風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

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明日この世を去るにしても、今日の花に水をあげよう♪~

☆彡「天使のハッピートーク・一日一言 」幸せ探しへの誘い編

 

明日この世を去るにしても、

        今日の花に水をあげなさい。

 

「もし、明日世界が終わるとしても、私は今日もリンゴの木を植えるでしょう。」

マルチン・ルターが言った言葉といわれています。

 私(樋野興夫)はこれをもじって「もし、あすこの世を去るにしても、今日の花に水をあげなさい。」という言葉を患者さんにお贈りしています。

 

 もし明日死んでしまうとしたら、あなたは何をしますか?

 どうせ明日までの命と刹那的な気持ちになって、好きな者を好きなだけ食べたり、好きなことを思う存分やったりと享楽におぼれますか?

 部屋に閉じこもり、恐怖におびえ、わが身の運命を嘆き悲しみますか?

 それともひたすら天に祈って過ごしますか?

 

 マルチン・ルターは「リンゴの木を植える」といっています。

 私は「花に水を上げなさい。」とお伝えしています。

 

 「リンゴの木を植える」「花に水を上げる」・・・。

 

 そこには「一人ひとりに与えられた義務を果たす」という意味もありますが、もっと大事なメッセージがこめられています。

 

なんだと思いますか?

 

 それは「自分以外のものに関心を持つこと」です。

 

 マルチン・ルターは「リンゴの木」に、私は「花」という単語にそれを託しています。

 

 役割や使命は、自分のことばかり考えている内はなかなか見つかりません。

 むしろ自分以外のものに関心を持つと、自分のするべきことが見えて来るものです。

 

 内村鑑三は「後世への最大遺物」でこう記しています。

「後世へ遺すべき物はお金、事業、思想もあるが、多くのものがそれを持ち合わせていない。だからといって何も残せないかというと決してそんなことはない。誰にでも残せる最大の遺物がある。それが勇ましい高尚なる生涯だ。善のために戦う真面目な生涯そのものが最も価値のあるものなのだ。」

 「私が、私が」という人生よりも、自分以外のものにしむまで関心をもって生きる。

それこそが内村鑑三の言う「高尚なる生涯」ではないでしょうか?

 

 

 自分では「希望のない状況」であると思ったとしても「人生からは期待されている存在」であると実感する深い学びの時が与えられています。

 

 苦しい時こそ、その人らしい、「花に水をやる」という行動自体に希望があり、それは残された人々に感動を与え、贈り物になるのです。

 

 私もいずれあの世へ旅立ちますが、それまで自分なりの「花に水をやる」ことを日々、探りながら生きております。

 

☆彡今日の一言
①自分以外のものに関心を持とう

②花に感謝しよう。(今まで美しく咲いて、癒してくれてありがとう)

 

Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす♪~。


以上は樋野興夫著「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」より一部抜粋&加筆


★樋野興夫
樋野 興夫(ひの おきお、1954年 - )は日本の医師。医学博士。順天堂大学医学部、病理・腫瘍学教授。一般社団法人がん哲学外来理事長。

経歴
島根県生まれ。アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、フォックスチェイスがんセンター、癌研究会・癌研究所実験病理部部長。2008年、「がん哲学外来」を開設。癌で不安を抱えた患者と家族を、対話を通して支援する個人面談を続けている。
受賞
日本癌学会奨励賞
高松宮妃癌研究基金学術賞

著書
『がん哲学外来の話 殺到した患者と家族が笑顔を取り戻す』小学館、2008年
『がん哲学外来入門』毎日新聞社、2009年
『末期がん、その不安と怖れがなくなる日―がん哲学外来から見えてきたもの』主婦の友社、2010年
『がん哲学』EDITEX、2011年
『いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋』小学館、2014年
『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』幻冬舎、2015年
『こころにみことばの処方箋 世界に広がる「がん哲学」』いのちのことば社、2015年
『見上げれば、必ずどこかに青空が』ビジネス社、2015年
『あなたはそこにいるだけで価値ある存在』KADOKAWA、2016年
『がんに効く心の処方箋 一問一答 ―悩みがスッキリ軽くなる―』廣済堂出版、2016年
『病気は人生の夏休み がん患者を勇気づける80の言葉』幻冬舎、2016年
『がん哲学外来へようこそ』新潮社、2016年
『「今日」という日の花を摘む』実業之日本社、2016年
『がん哲学外来で処方箋を: カフェと出会った24人』日本基督教団出版局、2016年
『がんばりすぎない、悲しみすぎない。「がん患者の家族」のための言葉の処方箋』講談社、2017年
『いい人生は、最期の5年で決まる』SBクリエイティブ、2017年
『苦しみを癒す「無頓着」のすすめ』ブックマン社、2017年
『大切な人ががんになったとき…生きる力を引き出す寄り添い方』青春出版社、2018年
『われ21世紀の新渡戸とならん―新訂版―』イーグレープ、2018年

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