2016年3月17日は何の日?
3月17日は彼岸の入り、漫画週刊誌の日、延年祭春の社日、毎月17日はいなりの日、国産なす消費拡大の日、ひょうご安全の日、等の日です。
●『春彼岸・彼岸の入り』 :彼岸(ひがん)は雑節の一つ。
「春彼岸」は春分の日の前後3日の7日間をいいます。
「彼岸」はサンスクリット語の「Parramatta」の漢語訳「到彼岸」の略です。
「煩悩から脱した悟りの境地」をさす言葉で、中国では極楽浄土が西方の彼方(西方浄土)にあると考え、春分に太陽が真西に沈む為、西方の太陽を礼拝し極楽浄土に思いをはせ、そこで生まれ変わることを祈願し、また昼夜の長さが等しい事から、仏教の説く「中道」の教えにもかなうとされました。
日本では先祖供養、墓参り等の仏事・法要へ変化し、日本特有の風習として根付いています。
「彼岸」の供物の「ぼたもち・おはぎ」は、春彼岸の頃にみられる牡丹に由来します。
※春分の日とは春彼岸の中日(ちゅうにち)にあたり国民の祝日にも定められています。
又「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。
春分の日の頃は、 厳しい冬を耐えてきた生き物が、 前向きにやる気に満ち溢れると共に
草木が芽吹き春の訪れを感じる時期でもあります。
春分の日は2016年では3月20日(日)で国民の祝日になっています。
2016年3月21日(月) 振替休日
●『漫画週刊誌の日』 :
1959(昭和34)年のこの日、日本初の少年向け週刊誌「少年マガジン」と「少年サンデー」が発刊されました。
当時は読み物が中心で、漫画は少ししか載ってなかったそうです。
小学館の「少年サンデー」は30円でした。
表紙を飾ったのは、野球界のスーパースター「長嶋茂雄」でした。
関連記念日として、◎7月21日~8月20日までの「雑誌愛読月間」があります。
●『延年祭(京都府伊根町)』 :
別名「福棒祭」とも言われ、朴の木を削り、花やつぼみを作って飾り付け、長寿、縁結び、五穀豊穣を祈る行事です。
浦嶋太郎をまつる京都府与謝郡伊根町の古社「浦嶋神社(宇良神社)」で浦嶋にゆかりのある三野家一門が祭りをとり行います。
福棒と呼ばれる縁起物を当てる為、参拝者が多くのくじを買い求め賑わいます。
●『聖パトリックの祝日(緑の日)』
アイルランドの守護聖人である聖パトリックの聖名祝日。
アイルランドの国花・三つ葉のクローバーがシンボルとされているため、この日にシンボルカラーの緑色のものを身につけていると幸せになれると言われている。
☆彡2016年の3月17日は、
●『春の社日(しゃにち)』 :二十四節気・雑節等。
春分・秋分にもっとも近い戊(つちのえ)の日で、生まれた土地の産土神(うぶすながみ)に参拝する日です。
※「社日(しゃにち)」は、春と秋にあり、春のものを春社(しゅんしゃ・はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ・あきしゃ)とも言います。
古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味します。
春分または秋分に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となりますが、戊と戊のちょうど中間に春分日・秋分日が来る場合(つまり春分日・秋分日が癸(みずのと)の日となる場合)は、春分・秋分の瞬間が午前中が「前の戊の日」、午後が「後の戊の日」とされ、このような場合は「前の戊の日」とする決め方もあります。
この日は産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋にはその年の収獲に感謝します。
また、春の社日に酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、これを治聾酒(じろうしゅ)と言います。
福岡県の「筥崎宮」での社日祭で行われる「お潮井とり」や、群馬県の大泉町にある「社日稲荷神社」で、江戸時代から2つの大釜に熱湯を沸かし、その熱湯に小笹をつけて全身に浴び神託を仰ぐという「探湯神事」が有名です。
また、島根県安来市社日町のように地名となって残っている場所もあります。
