18日間でない場合もあります。約18日間と理解してください。
◆土用の丑の日
夏の土用は、1年の中で最も暑さが厳しいとされる時期にあたるため、江戸時代にはこの期間の丑の日を「土用の丑の日」と重視し、柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入ったり(丑湯)、お灸をすえたり(土用灸)すると夏バテや病気回復などに効き目があるとされていました。
年によっては、土用の期間に丑の日が2回訪れることもあります。この2回目の丑の日を「二の丑」といいます。
2019年は7月27日。
◎したほうが良いこと
・ゆっくりと休む。
・土用干し(衣服を虫干しすること)
・梅干を干す
・整理整頓清掃
・衣替えの準備、寝具や家具などを季節の品に変える。
・消化のいいモノを食べる。
・次のシーズンの準備
・うなぎなど「う」のつくものをたべる。梅干、うなぎ、瓜、うどん、
とくにゆったり休むのはいいでしょう。いつも忙しい人はこの期間くらいは骨休めするようにしましょう。
消化のいいものを食べるのは大変プラスです。体調がよくなります。
✖土用 してはいけない事
・ガーデニング
・農作業
・草刈
・建設・土木・リフォーム
・引越し
・新規のこと
・買い物(食料品や消耗品は除く)
・旅行、レジャー
・アウトドア
・暴飲暴食
・釣り(アウトドアですし、殺生は禁止とされるところから釣りも禁止したほうがいいでしょう。また夏の土用に関しては水温が高いため土用隠れを起こし釣れなくなります。)
土に触れる事全般にNGです。あとは新規の事項、これは開業だとか、新規出店、新装開店などもNG。
買い物も新しい電化製品を買うとか、服を買うとかはよしておいたほうがいいでしょう。夏なら水着を買うとかも日をずらしたほうが良いといいます。
季節の変わり目で、体調が悪化していると判断力も衰えます。すると不要なものを購入したりとかしやすいという事でNGとされます。
・土用の期間中は土のなかに土を司る神、 土公神(どこうじん・どこうさま)がおられるので、土をいじると怒りをかい、祟りがある。
・木を植えたり、土いじりをすると腰を痛める。
・喧嘩をしたり、言い争いをしても、泥沼になってまとまらない。
・新しいことを始めても続かない。
・引越し・旅行はタブー
・生もの、冷たいものはを食べると体調を崩しやすい。
・柱を立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘り、土葬、穴あけなどはダメ
・異常者が出やすい。
と考えられています。
土用は季節の変わり目ですから、農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
◆土用の間日(まび)
土用の期間中土を掘り起こしてはいけないとなると、いろいろと支障が出てきそうですね。でもご安心あれ。土公神が天上に行き、地上にいなくなる「間日(まび)」が設けられているので、この日は作業をしてもいいとされています。
冬土用の間日:寅・卯・巳の日
※2019年は1月17日・18日・20日・29日・30日、2月1日
春土用の間日:巳・午・酉の日
※2019年は4月18日・26日・27日・30日
夏土用の間日:卯・辰・申の日
※2019年は7月22日・29日・30日、8月3日
秋土用の間日:未・酉・亥の日
※2019年は10月25日・27日・29日、11月6日
◆土用殺
春夏秋冬、それぞれの土用には「土用殺」と呼ばれる凶方位があります。
それぞれの土用によって決まっています(毎年固定)。
春土用→南東
夏土用→南西
秋土用→北西
冬土用→北東
●『ハローワークの日(職安記念日)』 :
1947(昭和22)年のこの日、それまでの「職業紹介所」が、「公共職業安定所」と改名しました。
現在は「ハローワーク」という愛称で呼ばれています。
職業紹介の他、職業指導・失業保険等、「職業安定法」の目的を果たす為の事業を、無料で行っている施設です。
●『恐竜の日』 :
1923(大正12)年のこの日に、アメリカの動物学者「ロイ・チャップマン・アンドリュース」がゴビ砂漠へ向けて北京を出発しました。
その後5年間の旅行中に、恐竜の卵の化石を世界で初めて発見し、後の本格的な恐竜研究の切っ掛けとなりました。
●『飯田下伊那の日(五平もち記念日)』 :
「し(4)もい(1)な(7)」の日。
長野県飯田下伊那地方の特産である「五平もち」をPRする為の日です。
★五平餅(ごへいもち)は、中部地方の山間部(長野県木曽・伊那地方、岐阜県東濃・飛騨地方、富山県南部、愛知県奥三河地方、静岡県北遠・駿河地方や山梨県)に伝わる郷土料理。粒が残る程度に半搗きにした粳米(うるちまい)飯にタレをつけ、串焼きにしたものである。「御幣餅」とも表記する。
