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大阪なおみがテニス四大大会連勝(全米&全豪)、世界ランキング一位に、弾丸サーブ、適応能力、飽くなき向上心が勝因!

<テニス:全豪オープン>◇26日◇メルボルンメルボルンパーク◇女子シングルス決勝◇優勝賞金410万豪ドル(約3億3000万円)


オーストラリアで開かれているテニスの四大大会、全豪オープンは女子シングルスの決勝が1月26日に行われ、世界ランキング4位で、第4シードの大坂なおみ日清食品)が、同6位で第8シードのペトラ・クビトバチェコ)と対戦、大坂なおみ選手がチェコの選手にセットカウント2対1で勝って初優勝を果たしました。大坂選手は、大会後の世界ランキングで、男女を通じてシングルスでアジア初の1位になることが確定しました。

 

 

◆試合経過
①第1セットは7―6で大坂選手先取。クビトバは今大会初めて、セットを失った。

 

②大坂は5―7で第2セットを落とした。
第9ゲームで40-0という3度のチャンピオンシップポイントがありながら、ブレークできず、ファイナルセットに持ち込まれた。

 

③勝負の第3セットは先に大坂が主導権を奪った。第3ゲームで先にサービスブレークに成功するなど3ゲームを連取した。5―4で迎えた第10ゲーム、大坂の強いサーブをクビトバが返球できず、熱戦を制した。

 

★2019年全豪オープン 大阪なおみ 試合結果

ラウンド

勝敗

対戦相手

ランク

スコア

1回戦

WIN

マグダ・リネッテ(ポーランド

80

6-4 6-2

2回戦

WIN

タマラ・ジダンセク(スロベニア

78

6-2 6-4

3回戦

WIN

シェイ・スーウェイ(台湾)

27

5-7 6-4 6-1

4回戦

WIN

アナスタシア・セバストワ(ラトビア

12

4-6 6-3 6-4

準々決勝

WIN

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ

7

6-4 6-1

準決勝

WIN

カロリーナ・プリスコバ(チェコ

8

6-2 4-6 6-4

決勝

WIN

ペトラ・クビトバチェコ

6

7-6 5-7 6-4

 

「四大大会の連勝は2014年から15年にかけて4連勝した元世界女王、セリーナ・ウィリアムズ選手以来です。ニュースターの誕生!」

 

☆彡大阪なおみの勝因

◆超弾丸サーブ
200キロというとんでもない高速サーブ(男子並み)を打つんです。なんと錦織圭選手くらい速い球なんです。男性プレーヤーと同等のサーブだなんて、その速さの凄さが伝わります。

さらにラケット(特殊ストリング・ガット)が早さを増している。

特徴
・圧倒的なファーストサーブとフォアハンド
・最近進化が著しいバックハンドのバリエーション
・強化されてきたフットワーク(以前は足腰が弱かった)

 

臨機応変な対応と順応性
相手によって立ち位置を柔軟に変化させている。サーブリターンの精度を上げてきた。


◆強い精神力&飽くなき向上心(日本人的完全主義者)

今回も見せたように第2セットで勝負を決めるチャンスがあったのに取れなかった。このセットを5-7で奪われました。
直後、涙さえ浮かべ、トイレタイムを自ら申し出て気持ちを切り替えられた。

日本人的粘りと頑張りが素晴らしい。

この精神力は過去には見られなかったものである。
サーシャバイルコーチのアドバイスや父親の教えが生きている。

◆ダイエット

年間10キロのダイエットに成功。動きをもっと俊敏にするため3キロ+7キロ=10kgに取り組み、成功。筋肉質になり、体力を落とさず、動きが格段に良くなった。

試合後食べたい物を聞かれ「抹茶アイスが食べたい」、「カツ丼。随分、長い間食べてないんです。昨年の11月でしょうか。(ダイエットも強さの秘訣)

 

 

 

☆彡大坂 なおみのプロフィール
大坂 なおみ(おおさか なおみ、英: Naomi Osaka、1997年10月16日 - )は、大阪府大阪市中央区出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス1位。これまでにWTAツアーでシングルス3勝を挙げている。身長180cm。体重69kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
好きな食べ物はうなぎ、焼き肉、すしで、漫画の「ワンパンマン」にハマっているそう。そしてセリーナ・ウィリアムズに憧れている大坂なおみ選手。しかし日本ではすでに和製セリーナ・ウイリアムと呼ばれ親しまれています。

