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韓国でMERS(マーズ)感染が新たに3人確認 感染者169人 出張自粛、ツアー予約減

■韓国では重い肺炎などを引き起こす「MERS(マーズ)コロナウイルス」の感染が新たに3人確認され、感染者は死亡した25人を含む169人となり、新たな感染の確認は減る傾向にあるものの、韓国政府は引き続き感染拡大を防ぐため、全力を挙げています。

韓国の保健福祉省は21日、新たに3人が「MERS(マーズ)コロナウイルス」に感染していたことが確認されたと発表しました。

3人はいずれも病院の中で感染したということで、これでこれまでに感染が確認されたのは死亡した25人を含む169人となりました。
また、治療を受けていた7人が新たに退院し、感染者のうち、退院した人は43人となりました。

保健福祉省は新たに感染が確認される患者の数は減少する傾向にあるものの、今後もしばらくは病院内での感染が散発的に確認される可能性があるとしています。
韓国政府は、今月中には感染の拡大を食い止めたいとしており、引き続き感染者と接触した人など4000人余りを自宅や医療機関での隔離の対象とするなどの対策に全力を挙げています

 


■MERS(マーズ):出張自粛、ツアー予約減… 日本企業にも影響
  
 韓国で中東呼吸器症候群{MERS(マーズ)}コロナウイルス感染が拡大していることを受け、韓国ツアーのキャンセルや出張の自粛など企業活動への影響が拡大している。
   
      
 ソニーは15日から、ソウルとその近郊地域への出張を自粛。韓国内のソニー販売会社社員の海外出張も自粛している。「(韓国への)不要不急の出張を避ける」との注意喚起を出していた帝人は、感染拡大を受けて11日に韓国への出張を当面控えるよう社員に指示を出したほか、東レも可能な限り、7月以降に出張を遅らせるよう社員に注意喚起し、テレビ会議システムを活用するよう呼びかけている。

 海外への出張が多い商社は通常通りの業務を続けているが、大手商社の中には、韓国への出張者に衛生面での注意喚起を促すなどの動きもでている。

 感染の広がりに神経をとがらせているのは旅行会社だ。大手のJTBによれば、韓国ツアーの予約は例年に比べて伸び悩んでいるといい、「旅行者が様子見をしている状態」(広報)。また、近畿日本ツーリストも団体客の予約が減っているといい、修学旅行で行き先を韓国から国内に変更することを検討している中学校も出ているという。

 また、韓国に拠点がある企業は衛生面の管理強化に努めている。

 ソウルに支店のあるみずほ銀行は、日本からマスクと消毒薬を送った。韓国に自動車の部品工場があるIHIは、現地でマスクが不足していることもあって、韓国出張の際にはマスクを持参するよう指示している。また、半導体などの販売会社がある三菱電機も現地でマスクが足りなくなっているため、使い捨てマスク2000枚を日本から送る予定だ。

 また、マスク製造大手のユニチャームには、流通メーカーからの在庫確認や、消費者から「高性能マスクでMERS(マーズ)は防げるか」などの問い合わせが増えているという。国内で感染確認がないこともあり、消費者の反応は冷静だが、感染が確認された場合、消費者が殺到する可能性もあり、日用品大手の中には対応策の協議を始めている企業もある。


★MERS(マーズ)コロナウイルス(マーズコロナウイルス、英: Middle East respiratory syndrome coronavirus, MERS-CoV)は中東呼吸器症候群 (Middle East respiratory syndrome, MERS) の病原体であり、SARSコロナウイルスに似たコロナウイルス(ベータ型)で、2012年にイギリスロンドンで確認された。

2015年5月30日現在の合計では、1149人感染(韓国12人を含む)、431人死亡。感染地域は2015年5月に韓国、中国に広がった

●症状
MERSの患者さんにあらわれる主な症状は、発熱、せき、息切れなど急性かつ重症な呼吸器症状です。下痢など消化器の症状を伴う患者も多くいます。また、腎不全を来たす場合もあります。

 MERS(マーズ)コロナウイルスに感染しても、軽症ですむ・症状が現れないという人もいます。一方で、高齢者や基礎疾患(糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全など)のある人は重症化しやすい傾向があります。

MERSの感染を防ぐためにできること

 MERS(マーズ)は治療法が確立されていない以上、予防が何よりも大切です。ここでは、中東に渡航する時に気をつけるべきことを紹介します。

1. 基本的な衛生対策を怠らない

 海外渡航中は、日本にいる時以上に衛生対策に気を配ってください。例えば、
•加熱していない肉は食べない
•不衛生な環境で用意された食品の摂取を避ける
•野菜・果実は料理する前に清潔な水で洗う
•野生動物や農場の動物に不用意に触れない
•ラクダとの接触を避け、ラクダの周辺に近寄ったら石鹸と水でしっかり手を洗う
•未殺菌のラクダ乳は飲まない

 などに気をつけましょう。

 ラクダは、威嚇行動でつばを吐きます。接触がなくても、近くに行った後には手を洗うか消毒するようにしてください。1つ1つの行動が、MERSの予防につながります。

2. 症状のある人との濃厚接触を避ける

 上記のとおり、MERSはウイルスの正確な感染源が分かっていません。しかし、家族や医療従事者など、濃厚な接触のある相手には感染することがあります。呼吸器感染を防ぐためにも、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触はできるだけ避けるようにしましょう。

3. 体調不良がみられたらすぐに医療機関へ

 中東地域への滞在中に咳や発熱などの症状が表れた場合、他の人との接触をできるだけ避け、以下の咳エチケットを守ってください。
•マスクを着用する
•咳やくしゃみをする時はティッシュペーパーでおさえ、他の人から顔をそむける
•使用済みのティッシュペーパーはゴミ箱に捨て、必ず手を洗う