2020年5月14日は何の日?
5月14日は種痘の日、温度計の日、ゴールド・デー、けん玉の日、ホームソーイングの日、ごいしの日、マーマレードの日、等の日です。
●『種痘の日・種痘記念日』 :
1796(寛政8)年、イギリスの外科医「エドワード・ジェンナー」が初めて「種痘」の接種に成功した日です。
種痘による予防が可能となってから以後、天然痘による死亡者は劇的に減少し、1980(昭和55)年5月に「世界保健機構(WHO)」によって根絶宣言がされました。
※「天然痘」は最も恐ろしい病気の一つとされ、発症すると高熱に引き続いて全身に化膿性の発疹ができる為、運良く治った人でも皮膚に後遺症が残りました。
しかし以前から、一度天然痘に罹った人は、二度と罹らない事が知られており、また、「ジェンナー」は乳絞りの女性から、「牛痘」に罹ると「天然痘」には罹からない事を聞き、「牛痘」に罹っている乳絞りの女性「サラ・ネルメス」の手の水疱からとった膿を、近所の8才の少年「ジェームス・フィップス」の腕に「接種」したところ、10日後に発症してすぐに治癒し、その後「天然痘」を接種しても感染しない事を実験しました。
この「人体実験」の結果は「学会」には認められず、しかし「ジェンナー」は貧しい人達に無料で種痘の接種をし続け、次第にこの事実は認められる様になりました。
※ニュースと話題
今新型コロナウイルスが世界中で大流行し日本では
陽性者数 前日比 +76 総数 15,706人
死者数 前日比 +22 総数 643人
5月12日 0時時点、厚労省発表の全国数値。数字は発表日ベース。いずれもクルーズ船などの人数を含まずとなっている。ピーク時に比べると減少傾向にある。
いま日本は「新型コロナウイルス」と「経済社会」という2重の苦しみを味わっている。
こうした中で、気になるのが新型コロナウイルスの治療薬とワクチン。どのようなものが出てきているのだろうか。
厚生労働省は一部の医療機関で3つの薬の使用・研究を開始したことを明らかにしました。それは、「アビガン」「カレトラ」「レムデシビル」の3つの薬です。現時点では、最も有望な薬と期待されています。
「アビガン」は芸能人や有名人の話によると相当効果があったという。
◆それでは新型コロナウイルスのワクチンはどうなっているのだろうか。
バイオベンチャーのアンジェスは今月5日、大阪大学と共同で、DNAワクチンの製造に着手すると発表しました。具体的には体内で抗体を作り出して、ウイルスを排除するもので大量生産ができるという。アンジェスは「6カ月以内のできる限り早い時期の臨床試験開始を目指す」としています。
ほかにも、田辺三菱製薬が12日、ワクチン開発に着手すると発表しました。カナダで8月までにヒトでの臨床試験を始めるということです。
このほか、アメリカでは、マサチューセッツ州の「モデルナ」というバイオテクノロジー企業が、ワクチンの初期開発を終え、アメリカの国立アレルギー・感染症研究所に臨床試験をするためにワクチンを提出したと発表。モデルナは、中国が新型コロナウイルスのゲノム解析をして、その結果が提供されそこからわずか42日でワクチンを作ったという、まさにスピード開発となっています。
それからアメリカでは軍も開発を行っていると発表しました。アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は今月2日、メリーランド州の軍施設で、ワクチンの開発が進められていることを明らかにした。これから数ヶ月かけて結果を待つという。
世界中で懸命に新型コロナウイルスと戦っている人たちがいる。
今まで人類はその都度何とかして生き延びてきている。
皆さんに言いたい。おきばりやす♪~
●『温度計の日』 :
1724(享保9)年に「水銀温度計」を発明したドイツの物理学者「ガブリエル・ダニエル・ファーレンハイト」の誕生日に因んだ記念日です。
華氏温度単位の(°F)は彼の頭文字からとられています。
※華氏温度は、中国で「ファーレンハイト」の中国訳名として「華倫海」の字を当てた事から、「華氏」と呼ばれています。
当時、「塩化アンモニウム」を寒剤として人間が作り出せた「最低温度を0度」、「人間の平均体温を96度」とし、等分して目盛ったものです。