☆彡毎月第3木曜日は、
●『マージャンの日』 :
「全国麻雀業組合総連合会」が1987(昭和62)年12月に麻雀をPRする目的で制定。
関聯記念日として、◎4月26日の「オンライン麻雀の日」と◎8月1日の「麻雀の日(牌の記念日)」があります。
●『森のたまごの日』 :
コクとうまみ、鮮度と栄養価で人気の鶏卵「森のたまご」を製造販売する食品会社が、◎11月18日と、◎毎月第3木曜日に制定。
ブランドたまごの定番と称される「森のたまご」の素晴らしさを多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は、「森」の字にある「木」を分解すると「十」と「八」となる為18日とし、「森のたまご」の「森」の字には「木」が3つあることから第3木曜日しました。
☆彡毎月17日は、
●『いなりの日』 :「い(1)な(7)り」の日。
日本の食文化の中で多くの人に親しまれているいなり寿司を食べる機会を増やすきっかけを作ろうと、いなり寿司の材料を製造販売している食品メーカーが制定。
●『国産なす消費拡大の日』 :
4月17日の「なすび記念日」の17日を、毎月なすの消費を増やす日にしようと、「冬春なす主産県協議会」が2004(平成7)年2月9日に制定。
●『ひょうご安全の日』 :
兵庫労働基準局が阪神・淡路大震災から11年目の2006(平成18)年に制定。
阪神・淡路大震災の後は復旧・復興現場等で死亡災害が多発し、震災前に比べて死亡災害が2年連続して50%増加するという事態が続いた為、労働災害多発を防止する為の対策として、震災発生日の毎月17日を「安全の日」と定めました。
☆彡3月17日の誕生花
豆の花 Beans 花言葉:必ず来る幸福
ルピナス(羽団扇豆[はうちわまめ]) Lupine 花言葉:貪欲
サンシュユ(山茱萸) 花言葉:持続、耐久、気丈な愛
モクレン(木蓮) 花言葉:自然への愛、持続性
カルセオラリア 花言葉:援助、あなたを伴侶に
エンドウの花 花言葉:必ず来る幸福
インゲンマメ(隠元豆) 花言葉:喜びの訪れ、豊かさ
アンスリウム・Anthurium 花言葉は煩悩、恋にもだえる心、可愛い 「情熱・熱心」
ネメシア・Nemesia 花言葉は「包容力」
レンギョウ(連翹)・Golden Bell Flower 花言葉は「かなえられた希望」です。
★彼岸(ひがん)とは
春分・秋分の前後3日を合わせた7日間。
2016年は、
春の彼岸:3月17日~23日
秋の彼岸:9月19日~25日
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」、真ん中にあたる春分・秋分を「彼岸の中日(ちゅうにち)」といいます。
仏教では、私たちの住む世界をこちらの岸、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸と考えられていて、こちらの岸を「此岸(しがん)」あちらの岸を「彼岸」といいます。
この極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。これは仏教にはない習慣で、日本独自のものです。
中日に夕陽を拝むと功徳があるといわれています。
お寺では、この期間「彼岸会(ひがんえ)」の法要が営われます。
■彼岸の過ごし方
・仏壇、仏具の掃除。
・供花や菓子、果物などをお供えする。
・朝晩に灯明(とうみょう)を灯しお線香をあげる。
・お墓の掃除。
・お墓参り。
・中日に夕陽を拝む。
■食べ物
精進料理や春にはぼた餅&秋にはおはぎをいただきます。
「ぼた餅」と「おはぎ」について
お彼岸と言えば「おはぎ」ですよね。地域によっては「ぼた餅」とも呼びますが、これは同じもの?同じものなんです。
漢字で書くと「お萩」と「牡丹餅」。
小豆の粒を萩の花に見立てて「お萩」、牡丹の花に見立てて「牡丹餅」と呼んだのです。ですから、厳密に言うと春は「ぼた餅」、秋は「おはぎ」ということですね。
繊細な日本人の美しい日本語ですね。
小豆の赤色には災いが身に降りかからないようにするおまじないの効果があるんだそうです。
※地方によってはお団子やいなり寿司をお供えしたり、いただいたりするところもあります。