朝ドラ「半分、青い。」で話題の五平餅の作り方【kattyanneru】
◆一般的な作り方
1.粳米(うるちまい)を炊く。
2.1を潰し、厚さ2mm 幅2cm程度の杉板または幅1.5cm程の平たい竹串、あるいは割っていない割り箸に扁平な楕円形、地元で言う「わらじ型」に練りつけ、型崩れしないように素焼きする。この際に塩や、つなぎの小麦粉を入れる地域もある。
3.タレは季節や地方毎に多彩で醤油または味噌に、胡麻、胡桃、エゴマなど油脂を含むものや木の芽、柚味噌をあわせてタレを作る。砂糖を入れかなり甘めの味に仕立てる。
4.タレを2に塗り、香ばしく焼き上げる。
上記のような、一枚の「わらじ型」または「小判型」といえる扁平な楕円形に、ご飯を平たい竹または木の串に練りつけたものが最も一般的だが、地域によってバリエーションが多くあり、楕円形ではなくほとんど円形のものもある。また、小さな円盤型のご飯を複数刺したもの、店で売られているものには団子状で見た目がほとんど普通のみたらし団子と変わらないものもある。
タレのベースに醤油を使うか味噌を使うか、ゴマとクルミを使うかエゴマを使うかは地域による。エゴマをベースに醤油と砂糖で仕上げるのは木曽地方中北部から飛騨地方にかけての特徴である。クルミを使っていた地方では近年は入手しやすいピーナツをクルミの代わりに使うこともある。家庭や地域によってはさらに卵、ハチミツ、蜂の子(ヘボ)を加えるなどバリエーションは多くある。例えば岐阜県恵那市の旧串原村で毎年11月3日に開かれる「ヘボまつり」は、タレにヘボを練り込んだ「ヘボ五平」が名物である
●『なすび記念日』 :
「よ(4)い(1)な(7)す」の日。
4月が、冬春ナスの最盛期である事、毎年4月に「徳川家康」の好物であったナスを献上した事、また、この日が「徳川家康」の命日である事から「冬春なす主産県協議会」が2004(平成16)年に制定。
また、なすの消費を増やす日にしようと、◎毎月17日を「国産なす消費拡大の日」として制定しています。
●『(旧)少年保護デー』 :
1922(大正11)年のこの日、旧「少年法」が公布された事を記念して、1928(昭和3)年に制定。
1937(昭和12)年に「少年保護記念日」に改称され、1952(昭和27)年11月27日の「司法保護記念日」と統合され、9月13日の「更生保護記念日」となっています。
●『世界ヘモフィリアデー・世界血友病の日(World Hemophilia Day)』 :
「世界血友病連盟(WFH)」を設立した「フランク・シュネーベル」の誕生日に因んで、同連盟が1998(平成10)年に制定。
血友病及びその他の血液の病気についての啓発デーです。
●『クイーンの日(QUEENの日)』 :
「ボヘミアン・ラプソディ」、「キラー・クイーン」、「伝説のチャンピオン」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」など、数々の名曲を生み出したイギリスのロックバンド「クイーン」の来日40年を記念してプロモーション会社が制定。
日付は、初来日の為に羽田空港に到着した1975(昭和50)年4月17日に因んでいます。
☆彡毎月17日は、
●『いなりの日』 :
「い(1)な(7)り」の日。
日本の食文化の中で多くの人に親しまれているいなり寿司を食べる機会を増やすきっかけを作ろうと、いなり寿司の材料を製造販売している食品メーカーが制定。
●『国産なす消費拡大の日』 :
4月17日の「なすび記念日」の17日を、毎月なすの消費を増やす日にしようと、「冬春なす主産県協議会」が2004(平成7)年2月9日に制定。
●『ひょうご安全の日』 :
兵庫労働基準局が阪神・淡路大震災から11年目の2006(平成18)年に制定。
阪神・淡路大震災の後は復旧・復興現場等で死亡災害が多発し、震災前に比べて死亡災害が2年連続して50%増加するという事態が続いた為、労働災害多発を防止する為の対策として、震災発生日の毎月17日を「安全の日」と定めました。
●『減塩の日』 :
高血圧の予防や治療において大切な減塩をより多くの人に実践してもらう事を目的に、特定非営利活動法人「日本高血圧学会」が制定。
日付は、5月17日が世界高血圧連盟が制定した「世界高血圧デー」、日本高血圧学会が制定した「高血圧の日」であることから、一年を通じて減塩を進めることを目指して毎月17日としました。
☆彡4月17日の『誕生花』:
ラークスパー(千鳥草) 花言葉は信頼、軽快
ジャーマンアイリス 花言葉は燃える思い、恋の便り、使者、よろしくお伝えください
カキツバタ(杜若) 花言葉は幸福が来る
