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風に吹かれて旅するブログ

日々のニュースや出来事・暦・記念日・季節祭事・時事・情報・雑感等を風に吹かれながらまったりとお知らせしています。

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認知症をくい止めろ 注目の介護法 “ユマニチュード”とは人間らしく接すること

NHKBS1で「シリーズ医療革命 認知症をくい止めろ」

7月26日(日)午後3時~3時49分(再放送)を見た。

 

★シリーズ医療革命


認知症をくい止めろ
~ここまで来た!世界の最前線~

7月26日(日)午後3時~3時49分(再放送)

 

認知症の進行をくい止める方法が見えてきた!世界の認知症対策の最前線では、全く新しいアプローチに注目が集まっている。認知症とは何の関係もない既存薬を投与したところ、記憶力の低下がくい止められた。はいかい・暴言などの症状が進行しても、ある介護法で症状を改善できることにも注目が集まっている。日米欧のホットな対策の現場を報告していた。

 

昨年、大好評だった「NHKスペシャル"認知症800万人"時代 認知症をくい止めろ~ここまで来た!世界の最前線~(2014年7月20日)」をコンパクトに再編集したもので、大変役立つ実践的内容です。


世界中で今、常識を覆すような認知症対策が次々に成果をあげている

テーマは
「認知症」の進行を遅らせる身近な薬?
さらに発症を予防する方法とは?
認知症の症状が改善する注目のケア「ユマニチュード」とはなどが語られていた。

 


●新薬ではなくすでにある薬でアルツハイマー病に挑む


アルツハイマー病がどのように進み、何が起こっているのか?その姿が徐々に明らかになってきました。いま新薬開発が進んでいる一方で、既にある薬の効果を活かす取り組みが世界で始まっています。

●シロスタゾールとインスリン

一つはシロスタゾールという薬です。

シロスタゾールは脳梗塞の再発防止薬として投与されていましたが

認知症の人に有効という実験結果が最近分かってきました。

日本の研究で明らかになったのが脳梗塞の再発防止薬「シロスタゾール」です。シロスタゾールは原因物質「アミロイドβ」の排出を促す力があることがわかっています。

 

もう一つはアメリカで開発がすすんでいる「鼻からインスリンを噴霧する方法」です。


アルツハイマー病では脳でエネルギー源の糖を使うのが難しくなっていることが明らかになっているからです。

通常のインスリン注射では脳に届かないのだそうです。

新薬開発で壁となる「副作用」の懸念が少ないため、早い実用化が期待できます。

 現在、シロスタゾール、インスリンは認知症の治療薬としては認められていません。
 

●注目の介護法 “ユマニチュード”

 

知覚・感情・言語をつかった包括的なコミュニケーションで、「人間らしさを取りもどす」ためのケアの手法です。考案したのは、運動学の教師だったフランス人のイヴ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさん。

 日本に来て、医療や介護の現場を中心的に回っているのは、ジネストさんです。
 認知症の人に対して、徹底して人間らしく接することで行動・心理症状を和らげることができる、といわれています。
 

ケアのポイント
ユマニチュードのポイントは①「見つめる」②「話しかける」③「触れる」そして、④「寝たきりにしない」の4つです。


・見つめる


正面から笑顔で見つめます。
 認知症の人は、視界の中心にいる人しか認識できない場合があるためです。


 認知の機能が非常に落ちている人では、不自然だと感じるくらい近づき、視線をつかみにいきます。「自分はあなたの敵ではない」というメッセージを伝えるため、基本は笑顔で近づきましょう。
 相手を「見ない」でケアをすると、「あなたはそこに存在していないものだと思っている」というメッセージを送ってしまうことになります。


・触れる
触れる時は、やさしく。つかむのではなく、動こうとする意志を生かして、下から支えます。


・話しかける
優しい声で、できるだけ前向きな言葉で話をします。お世話をする時には、実況中継をするように話しかけ続けます。認知症の人は何をしている最中なのか、忘れてしまうことがあるためです。
・寝たきりにしない
無理に立たせることは危険です。
 

“触る”ことで穏やかに

 

認知症が進行し、介護が必要になってきた段階で、暴力とか徘徊とかケアの拒否などの「行動・心理症状」がおこることがあります。この行動・心理症状はストレスを感じたときに分泌される「ストレスホルモン」が関係していることがわかってきました。
ストレスホルモンは、ストレスから体を守るために分泌されますが、認知症が進行すると分泌を抑える機能が低下します。そのためストレスホルモンが過剰な状態になり、興奮状態が続いてしまう場合があります。それが行動・心理症状につながると見られています。


この「ストレスホルモン」を減らす方法として注目されているのが「触る」ケアです。やさしく、ゆっくりさわることで、ストレスホルモン、行動・心理症状の起こる回数が減ることがわかってきました。
 

認知症の予防法

認知症を生活習慣病として把握する。
 生活習慣病の予防を徹底することは、認知症の予防につながります。イギリスでは、認知症になる確率が20年前に比べて低下しています。これは心臓病や脳卒中の対策を進めたことが良い影響を与えているのです!


●注目の介護法 “ユマニチュード”

体力や道具は不要。ただ、4つのポイントを心がけるだけで、介護する人は驚くほどラクになり、介護される人は快適に、穏やかになる。

ユマニチュードを作ったイブ・ジネスト氏

キーワードになるのは、認知症状を伴う人を人間らしく、大切な存在として扱う、という視点

ケアの柱は、(1)見る(2)話しかける(3)触れる(4)立つ(寝たきりにしない)-の4つ

 

イブ・ジネスト氏が2年ほど歩けなかった男性にユマニチュードを実践したところ僅か20分ほどで補助付ですが立って歩き始めました。

 

感動のあまり今までの女性看護師さんは泣き出してしまいました。

 

※其の他の病院でも即効性のある結果が得られたとの報告がある。

ある人は、ユマニチュードを学んだ看護師からケアを受け始めると、患者は大声で叫んだりする症状がなくなり、会話ができるようになりました。あれほど嫌がっていた薬も受け入れ、自ら薬を塗ることもできるようになった。

また別の人は、30分ほどの間に、みるみる意欲がよみがえってくるように。攻撃的な言動はなくなり、以前の社交的な姿を取り戻していた。