日米二重国籍であるが、選手登録は日本。日清食品ホールディングス所属。マネージメントはIMG。拠点はボカラトン、エバートテニスアカデミー。姉の大坂まりもプロテニス選手。
日本人初のグランドスラムシングルス優勝者。プレミア・マンダトリー優勝者。WTAアワード年間最優秀新人賞。そして、2019年全豪オープンで元世界ランキング2位のペトラ・クビトバに勝利し、日本人初の世界ランキング1位となった。

年間最終ランキング
2012年デビュー 1028位
2013年:一時403位
2014年:一時238位
2015年:最終203位(最高143位)
2016年:最終40位(最高40位)
2017年:最終68位(最高44位)
2018年:22位 *パリバOP直後

 

◆国籍
2018年現在、法的には日米二重国籍であるが、 日本テニス協会に所属している。

ハイチ系アメリカ人と日本人の両親を持ち、アメリカ合衆国に移住したが、本人は日本、アメリカ、ハイチという3つの国を代表している事を誇りにしている。

育った環境から日本語よりも英語の方が流暢であるが、テニスの記者会見等では英語で質問された後に自らの国籍の言語での質問も受けるのが通例であるため、日本語の勉強もしている。

父親の出身地、カリブ海の島国ハイチでも偉業をたたえる声が広がっている、中南米の最貧国とあってテニス選手の人口は少ないが、ゆかりのある大坂の活躍は地元メディアが連日大きく報じ、試合も生中継している。

2020年の東京オリンピックでは日本代表として出場したいと言う大坂なおみ選手です。国籍を2つ持つ彼女は日本の法律で22歳までにアメリカと日本、どちらの国籍か選ばなければいけません。東京オリンピック大坂なおみ選手が出場してくれたら日本テニス界も盛り上がりますね!

 

◆なぜ日本テニス協会に所属しているのか?

大坂一家は米国協会に支援を申し込んだが、大して取り合ってもらえなかったという。しかし大坂が16年全豪で予選を勝ち上がり本戦で3回戦に進むと、米国協会は強烈なアプローチを仕掛けてきた。

日米争奪戦の勃発だった。米国は女子代表監督が自ら乗り出し、多額の支援を約束したと伝えられる。だが大坂の父フランソワさんは、無名の時から娘を支援し続けた日本の恩義を尊重したという。だからこそ、いまでも大坂は日本で登録し続けるのだ。


◆大阪ファミリー
大坂の専属コーチはバイン氏だが吉川氏の手腕が卓越した大坂の才能を開花させたことは間違いない。母環(たまき)さんが、日本の文化や料理を娘に伝え続けなければ、大坂自身が「私のメンタリティーは日本人に近い」と認識することもなかっただろう。吉川氏がいなければ、大坂が「日本人」として4大大会の優勝杯を掲げることがなかったのも事実だろう。

 

★サーシャ・バインコーチのプロフィール
名前:サーシャ・バイン(Sasha Bajin)サーシャ (Саша, 英語:Sasha) は、ロシアで一般的な人名。アレクサンドル(男性)またはアレクサンドラ(女性)の愛称形。
別名:アレクサンダー・バイン(Aleksandar Bajin)
生年月日:1984年10月4日
国籍:ドイツ
出身:ドイツ・ミュンヘン
大学:パームビーチステートカレッジ
利き手:右利き(ダブルハンドバックハンド)

 

・サーシャ・バインがWTAコーチ・オブ・ザ・イヤーに
女子テニス協会WTA公式サイトは10日、2018年シーズンのコーチ・オブ・ザ・イヤーを発表し、大坂なおみのコーチであるサーシャ・バイン氏が、初めてWTAコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

この賞は、コート上での成功をおさめたコーチと言うだけではなく、テニスと言うスポーツの発展の先駆けやパイオニアとなっているコーチへ与えられるもの。

 
全米オープンテニスでセリーナ・ウィリアムズを破って優勝
2018年9月8日(アメリカ時間)に開催された全米オープン・女子シングルス決勝で第20シードで出場した大坂なおみが、元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズにストレート勝ちという快挙を遂げた。