ハナビシソウ(花菱草)・California Poppy 花言葉は「願いを叶えて」
ワスレナグサ(勿忘草)・Forget Me Not 花言葉は「私を忘れないで・真実の愛」です。
☆彡4月17日誕生石は「グリーン・スピネル」 石言葉:希望、信仰、愛情、そして幸福
☆彡4月の誕生石はダイヤモンド、金剛石 石の言葉 永遠の絆 栄光 清浄無垢 不屈の精神
☆彡今日誕生日の人の一言 カレン・ブリクセン(作家)
『大きな苦労をした時期があったおかげで、前よりもよく分かった。
人生は何があろうとも、いかに豊かで美しいものか。
そして、普段気に病むことが、いかにちっぽけなものか。』
★カレン・ブリクセン
カレン・ブリクセン(Baroness Karen von Blixen-Finecke , 1885年4月17日 - 1962年9月7日)は、20世紀のデンマークを代表する小説家。デンマーク語と英語の両方で執筆し、デンマーク語版は本名のカレン・ブリクセン名義、英語版はペンネーム(男性名)のイサク・ディーネセンもしくはアイザック・ディネーセン(Isak Dienesen)名義で作品を発表した。
作品によっては作品間の翻訳の際に加筆訂正がなされ、時には別作品ともいえる物になっているという複雑な作家である。2009年まで、デンマークの50クローネ紙幣には彼女の肖像が使われていた。
◆生涯
1885年、デンマークのルングステッズ生まれ。作家であり軍人であった父親ヴィルヘルム・ディーネセンに強い影響を受け、20代前半にはコペンハーゲン王立美術アカデミーで学んだり、パリで絵画の修業をしたり、あるいは文芸雑誌に小品を寄稿したりしていた。この時代の作品は画集などの形をとり後に復刻されている。
1913年に父方の親戚のスウェーデン貴族のブロア・ブリクセンと結婚し、翌年ケニアに移住。夫婦でコーヒー農園を経営するが、まもなく結婚生活が破綻し、離婚。
単身での経営を試みるがあえなく失敗し、1931年にデンマークに帰国した。1933年(当時48歳)に本格的に作家活動を始めた。1934年にアメリカで出版したイサク・ディーネセン名義の作品「七つのゴシック物語」で成功を収め、その翌年デンマークでカレン・ブリクセン名義でそのリライトを発表し、以降その名義の使い分けを始めた。
1950年代に入ると体調を崩す事が多くなり、執筆活動が困難になるものの、ラジオ番組などに出演するなどの活動を続けた。1962年にルングステッズで死去。
◆主要作品
七つのゴシック物語(Seven Gothic Tales, 1934年)
アフリカの日々(Out of Africa, 1937年) - 『愛と哀しみの果て』として映画化された。
運命譚(Anecdotes of Destiny, 1958年) - 収録作の一編が『バベットの晩餐会』として映画化された。
エーレンガード(Ehrengard, 1963年)
◆日本語訳
ノルダーナイの大洪水(カーレン・ブリクセン名義、山室静訳、新潮社 1970年)
ディネーセン・コレクション(アイザック・ディネーセン名義、横山貞子訳、晶文社)
アフリカの日々(1981年)、のち河出書房新社「世界文学全集」、河出文庫
夢みる人びと 七つのゴシック物語1(1981年)、のち白水uブックス
復讐には天使の優しさを(1981年)
ピサへの道 七つのゴシック物語2(1982年)、のち白水uブックス
アフリカ農場 アウト・オブ・アフリカ(カーレン・ブリクセン名義、渡辺洋美訳、工作舎 1983年、筑摩叢書、1992年)
バベットの晩餐会(イサク・ディーネセン名義、桝田啓介訳、筑摩書房 1989年、ちくま文庫、1992年)
バベットの晩餐会(アイザック・ディネーセン名義、岸田今日子訳、シネセゾン 1989年)
不滅の物語(イサク・ディーネセン名義、工藤政司訳、国書刊行会 1995年)
冬物語(カーレン・ブリクセン名義、渡辺洋美訳、筑摩書房 1995年)
運命綺譚(カーレン・ブリクセン名義、渡辺洋美訳、ちくま文庫 1996年)
草原に落ちる影(カーレン・ブリクセン名義、桝田啓介訳、筑摩書房 1998年)
冬の物語(イサク・ディネセン名義、横山貞子訳、新潮社、2015年)
以上はナイツ社編 「365日名言の旅」より一部抜粋&加筆
☆彡4月の行事・暦・祭り(2019年・平成31年)
1日(月)エイプリルフール
5日(金)清明
7日(日)世界保健デー
8日(月)花祭り
17日(水)春土用入り
18日(木)春土用の間日
19日(金)古川祭(→20日)
27日(土)春土用の間日
29日(月・祝)昭和の日
30日(火・休)退位礼正殿の儀 春土用の間日
4月の他の別名 陰月(いんげつ)卯花月(うのはなづき)鳥來月(とりくづき)花残月(はなのこりづき)清和月(せいわづき)