この目盛りによると「水が凍るのが32度」、「沸騰するのは212度」となります。
現在、主にアメリカ・カナダ・イギリスで用いられています。
その他は、日本を含む世界のほとんどでは「摂氏(せっし)・℃」が用いられています。
これは「セルシウス温度」の事で「水の凝固点を0度」、「沸点を100度」としています。
「セルシウス」も考案者「アンデルス・セルシウス」の名前で、中国語で「摂爾修」と訳された事から「摂氏」と呼ばれます。
この体系が、元来の「百分度(Centigrade・センチグレード)」単位であるため国際的に広く使われ、ヨーロッパのテレビ等では「摂氏」の事を「センチグレード」と呼んでいます。
●『ゴールド・デー』 :ゼスプリ インターナショナルジャパン株式会社が制定。
新年度、新学期など、ゴールデンルーキーとして入った新人達に期待とエールを込めて先輩から「ゴールドキウイフルーツ」を贈る日にと、ニュージーランド産を中心とする「キウイフルーツ」の輸入などを手がける会社が制定。
五月病に負けずに甘くてポリフェノールたっぷりのゴールドキウイで元気になって欲しいとの願いが込められています。
●『けん玉の日』 :
「けん玉で世界をつなぐ」を合言葉に、けん玉を国際的に普及させる事を目的に、長野県松本市の一般社団法人「グローバルけん玉ネットワーク」が制定。
日付は、現代のけん玉の原型となる「日月ボール」を広島県呉市の江草濱次氏が考案し、実用新案登録された1919(大正8)年の5月14日に因んでいます。
グローバルけん玉ネットワークでは「けん玉ワールドカップ」を開催し、けん玉のプロデュース、オンラインショップでの販売等を手がけていいます。
●『ホームソーイングの日』 :
「日本ホームソーイング振興会」が制定。
ホームソーイングとは、家庭で手作りの洋服を裁縫することです。
●『聖衆来迎練供養会式(奈良県葛城市)』 :
葛城市の「當麻寺」で、毎年この日に挙行される法会です。
奈良の年中行事としての仏教行事である為、単に「練供養会式」や「練供養」と多く呼ばれ、地元では「當麻のお練り」と呼ばれています。
この日は、「中将姫」の命日とされ、中将姫は當麻曼陀羅を織り上げた後、29歳で生身のまま極楽浄土へ往生したとされ、その様相を現したものが練供養です。
当日は長い掛け橋が渡され、二十五菩薩に扮した人達が、娑婆堂に進み中将姫を蓮台に乗せて極楽浄土へ導く、来迎引接のさまを演劇的にあらわした古い宗教行事です。
●『ごいしの日』
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日本で唯一のはまぐり碁石の産地である宮崎県日向市で、はまぐり碁石の製造販売などを手がけるミツイシ株式会社が制定。同市と那智黒碁石の産地の三重県熊野市のパートナーシップ協定の締結、ミツイシ株式会社の創業百周年などを記念したもので、碁石・囲碁文化の発展と普及、技術の継承が目的。日付は5と14で「碁(5)石(14)」と読む語呂合わせから。
●マーマレードの日
愛媛県八幡浜市に事務局を置く「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会実行委員会」が制定。イギリスで2006年から開催されている世界最大級のマーマレードの祭典「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」の第1回日本大会が2019年5月12日に開幕したことを記念して、オレンジデーの4月14日の一ヶ月後の5月14日を記念日としたもの。柑橘の皮を使用しているのがマーマレードと呼ばれることから、日本最大の柑橘類の産地である愛媛県からマーマレードの美味しさや魅力を発信するのが目的。
☆彡毎月14日・15日は、
●『ひよ子の日』 :
「ひ(1)よ(4)こ(5)」の日。
福岡県のひよ子本舗が「ひよ子」まんじゅうのPRの為に制定。
現在では東京のお土産として有名ですが、元々は福岡県飯塚市のお菓子でした。
東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に首都圏に進出し、1985(昭和60)年の東北新幹線上野駅乗り入れの時から東北への土産物として売行きが伸び始めました。
☆彡5月14日の『誕生花』:
アイリス 花言葉は使命、伝令
オダマキ(苧環) 花言葉は勝利の誓い
ペチュニア 花言葉は心がなごむ、あなたの想いを届けます
ワスレナグサ(勿忘草) 花言葉は私を忘れないで、真実の愛
バラ(薔薇) 花言葉は愛、無邪気、爽やか、幸福、美
シャクヤク(芍薬)・Chinese Peony 花言葉は「羞じらい・はにかみ」
シラン(紫蘭)・Bletilla Striata 花言葉は「不吉な予感・楽しい語らい」
デルフィニウム・Delphinium 花言葉は「清明・慈悲」です。
☆彡5月14日誕生石は「ブルー・グリーン・ジルコン」 石言葉:去り行く苦しみ
☆彡5月の誕生石は「エメラルド/ひすい」
◆エメラルドの石言葉:○宇宙的な叡智○恋愛成就○幸せな結婚○無条件の愛
◆ひすいの石言葉:
安定…物事が落ち着いていて、激しい変動がないこと
知恵…物事の道理を判断し処理していく心の動き
長寿…寿命が長いこと
幸福…満ち足りている事。不平不満がないこと
「何かを光らせるには、光るまで磨くだけでいい。」
★斎藤茂吉のプロフィール
斎藤 茂吉(さいとう もきち、1882年(明治15年)5月14日 - 1953年(昭和28年)2月25日)は、日本の歌人、精神科医。伊藤左千夫門下であり、大正から昭和前期にかけてのアララギの中心人物。精神科医としては青山脳病院(現在の都立梅ヶ丘病院や斉藤病院)の院長を務めた。長女は百合子、次女は晶子。長男は精神科医で随筆家の「モタさん」こと斎藤茂太、次男は精神科医・随筆家・小説家の「どくとるマンボウ」こと北杜夫で、随筆家の斎藤由香はこの北杜夫の娘にあたる。
誕生1882年(明治15年)5月14日 日本 山形県南村山郡金瓶村 (現・山形県上山市)
死没 1953年2月25日(70歳没) 日本 東京都新宿区大京町
墓地 青山霊園
職業 歌人、随想家、精神科医
国籍 日本
教育 医学博士
最終学歴 東京帝国大学医科大学卒業
活動期間 1908-1953
ジャンル 短歌 随筆
文学活動 アララギ派 実相観入
代表作 『赤光』(1913年)
主な受賞歴 学士院賞『柿本人麿』(1940年)読売文学賞詩歌賞『ともしび』(1949年)
文化勲章(1951年)文化功労者(1952年)
子供 斎藤茂太(長男)北杜夫(次男)
親族 斎藤紀一 (養父) 斎藤由香 (孫)
以上はナイツ社編 「365日名言の旅」より一部抜粋&加筆
☆彡5月の主な行事・暦・祭り(2020年・令和2年)
1日(金)八十八夜
2日(土)春土用の間日
3日(日・祝)憲法記念日 春土用の間日
4日(月・祝)みどりの日 春の土用明け
6日(水)振替休日
10日(日)母の日
☆彡5月の他の別名
菖蒲月(あやめづき)薫風(くんぷう)早月(さつき)橘月(たちばなづき)
雨月(うげつ)稲苗月(いななえづき)早苗月(さなえづき)
☆彡ことばの歳時記「風媒花」(ふうばいか)
✱認め合う生き方
あらゆる植物の花を総括すれば、虫媒花、鳥媒花、風媒花、の三種です。
虫媒花と鳥媒花は美しい花を咲かせたり、よい香りを振りまいたり、甘い蜜や、おいしい実をつけたりしますが風媒花はそんなことはしません。
地味で目立たない花をつけ、ひたすら風が吹くのを待ちます。
その代わり花粉はさらさらして、飛びやすく、量が多いのが特徴です。
今では花粉症の原因となって、どちらかというと人間の嫌われ者になってしまいました。
世の中では、悪気がなくても、お互いの生き方の違いによってぶつかることがあります。
でもね~、そこから憎しみを育てないように気をつけないと悲しい波紋が広がっていくものです。
★「風媒花」(ふうばいか)とは
風の媒介で受粉する花。
一般に花弁は発達せず花色などは鮮かではなく美しくない。イネ科・カヤツリグサ科・マツ科・イチョウ科などの花。
裸子植物のほとんどすべては風媒花である。キク科の花粉は外部に複雑な突起があり、イネ科の雌しべの柱頭は羽毛状になるなど、風媒花は受粉に適した構造をもっている。
花粉は粘性がないが多数つくられ、小形で軽く飛散しやすい。このため数百メートル以上離れた雌しべに受粉することができるといわれる。大量に生産される花粉は、ジェット気流に乗ったりしてかなり広範囲に移動すると言われている。
山下景子著「美人の日本語」より一部抜粋&加筆
ごきげんよう♪~